膵外分泌不全５

「疑える項目」を明確にする為の血液検査を全てお願いして、
必要分を採血。　ガリガリになってしまった身体でも、
大人しく採血を受けた うぃる。　頑張り屋さんです。

先生が疑っている病気を確定する項目は、
外注検査なために数日を要する旨を伺いました。
アレルギー検査も同じで、数日必要なのだとか。
その他項目は、病院内で検査が出来るそうなので
午後には解りますとの事。

一旦、うぃるを連れて帰宅。
午後の診療開始時間頃には、生産された便が出来たので、持って走りました。
便を見た先生は、「油が多く出ているので、間違いないかも知れません」
便での検査をした結果・・・「膵外分泌不全でほぼ、間違いないでしょう」
より、確定するには、血液検査の結果も必要なのだそうですが、
・・・まず、ほぼ確定・・・。

「すいがいぶんぴつふぜん？？？」
初めて聞く言葉に、頭が真っ白になったのでした。



簡単にどういうものか、を説明すると・・・


膵臓には、内分泌と外分泌があるそうです。
その外分泌物を出す箇所が、何らかの理由で萎縮し、
十分な分泌物が出なくなる病気です。
この分泌物は、「消化酵素」で、これによって
栄養分を消化吸収しやすくする、大切な分泌物なのだそうです。


胃で細かく分解された食べ物は、小腸で吸収されますが、
胃から小腸へ入る直前に、膵臓からの消化酵素がふりかけられ
小腸でより吸収されやすくなるのだそうです。
この膵臓の、「消化酵素」が極端に不足する為に、
小腸での吸収が難しくなるので（特に油系が吸収されにくくなる）、
便は油分の多い、白っぽい（もしくは黄色っぽい）軟便となるのだそうです。
そして、便も独特なすっぱい、妙な腐った油系の臭いがします。

「消化酵素を出します。食事の時に一緒に与えてください。」

これが、うぃるのふりかけ人生の始まりでした。


・・・続く