昨日の衆議院総選挙で、民主党が大敗して3年3ヶ月ぶりの自民党政権が誕生した。
報道や自民党の発言などを見る限り、今回の自民党大勝は、自民党の支持が高かったというよりは、民主党政権に対する国民の嫌気が自民党への票の流れにつながったという見方が妥当であるというように思える。
掲げたマニフェストはろくに実行せず、というより実行しようとしても実現しなかったというのが現実的な見方だと思うが、それ以上にマニフェストにないことに邁進して政権運営に対して国民からノーを突きつけられたのが今回の惨敗に繋がったというのが個人的見解なのだが、不思議なことにマスコミはこの3年3ヶ月の間民主党がやってきたことに対しての結果ではなく、例えば朝日新聞は「第三極の日本維新の会、みんな、日本未来の各党が同一選挙区で競合し、民主党とともに「共倒れ」するケースが相次いだ。第三極の候補が多い選挙区ほど、自民党の候補が「漁夫の利」を得て当選するケースが増え、大量の議席につながった。 」などという見方を示した。
本当に民主党政権が国民の目から見ても問題のない政権運営を行っていれば、民主党の候補者が票を集めた上で自民党や第三極の政党がそれぞれ競合して票の奪い合いをして共倒れになっていたはずである。
それなのに民主党が共倒れをする側になったのは、民主党に対する国民の嫌気が原因であるというようにしか思えないのだが、マスコミにはどうもそういう考えはないらしい。
自民党はマニフェストに「憲法改正により自衛隊を国防軍として位置づけます」と明記しているが、もしも民主党野田代表のいうような「あえて(自衛隊の)名前を変えて憲法改正して位置付ける意義がよくわからない。大陸間弾道ミサイルを飛ばす組織にするのか」という考えに国民が賛同していれば、ここまでの票の伸びはなかったように思えるが、それはすなわち中国韓国との領土問題や北朝鮮のミサイル問題に対して国家国民の安全を求めた結果ではないかと推測する。
よく左翼連中が「日本が軍を持てば戦争が起きる」という諭旨の発言をするが、軍を持つことと戦争を行うことはまったく別のことであり、世界中の軍を持つ国家(世界のほぼすべての国家)が戦争を進んで行わない現状を見ても、日本だけが軍を持てばすぐ戦争を起こすなどという考えは荒唐無稽なものであるといわざるを得ない。
私などから見れば、国家が軍を持つのは自国を守る意思を政府が示す以外の何者でもなく、逆に軍を嫌忌する政府など、国家国民を守る意思を放棄しているとしか思えないのである。
今回自民党は「日本を、取り戻す」という言葉を前面に押し出して選挙を戦った。そして大勝したのは、国民が民主党政権で日本の何かが「失われた」と感じていたせいではないだろうか。結果として「失わせた」側の民主党は支持されなかった、それこそが国民の潜在的な意識であるというように思える。
なんにせよ、首班指名されるであろう安部首相には、民主党政権で「失われた」さまざまなものを取り戻してもらいたいと痛切に期待するものである。

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報道や自民党の発言などを見る限り、今回の自民党大勝は、自民党の支持が高かったというよりは、民主党政権に対する国民の嫌気が自民党への票の流れにつながったという見方が妥当であるというように思える。
掲げたマニフェストはろくに実行せず、というより実行しようとしても実現しなかったというのが現実的な見方だと思うが、それ以上にマニフェストにないことに邁進して政権運営に対して国民からノーを突きつけられたのが今回の惨敗に繋がったというのが個人的見解なのだが、不思議なことにマスコミはこの3年3ヶ月の間民主党がやってきたことに対しての結果ではなく、例えば朝日新聞は「第三極の日本維新の会、みんな、日本未来の各党が同一選挙区で競合し、民主党とともに「共倒れ」するケースが相次いだ。第三極の候補が多い選挙区ほど、自民党の候補が「漁夫の利」を得て当選するケースが増え、大量の議席につながった。 」などという見方を示した。
本当に民主党政権が国民の目から見ても問題のない政権運営を行っていれば、民主党の候補者が票を集めた上で自民党や第三極の政党がそれぞれ競合して票の奪い合いをして共倒れになっていたはずである。
それなのに民主党が共倒れをする側になったのは、民主党に対する国民の嫌気が原因であるというようにしか思えないのだが、マスコミにはどうもそういう考えはないらしい。
自民党はマニフェストに「憲法改正により自衛隊を国防軍として位置づけます」と明記しているが、もしも民主党野田代表のいうような「あえて(自衛隊の)名前を変えて憲法改正して位置付ける意義がよくわからない。大陸間弾道ミサイルを飛ばす組織にするのか」という考えに国民が賛同していれば、ここまでの票の伸びはなかったように思えるが、それはすなわち中国韓国との領土問題や北朝鮮のミサイル問題に対して国家国民の安全を求めた結果ではないかと推測する。
よく左翼連中が「日本が軍を持てば戦争が起きる」という諭旨の発言をするが、軍を持つことと戦争を行うことはまったく別のことであり、世界中の軍を持つ国家(世界のほぼすべての国家)が戦争を進んで行わない現状を見ても、日本だけが軍を持てばすぐ戦争を起こすなどという考えは荒唐無稽なものであるといわざるを得ない。
私などから見れば、国家が軍を持つのは自国を守る意思を政府が示す以外の何者でもなく、逆に軍を嫌忌する政府など、国家国民を守る意思を放棄しているとしか思えないのである。
今回自民党は「日本を、取り戻す」という言葉を前面に押し出して選挙を戦った。そして大勝したのは、国民が民主党政権で日本の何かが「失われた」と感じていたせいではないだろうか。結果として「失わせた」側の民主党は支持されなかった、それこそが国民の潜在的な意識であるというように思える。
なんにせよ、首班指名されるであろう安部首相には、民主党政権で「失われた」さまざまなものを取り戻してもらいたいと痛切に期待するものである。

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