生活保護世帯の母子加算の減額は憲法違反だとして、北海道の9人の母親が21日提訴、15歳以下の母子加算をめぐっての提訴は全国で初めて。
札幌や小樽に住む母親9人が21日、生活保護を受けている世帯のうち、ひとり親の世帯に上乗せされて支給される母子加算の減額は「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する憲法25条に違反すると、減額の撤回を求めて札幌市など地元の自治体を訴えた。
提訴した母親たちはインタビューの中で、「(母子加算が)廃止になったら、(娘の)習字をあきらめなければいけない状況になります」、「子どもは高校に行かず、働くとまで言ってくれて・・・」「食べ盛りになったら、大変になってくるかもしれない」などと理由を述べていたが、その内容は本当に生活保護が必要なないようなのかどうかという疑問がある。
まず娘の習字を諦めなければというが、「健康で文化的な最低限度の生活」の許容範囲は義務教育のことを指していると思われ、趣味としての習い事まで含める内容ではないと考える。
この意見がまかり通るのであれば、普通に働いていても子供を塾に通わせる費用を捻出できない家庭にも、憲法の名の下に費用を全額国や地方が負担しなければならないことになるし、なにより塾は学校での教育の補助や応用といった効果を期待できるが、習字はあくまで趣味や娯楽の範囲を超えるものではなく、最低限の生活を逸脱している。
子供が高校へ行かずに働くと言っている母親は、現実に働きながら定時制の高校に通う学生がいたり、かつて大検と呼ばれていた現在の高等学校卒業程度認定試験(高認)に合格することで大学への道が開けること知らないのであろうか。
働きながら高校に通うという選択肢は常に用意されているのに、そこをあえて無視して憲法にすがっても、最低限度の生活の範囲から外れているだろうし、働いて高校に通う事が可能ならばそこに母子加算は必要ではなかろう。
食べ盛りになったら大変と述べた母親は現在4歳の娘と暮らしていて、インタビューでは「この日の夕食、おかずは冷凍食品のグラタン1個だけ」と発言していたが、最低限の生活で冷凍食品というのも違和感があるし、画面には味噌汁も映っていたし、新しいファンヒーターや服も随分と並んでおり、発言に切実さが微塵も感じられない。
「この日の夕食は」たまたま質素だったが、普段はたっぷりおかずが並んでいるのではないかと疑いたくなるほど、この母親は血色も良く随分肥えていたのも気になる。
とにかくこの提訴した母親たちは、最低限の生活というものを、たっぷり支給される生活保護のせいで随分と見失っているのではないかと感じられて仕方ない。
札幌や小樽に住む母親9人が21日、生活保護を受けている世帯のうち、ひとり親の世帯に上乗せされて支給される母子加算の減額は「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する憲法25条に違反すると、減額の撤回を求めて札幌市など地元の自治体を訴えた。
提訴した母親たちはインタビューの中で、「(母子加算が)廃止になったら、(娘の)習字をあきらめなければいけない状況になります」、「子どもは高校に行かず、働くとまで言ってくれて・・・」「食べ盛りになったら、大変になってくるかもしれない」などと理由を述べていたが、その内容は本当に生活保護が必要なないようなのかどうかという疑問がある。
まず娘の習字を諦めなければというが、「健康で文化的な最低限度の生活」の許容範囲は義務教育のことを指していると思われ、趣味としての習い事まで含める内容ではないと考える。
この意見がまかり通るのであれば、普通に働いていても子供を塾に通わせる費用を捻出できない家庭にも、憲法の名の下に費用を全額国や地方が負担しなければならないことになるし、なにより塾は学校での教育の補助や応用といった効果を期待できるが、習字はあくまで趣味や娯楽の範囲を超えるものではなく、最低限の生活を逸脱している。
子供が高校へ行かずに働くと言っている母親は、現実に働きながら定時制の高校に通う学生がいたり、かつて大検と呼ばれていた現在の高等学校卒業程度認定試験(高認)に合格することで大学への道が開けること知らないのであろうか。
働きながら高校に通うという選択肢は常に用意されているのに、そこをあえて無視して憲法にすがっても、最低限度の生活の範囲から外れているだろうし、働いて高校に通う事が可能ならばそこに母子加算は必要ではなかろう。
食べ盛りになったら大変と述べた母親は現在4歳の娘と暮らしていて、インタビューでは「この日の夕食、おかずは冷凍食品のグラタン1個だけ」と発言していたが、最低限の生活で冷凍食品というのも違和感があるし、画面には味噌汁も映っていたし、新しいファンヒーターや服も随分と並んでおり、発言に切実さが微塵も感じられない。
「この日の夕食は」たまたま質素だったが、普段はたっぷりおかずが並んでいるのではないかと疑いたくなるほど、この母親は血色も良く随分肥えていたのも気になる。
とにかくこの提訴した母親たちは、最低限の生活というものを、たっぷり支給される生活保護のせいで随分と見失っているのではないかと感じられて仕方ない。
