アメリカ!編みんぐ_AMING

アメリカ/ 魅了された編み物生活

話があるの、日本の友人よりの便り

2009-12-16 14:47:35 | Weblog
11月13日の金曜日にうちのストア、ニーマンマーカスで怪我をした。右腕と両膝を思いっきり大理石の床で打撲、1月たつが出勤していない。怪我した日が魔の13日の金曜日だったことに帰属するのか、何一つとっても、労災医、会社の人事との連絡も保険会社の対応もギクシャクとしてスムーズに運ばない。
家に引きこもり症候群になると、なんでもがネガティブになってポジオーラが沸いてこない。やっぱりなあ~~あ、11月の23日の金曜日もケネディーが暗殺されたしなあと想像はたくましく広がっていく、<ほんなら、わては女ケネディーか?そんな良いものでもない!>とひとり笑ってしまう。
ふと、長年メールしていない友人のアドレスにメールを打った。まだこのアドレス存在してるのかなあ?と思いつつ。明けて翌日、彼女からの返信、なんでも<話があるの>という本を出版したので読んでみてとのこと。アマゾンでも買えるということで見つけたけど、最近の日本は外国発行の決済カードを受け付けないし、アメリカまで発送してくれない。
じゃあ、送ってあげるよとのメール。
しばし、このタイトルの前にちょっと<ちょっと>ってつけてくれたら良かったんじゃあなんて思ったけど、日ごろからひやかしや、ジョークがすきな私のような不謹慎さはこの内容にはもってのホカロンかもと思い直した。

その当時、はるかになる学生時代、彼女と2条寺町東入るのうなぎの寝床と言われる穴倉のように1日中真っ暗な下宿生活を共有したことがある。隣は志津家というパン家が在って、寺町通りの駸々堂や百万遍の駸々堂と一緒で私たちのお気に入りのパン家だった。昨年、帰国した折、2条のホテルフジタに宿を取り、晩秋の小雨交じりの中、2条通りを散策した。昔、ラリックと伊万里の皿にあこがれて、よく覗き込んでいたギャラリー田澤も存在。方丈記のうたい文句ならず、<よどみに浮かぶうたかた>とならず昔のままの佇まいに思わず、胸が熱くなった。恥ずかしさを忘れて、裏の中庭のお井戸さんの写真を撮らせてもらった。その前日は、六角堂から拾ったタクシーのおじさんの昨今の京都観光、ギャル嵐の旋風の話を聞いていたものだから、2条通りの閑散とした佇まいは私にとっては昔のままという感じで風情にひたることひとしおだった。なんでも、最近は京都観光の週刊誌が若い人のナビゲーターで、一度紹介されようものなら、そこを目指して怒涛のような観光ギャルがおしかけるそうな。狭い路地裏に入り込めないタクシーはお手上げ、その逆手を行く貸し自転車業が発達し、若いチャリンコギャルの探索が盛んなのだそうだ。
へ~~~っと、意外な文化の到来に改めてびっくり。そういうと、昔の4条烏丸の東側は友禅の染め問屋の陣地でもあったが、すっかり着物産業の衰退でべんがら格子の家々は商いを閉じて、フュージョン風の割烹料理やバー、フランス料理のランチプチレストランなどに様代わりしていた。私の学生バイト時代はお金がなかったということと同時に、にぎやかしい商いの車で一方通行の通りがひどい渋滞になることが理由で自転車を駆使して路上の隙間をぬってこの友禅の問屋街を走り回っていたものだが、なんと今は観光の道具として復活しているのだ。

数日して、ノックノック、ロスモアの我が家に郵便物が届いた。
うちの玄関には、5年前セイフウエーで5ドルで買った小さな鉢のクリスマスカクタスが馬鹿でかく成長して、たれ松のように垂れた枝にしたたかな花芽がどっしりとついている。外の玄関先から中にとりこんだら、硬いつぼみが美しいサーモンピンクに開きだした。去年この大鉢を2つに包丁で切って2つの鉢にわけたら、ぐんぐん成長してもう一人では動かせられないほどの大きな鉢になってしまったのだ。<Just a minutes please !>あわてて、カクタスで立混んでいる玄関のドアを開けると小さなパッケージを手渡せられた。

オンラインで注文した、スパイスかと思ったが友人からの本だった。
先週の今日のことなので、さっそくに投函してくれた手早さがとっても嬉しかった。

      


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1 コメント

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なつかしい! (はなことり)
2009-12-26 22:51:33
リンクありがとう!!
京都時代、懐かしいですね。でも志津やというパン屋は知らないよ。あの下宿は寺町御池だったっけ?

本のタイトルに「ちょっと」を付けたら、もっと凄みが出るのに・・というのは私のブログにいつもコメントを下さるばびっち佐野さんの意見でもあります。どき!とするでしょうね。
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