短詩集 「太古という未来」

俳句・短歌・川柳に次ぐ第四の短詩型文学として Maricot Tairaquas

Contact Improvisation

2013-07-24 20:10:34 | 言葉と存在ー純粋抽象の極限

「言葉と存在ー純粋抽象の極限ー」を読み返してみた。
存在と言葉との分離、つまり変身論から入り、言葉からの意味の離脱を企て、さらに言葉が言葉のみで、抽象絵画があからさまな対象を捨てたように、自立するために、詩作に於ける純粋抽象を模索している。言語の身体性に言及し、所作としての言語に突き当たり、すべてを捨象し、あげく苦し紛れに唐突に「女子プロレスラーになりたい」などと書いている。極度の感動と極度の無感動を体験した後「藝術とは他者との関わりあい(直接的な)以外の何ものでもない」と思い至り、プロレスラーになるのが一番いいと、途中で横道に逸れているのだ。
ここでふと思い出したのが、Steve PaxtonのContact Improvisationだ。書いている流れとContact Improvisationとの間に発想の強い類似性を見出した。・・・
私のArt Blog: Ceci n'est pas une pipeにSteve Paxtonを最近とり上げたばかりだ。Steve Paxtonのpageにリンクをしておきますので
Contact Improvisationとは何かを、どうぞ御覧下さい。
Ceci n'est pas une pipe :
Steve Paxton & his Contact Improvisation