坊ガツルのテン場からの続きです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/0a/70a112f3a687ab85791e4eac55d805a1.jpg)
雨脚は一向に変わらず強く降ります
先の見通しも悪いまま
まずは法華院温泉の方へと進みます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/67/815fae1df0de06023ae380215c50a72e.jpg)
脚下照顧
法華院温泉山荘の入り口では 石の靴がお出迎えです
これを持ちあげられれば成就する?
いえいえ…これ以上お腰を痛めたら何にもなりません
静かに両手を合わせて祈るばかりです
安全登山祈願を…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/62/69a85a8aced0a89bc69918fc164f3347.jpg)
法華院温泉山荘
いつもなら、登山客で賑わう法華院温泉の入り口付近は
静かな装いで 雨の音だけが響きます
窓越しに見える休憩所の中は、混雑しているようですが
さすがに、外に出て休憩をされている方はおられません
その前を通り過ぎていきます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/ee/df4f2e4338347ba5e5ea24b19610b07a.jpg)
法華院温泉の裏の道に
新たに登山道が整備され、階段がきれいになっています
堰に沿って急な登りの道が歩きやすくなっています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/dc/af33862a8364635a3574bb786702b3cb.jpg)
道は山道へとなり
岩のごろつく道を滑らないように登って行きます
やはりガスは付きまとい
前方の視界は遮られたままです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/b7/10bdb1f30326131433873b6c93a3f855.jpg)
久住山名物といっても過言ではないのではないでしょうか…
この黄色い印…
これでもかと付けられて 道案内をしてくださいます
この道標すら見失うほど
濃いガスに覆われやすい所でもあります
今回は、ガスってはいますが
まだ道の確認ができる範囲で、不安はありません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/26/a808187a5408597f67fdef093602ae7d.jpg)
北千里入り口
さて急な岩のごろつく道を過ぎると
北千里に出ます
ガスはまるでカーテンを引いたように
行くてを阻んでいるようです
この先の様子すら見えず
折角の硫黄山の噴煙も見る事はできません
方向を確認しながら久住分れを目指して進みます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/e5/d71502e17446ba858c565fadcb91d47a.jpg)
北千里
ガスが不気味に動き 浮かび上がる山の影…
見えたり隠れたりしながら、北千里の様相を見せ始めます
その現れ方が幻想的で、雨が降っている事も忘れるほど
引き込まれていきます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/5d/fbb6f2cb9e7451747ebf74354ee452c9.jpg)
久住分れへの登りです
右方向にある硫黄山の噴煙は見えません
匂いすら微かで 硫黄山がある事すら気付かないほどです
名物のあの黄色のペンキが、
こちらですよ♪と 導くように上に伸びています
誘われるように
岩の道を ゆっくりと登って行きます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/f1/eaa1a560a97efbf7b4b1bbc63da4a4cf.jpg)
久住別れ
灰色のキャンバスに
ぽつりと立つ標識は目立ちます
まずは少し右寄りに下って、避難小屋に立ち寄る事にします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/bb/f139aefeb86100eaf4eac9e5ef52b4e4.jpg)
避難小屋
周りはひっそりとしていますが
避難小屋の中は熱気でムンムンしています
みなさん考える事は同じで、
雨を避けるように 中で 休憩をしていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/df/fa1a8eb71d1f0550d2cb4fd56a0d5270.jpg)
避難小屋の裏から 星生山へと向かいます
しかしこの頃には 雨風共に激しくなっており
視界もまた…一層 奪われております
まだ、行った事のない星生山…
その姿すら見る事ができません
足もとの踏み跡の道を見て歩くだけです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/7c/9128a2a9d99d0430cde06fee554a79a3.jpg)
星生崎の岩の姿がガスの中に浮かびます
あれが山頂ですか…?
あそこが山頂ですか…?
いくつものピークがあるように見える稜線
どれが山頂か わかりません…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/4a/cf928c855f9a197545d40320f5c5c25d.jpg)
風は雨とともに容赦なく叩きつけてきます
時折、体のバランスを崩す勢いで押してきます
何くそ!
負けるものか!
…っととと![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
急に風がやむかと思えば 方向を変えます
雨は眼鏡を濡らし、余計前を遮ります
地図で方向を確認しながら
岩尾根を進みますが
先が見えず よくわかりません
このまま進むかどうするか…
一番高い岩の上に立ちます
周りは見えません
微かに 先に尾根がみえますが
道は一旦下っています…
標識ないよ…?
ここが一番高い?
ここが頂上?
結局このときはここで納得して下ります
後で確認すると
この先の微かに見えた尾根道を辿って進めば
頂上があったという事がわかり
ガックリと肩を落とす事になります
しかし、この時は、素直に思っておりました
やっと星生山に 登れたわ~♪
これで九重山の1700m以上の7座 登れたのね~♪
雨の中で感覚がマヒしていたのでしょうか
安堵して、テン場まで戻って行くのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ad/25936911b01f8f7adbe2eefdc7e47ad4.jpg)
帰りは、北千里の道もガスが少し上がり 良く見えます
足どりも軽くテン場に急ぎます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/45/aeaafbbd7ca4ab838d97477ae59c0441.jpg)
猿岩
北千里の門番の様な猿岩も迎えてくれます
この時、猿岩も、勘違いをしている二人を見て
こっそり笑っていたのかもしれません…
びっしょり濡れてしまった体…
じっとしていると熱が奪われてしまいそうで
テン場に戻ると
早々にテント内にもぐりこみ
トイレに一度出たのみで
朝まで、テントから出る事はありませんでした
明日は本命…
まずは生気を養うために、夕食も早々にして
すぐに寝袋に入って寝ることにしました
星生山に登れていない事すら知らずに…
テントを叩く雨の音を聞きながら、
明日の黒岳の事を考えて深い眠りに入りました
つづく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/0a/70a112f3a687ab85791e4eac55d805a1.jpg)
雨脚は一向に変わらず強く降ります
先の見通しも悪いまま
まずは法華院温泉の方へと進みます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/67/815fae1df0de06023ae380215c50a72e.jpg)
脚下照顧
法華院温泉山荘の入り口では 石の靴がお出迎えです
これを持ちあげられれば成就する?
いえいえ…これ以上お腰を痛めたら何にもなりません
静かに両手を合わせて祈るばかりです
安全登山祈願を…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/62/69a85a8aced0a89bc69918fc164f3347.jpg)
法華院温泉山荘
いつもなら、登山客で賑わう法華院温泉の入り口付近は
静かな装いで 雨の音だけが響きます
窓越しに見える休憩所の中は、混雑しているようですが
さすがに、外に出て休憩をされている方はおられません
その前を通り過ぎていきます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/ee/df4f2e4338347ba5e5ea24b19610b07a.jpg)
法華院温泉の裏の道に
新たに登山道が整備され、階段がきれいになっています
堰に沿って急な登りの道が歩きやすくなっています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/dc/af33862a8364635a3574bb786702b3cb.jpg)
道は山道へとなり
岩のごろつく道を滑らないように登って行きます
やはりガスは付きまとい
前方の視界は遮られたままです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/b7/10bdb1f30326131433873b6c93a3f855.jpg)
久住山名物といっても過言ではないのではないでしょうか…
この黄色い印…
これでもかと付けられて 道案内をしてくださいます
この道標すら見失うほど
濃いガスに覆われやすい所でもあります
今回は、ガスってはいますが
まだ道の確認ができる範囲で、不安はありません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/26/a808187a5408597f67fdef093602ae7d.jpg)
北千里入り口
さて急な岩のごろつく道を過ぎると
北千里に出ます
ガスはまるでカーテンを引いたように
行くてを阻んでいるようです
この先の様子すら見えず
折角の硫黄山の噴煙も見る事はできません
方向を確認しながら久住分れを目指して進みます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/e5/d71502e17446ba858c565fadcb91d47a.jpg)
北千里
ガスが不気味に動き 浮かび上がる山の影…
見えたり隠れたりしながら、北千里の様相を見せ始めます
その現れ方が幻想的で、雨が降っている事も忘れるほど
引き込まれていきます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/5d/fbb6f2cb9e7451747ebf74354ee452c9.jpg)
久住分れへの登りです
右方向にある硫黄山の噴煙は見えません
匂いすら微かで 硫黄山がある事すら気付かないほどです
名物のあの黄色のペンキが、
こちらですよ♪と 導くように上に伸びています
誘われるように
岩の道を ゆっくりと登って行きます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/f1/eaa1a560a97efbf7b4b1bbc63da4a4cf.jpg)
久住別れ
灰色のキャンバスに
ぽつりと立つ標識は目立ちます
まずは少し右寄りに下って、避難小屋に立ち寄る事にします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/bb/f139aefeb86100eaf4eac9e5ef52b4e4.jpg)
避難小屋
周りはひっそりとしていますが
避難小屋の中は熱気でムンムンしています
みなさん考える事は同じで、
雨を避けるように 中で 休憩をしていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/df/fa1a8eb71d1f0550d2cb4fd56a0d5270.jpg)
避難小屋の裏から 星生山へと向かいます
しかしこの頃には 雨風共に激しくなっており
視界もまた…一層 奪われております
まだ、行った事のない星生山…
その姿すら見る事ができません
足もとの踏み跡の道を見て歩くだけです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/7c/9128a2a9d99d0430cde06fee554a79a3.jpg)
星生崎の岩の姿がガスの中に浮かびます
あれが山頂ですか…?
あそこが山頂ですか…?
いくつものピークがあるように見える稜線
どれが山頂か わかりません…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/4a/cf928c855f9a197545d40320f5c5c25d.jpg)
風は雨とともに容赦なく叩きつけてきます
時折、体のバランスを崩す勢いで押してきます
何くそ!
負けるものか!
…っととと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
急に風がやむかと思えば 方向を変えます
雨は眼鏡を濡らし、余計前を遮ります
地図で方向を確認しながら
岩尾根を進みますが
先が見えず よくわかりません
このまま進むかどうするか…
一番高い岩の上に立ちます
周りは見えません
微かに 先に尾根がみえますが
道は一旦下っています…
標識ないよ…?
ここが一番高い?
ここが頂上?
結局このときはここで納得して下ります
後で確認すると
この先の微かに見えた尾根道を辿って進めば
頂上があったという事がわかり
ガックリと肩を落とす事になります
しかし、この時は、素直に思っておりました
やっと星生山に 登れたわ~♪
これで九重山の1700m以上の7座 登れたのね~♪
雨の中で感覚がマヒしていたのでしょうか
安堵して、テン場まで戻って行くのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ad/25936911b01f8f7adbe2eefdc7e47ad4.jpg)
帰りは、北千里の道もガスが少し上がり 良く見えます
足どりも軽くテン場に急ぎます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/45/aeaafbbd7ca4ab838d97477ae59c0441.jpg)
猿岩
北千里の門番の様な猿岩も迎えてくれます
この時、猿岩も、勘違いをしている二人を見て
こっそり笑っていたのかもしれません…
びっしょり濡れてしまった体…
じっとしていると熱が奪われてしまいそうで
テン場に戻ると
早々にテント内にもぐりこみ
トイレに一度出たのみで
朝まで、テントから出る事はありませんでした
明日は本命…
まずは生気を養うために、夕食も早々にして
すぐに寝袋に入って寝ることにしました
星生山に登れていない事すら知らずに…
テントを叩く雨の音を聞きながら、
明日の黒岳の事を考えて深い眠りに入りました
つづく
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