中野寛成日記

民主党大阪府第8区総支部長 衆議院議員中野寛成の日々の活動を綴った日記です。

国難を克服し復興に夢と希望を

2011年12月27日 | 日々思うこと
歳末を迎え皆様には慌ただしさの中にも今年は特別の感慨をお持ちのことと存じます。
 内外ともに多事多難であった今年、改めて絆を深くし力を合わせてこの国難の時を克服したいと思います。
 私も皆様のご支援のもと1月14日に国務大臣・国家公安委員長を拝命しましたが、3月11日の東日本大震災の発災により事態は一変し、連日にわたって昼夜をわかたぬ緊急対策に追われました。
 岩手、宮城、福島の三県警察8,000名に加え、全国から連日5,000名の警察職員を動員し献身的な作業を続けました。職員の努力によって唯一機能を維持した警察情報通信機能が各行政機関の連絡を維持したことに加え、被災者の救出・救助、行方不明者の捜索、ご遺体の検視・身元確認、被災地のパトロール、交通整理、福島第一原子力発電所の事故に伴う対応等、様々な活動を必死に展開しました。お陰様で、これらの日本警察の総力を結集した活動に被災地はもとより全国の皆様および国際社会からまでも高い評価をいただきました。
 拉致問題担当大臣としては、北朝鮮によって不当にも拉致された方々を一日も早く救出するため、日本政府による独自の北朝鮮制裁を維持しつつ、被害者の皆様を励まし安全を確保することに留意、内外での情報を収集、何とか北朝鮮との実のある交渉の糸口を開きたいと努めましたが、まだ目に見える成果を上げることができなかったことは残念でなりません。今後とも被害者御家族の皆様に寄り添い、「救う会」の皆様とともに問題解決のため全力を尽くしたいと思います。
 さらに公務員制度改革担当大臣としては、明治維新以来の公務員制度の果たした役割を評価しつつも、すでに制度疲労をおこしている部分も多く、大胆な改革に取り組みました。
 公務員の天下り禁止、信賞必罰、行政経費としての人件費削減、公務員の労働基本権の保障と自律的労使関係の確立などを含む4法案をまとめ国会に提出しましたが、まだ審議入りされていないことが残念です。しかし、これからも国会の一員としてその成立に努力してまいりたいと存じます。
 さて、9月の野田内閣の発足以来は党に戻り、民主党常任幹事会議長、憲法調査会会長を務めることになりましたが、実務的には民主党税制調査会会長代行、社会保障と税一体改革調査会会長代行に加え政府税制調査会の一員として超多忙の日々を過ごしています。特に国際的金融危機の中で円高・デフレで経済と国民生活が危機となり、永年の自民党政権下で膨大となった財政赤字と社会保障の危機に加え、東日本大震災からの復興と福島原発大事故対策の費用は想像を絶するものがあります。
税制調査会の任務は当面4つのステップがありますが、
第1ステップ 復興財源の確保
第2ステップ 来年度の税制改革
第3ステップ 社会保障と税の抜本改革
第4ステップ 原発事故の除染と賠償財源
 これらは、まだまだ永い闘いが続きます。
しかも、国際環境の厳しさとグローバル化の中で国益と国民生活を守り抜かなければなりません。
まさに、国難に直面した政治家の使命を改めて自覚し、必死の活動を展開したいと思っております。
 この一年、皆様には誠にお世話になりました。
新年が、皆様によりよき年となりますよう心からお祈り申し上げます。

追伸、今年も政府与党の一員として年末ぎりぎりまで予算編成、税制に取り組むため皆様への年末のご挨拶にお伺いすることができません。
何とぞ事情ご賢察の上、お許したまわりますようお願い申し上げます。

衆議院議員 中野寛成

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