山に癒されて…♪

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自己世界の超ロ~ング日記です
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山奥の一本の山桜…曼荼羅桜

2018年04月14日 | 山登り 近畿 金剛山 岩湧山
2018年4月8日(日)☁/雪一時吹雪 岩湧山


初夏を思わせた日の週末は
冬に逆戻りのような寒さを感じます

そんな中 久々に
お花見にでも洒落込む事にしました

今回は 御年13歳になる お爺さんワンコも
連れて行く事にします


元気なお爺さんワンコのビビ
久々の外出にテンション急上昇

だ…大丈夫…このテンション…

人が本当に少ない事を願いつつ 
岩湧山の登山口へと向かいます




 第6駐車場
 閑散とした駐車場





それにしても…空気が冷たく 寒い
天気も然程よくはなく 雲の多い空がちょっと憂鬱…

そんな気持ちを知らぬ顔で
浮かれ調子で浮きだっているのは ビビのみ…




 駐車場奥から入山
 植林の道をただ歩く



準備をして 出かけながら周囲に気を配るわたし
駐車場には我が家の車しかなく
まだ誰も登ってくる気配はありません

これならば、ちょっとは
自由に歩かせて上げることができるかも…




 ヤマルリソウ
  
 林道




…と言っても
半径1メートル以内から離れる事のないビビ
反対に足に絡むほど くっ付くので 
足を取られないように歩く方が難しい…

ハイキング程度のお山であると
高を括って出発したものの
目的の曼荼羅桜に到達するまでに
緊張もする事態になるとは
この時は想像すらして居ませんでした…




 曼荼羅尾根の取り付き付近


この辺りから 
対岸へ渉る入口があるはず…と探すチチ

茫々となった川淵は 降り口どころか
拒絶しているようにも思えます


対岸の山腹に踏み跡らしきものを発見
さて… 何処から降りましょうか…


分かりにくい取付き点
古い標布も探さねば分からず
見つかっても 降りるには躊躇したくなるほど
草木が踏み跡を隠すように蔓延っています


取敢えず降りやすい所を探して
下って渡渉する事にします

その間 ビビは座って待機です




 まだですか…
 ここから…渉るの…?
 振り返って…ふ~っ



渉った後 対岸の林道を見てみますが
以前架かっていたというの跡形はなく
その残骸すら確認できませんでした


道は出来ました!

安全を確認してから

ビビ いいよ~来い!

はいは~い♪

苦労して渉った所を 四駆動のビビは 
何事も無い様に渉っていきます

羨ましい…



 標布を確認!



標布をみて ここで間違っていなかったと確認します

さぁ~ 先を急ぎましょう♪




 アオキの蕾
 堤防から左の急斜面に取付く


がんばって~
 気持ちいいね~

 古道


四駆動ビビは元気でも
意外に急な道が続き ヘタコの私はゼイゼイ

ビビは昔取った杵柄でしょうか
長年隠居していたにも関わらず
記憶のどこかに残っているのでしょうか
それとも体がそう覚えているのでしょうか
久々の山歩きですが 
勘を取り戻したように付いて歩きます

はぁ~ 本当に羨ましい…



 シハイスミレ
 シダの藪




そして 決して1メートル範囲からは離れません

どちらかというと 傍から離れず
脚測歩行をして歩きます

ですが…これが山歩きの中では 
災いする事があり神経を使う所でもあります

緩やかな広い道ではなんの問題もないのですが…


 ミツバツツジ


春なのね…
ミツバツツジが抱き始めることに
季節の移り変わりの速さを感じます

ですが…

ミツバツツジのピンクが
まだ冬色を残す樹林帯のなかで目立ち
春本番を迎えようとしている事を実感している時…

上から舞い落ちる白い花びら…?



おい!これは…


チチの声に上を向くと


わぁ~ 花吹雪…?


違うよ! とチチの声…その時



冷たい!


頬に当たる花びらは冷たく
地面に落ちた花びらは 消えていきます


えっ!






季節外れの雪が 樹間の向こうで吹雪いています…


なんとまぁ…


暫し 呆然と見上げます…


樹林帯のお陰で 直接
吹雪に当たる事は避けられましたが
寒いはずです…


この冷たい風に納得しながら 
歩を進めていきます



 古道が腐葉土に埋もれて…
 
 踏み跡が薄くなってくる急斜面



急斜面の細道では 
くっ付いては慣れないビビがちょっと邪魔…

指示がなければ 本人は
どうしても離れないように歩くのだけど
危険が伴ってくる感じ


 くっ付いて歩くビビ…



ちょっと待て!

ビビに指示を出します そして

安全な所で待たせる事を繰り返します




 待つ ビビ
 先に道を確認しながら登るチチ




こんな 急斜面では チチと私の間にビビを置き
距離を図りながら足場を確認して登ります

しかし…

な斜面に積もった腐葉土は 
足場を隠し 緩くなっている所も…


そして…
久々の山だったためでしょうか…


えっ!



始めてみました…
腐葉土になった落ち葉と共に
絡まるように斜面を転がるビビ


あぁ…!


助けに行かなければ…っと



ぎょっ!



数メートルほど滑落したビビは 体勢を整えると同時に
急斜面を怒涛のように登り返してきます


そして何事もなかったかの様に 
私とチチの間を 距離を保ちながら歩きだします




 ミヤマツルシキミ



ホッとした時に目に留まる白い花
思わず話しかけてしまう私…



びっくりしたね

びっくりしたわ
 どうなるかと思った…


大丈夫だった様ね



白い花もまた 何事もなかったかの様に
その美しい姿で見送ってくれます





 目的のところは近いぞ…
 ユキザサの群生
 花はまだ蕾
 地面に花が…あっ!



見上げると…

青い空と山桜の花が…


一本の山桜の古木…
花を咲かせた姿が目の前に…


間に合いました…


昨日の嵐を物語るように
花は散るのではなく 落ちていますが…

それでも耐えたお花が
空一面にひろがって咲いておりました




 曼荼羅桜


桜の木の周りには
蕾のユキザサが敷き詰められたように…

樹林帯の中の一角だけ…他の場所と雰囲気が違うよう…
花をつけた曼荼羅桜を一度見てみたいと思っていましたが
願いが叶いました

きつい山道を登って来た甲斐がありました


暫し 桜の木の下で
花見を致しましょう♪






嬉しそうにビビも桜の根元で一休み…



ねぇビビ…
 これが曼荼羅桜なのよ

存在感がすごいね
見事に花を咲かせて 天を仰ぎ…
存在感は半端ないのに 静寂な面持ちで…
どれほどの年月をここで過ごしているのでしょうね…

お互い 歳を重ねても この老木の如く
 凛とした存在感を持っていたいね…





 





静かな時間が流れていきます

雪の姿も消えて 
青空が顔を出して
小さな星のような曼荼羅桜の花が
頭上で小さく揺れていました
 

汗が引いた頃 再び腰を上げて 
岩湧山へと向かいます





つづく



ご訪問有難うございます

仕事に追われ なかなか更新が出来ず
これこそ季節外れの記録になりそうですが
続きも お付き合頂けたらと思います





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4 コメント

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楽しそう (hide-san)
2018-04-15 10:36:33
ボクは山登りはしませんが、旧中山道を歩いた折、
和田峠(確か標高1920m)が山らしいものでした。

写真を見ていると、腐葉土の上を歩いているようで、
ハラハラしながら最後まで読みました。

ありがとうございました。
返信する
hide-san様 (nanekobi5963)
2018-04-16 07:59:31
おはようございます

歴史ある中山道を歩かれたことがあるのですね
よくわからない私ですが
確か古峠…も?

腐葉土の斜面は本当にわかりにくいですが
久々にワンコと楽しんできました
こちらこそ ご訪問頂けて嬉しく思います

コメントも有難うございます♪
返信する
こんにちは (バボ)
2018-04-17 14:22:32
ビビちゃんが加わって更に楽しい山行になってますね‼(^^)/
いや~ビビちゃんお利口さんですね~
桜も間に合って良かったですね~
雪と桜を一度に楽しめるって、もってますね‼ヽ(^o^)丿
返信する
バボ様 (nanekobi5963)
2018-04-17 23:32:39
こんばんは♪
コメントをありがとうございます

久々のわんことの山歩き
ひやひやしながらも 貸し切り状態で
わんこともども楽しませてもらえました♪

出来の悪い子だけが残ったとはいえなくなりました…(笑)
訓練を入れていましたが  覚えてくれているものですね♪
お利口さんなんて きっとビビは喜びます♪
有難うございます♪
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