おっちゃんのぼやき

旅と食べる事が、大好きなおっちゃんの独り言です

ゆきちとポンタの珍道中 九州編 13

2009年12月10日 | 日記
ゆきちとポンタは、熊本市内を歩きながらぽっんと言った。

「ゆきちよ、最近わしらの出番が少くのうなあか?」
「ポンタ、しょうがなじゃ。おっちゃんが、ぶち忙しいけん なかなか、ブログが
 できんげな」
「ほんま、おっちゃんは銭稼がんといけんけんの」

知ったようなことを言う二匹であった。

「まあ、わしらはわしらで 美味いもん食えばええじゃ」
ポンタは、食べれれば他はどうでもいいみたいです。

「とにかく、おっちゃんが言うとった店に行かんかいや」
ポンタは、早く食べたいのであった。

「ポンタ、どういう店じゃったかの?」
「おう、おっちゃんは こむらさきじゃ言うとったで」

早速、道行く人に店の場所を尋ねるポンタであった。

「そこの、派手なおばはん こむらさきゆうて何処にあるん?」

派手なおばさんが、振り向きざまに
「おい、そこのタヌキもどき犬 派手なおばはんは、ないやろうもう。
 人に尋ねる時は、ちゃんと言わんといけんばい」

もっともなことであった。
ゆかさず、ポンタが謝りながら再度尋ねた。

「はい、すみません。それでは、そこのとても上品そうなちょっと歳いった
 お姉さん。こむらさきは、どこですか?」
わざとらしい言い回しに、おばちゃんも呆れていた。

「はいはい、そこの道を真っ直ぐ一直線に行けばあるバッテン。でも、並ばんと
 食べれんとよ」

ちょっと、九州ナマリのおばさんの言葉に ポンタが

「並ばんと、食べれんとね?バッテン、早よう食べたいとよ」
変な、九州ナマリで答えた。

おばさんは、すかさず 
「本当に、失礼なタヌキもどき犬やね」

まあ、どっちもどっちであった。

さっそく、二匹は言われたとおりの道を歩いた。
ポンタが、ぶつくさ言い出した。
「何が、真っ直ぐ一直線ね。曲がっとるじゃ、あのおばはんええかげんじゃのう」

別に、そう言う意味の真っ直ぐじゃあないのにね

とにかく、店に着いて 並んで待った。

「おいおい、今回はおばはんとの会話で終わってしもうたじゃなあかよ。
 わしゃあ、早ようたべたあのに」

食べれるのは、何時のことやら?