中原小保健室ブログ

人吉市立中原小学校保健室のブログです。
養護教諭の目から見た子どもたちの日常をお届けします。

寒くなりました~!

2011-10-18 10:03:38 | 日記
久しぶりのブログアップです。今週初めまで、なんだか行事が目白押しで・・・

10月半ばを過ぎると、やはり寒くなってきますね。
朝の冷え込み方が、一段と増してきたようです。

先々週、5年生は集団宿泊教室であしきた青少年の家に行ってきました。
私も引率で同行しました。ライブでブログアップしながら、5年生のがんばりを
少しでも伝えることができればという思いでしたが、集団宿泊教室は、体験教室なので、
子どもも職員も、ほっとする暇さえあまりありません。
ブログは、夜や食事の時間などに限られました。

一日目は、雨・・・・でした。
水俣環境センターで川や海の汚染について学びました。
お昼は、持参のおにぎりです。個数の指定は無かったにもかかわらず、
1個しか持ってきていない子もいて、食後なのに「おなかすいた~
と言っていました。夜のカレーライスをおいしく食べる工夫だったのかも・・・・。
その後、水俣病歴史資料館の見学と語り部さんの講話でした。
胎児性水俣病の我が子を育ててこられた母親の言葉一つ一つは、事実であり、
苦しい胸の内をこどもたちに語られるすがたに強さを感じました。
私にとっては、夏に職員研修で伺った「ほっとハウス」で、お会いした方のお母さまでしたので、
胎児性水俣病患者さん自身の思いとそのお母さまの思いを知る貴重な時間となりました。

それから、5年生たちはあしきた青少年の家を目指しました。
少し回復しかけた天候でしたが、キャンプ場につき入所式を終える頃には、
雨がまた降り始めていました。雨~

少し残念な思いはありましたが、今振り返ってみれば、雨の中でこそ体験できたり、
感じたことがあったはずです。


子どもたちと雨の中、テント設営と飯ごう炊飯が始まりました。カッパを着ての準備です。

大変でしたが苦労して作ったカレーは、格別おいしく感じましたし、
お手伝いに来てくださった中原小学校の先生方の優しさに触れることもできました。
また、翌日は使ったものをきれいにして返却です。

所員の方の念入りな点検に何度も洗ったり、数を数えたり、すべてが普段の生活の中にない貴重な体験でした。
すべてに、感謝、感謝です。

翌日は、快晴でした

ペーロンに乗り込みしっかり漕ぐことができました。

だれ一人として、「まだ漕ぐんですか~」「いつ終わるんですか」なんて愚痴を言いません。元気に漕いでいました。
みんなで力を合わせることの大切さを感じたペーロン体験でした。

お風呂も1クラス15分程度です。
「次に入る人のことを考えて床をぬらさないように体は拭いてからあがります!」
という注意もしっかり聞くことができました。
男子風呂の脱衣所には、蝉の抜け殻のように着ていた洋服と下着一式が床にありましたが、
体育服に着替えて安心して、脱いだ服のことをすっかり忘れていたとのこと・・・。

夜は、3部構成の「キャンドルの集い」がありました。

厳かな雰囲気の中、中央で光るキャンドルの明かりに、今ここに集う仲間や自然を
大切にしようと誓いました。
第2部では、楽しい出し物もありました。楽しい時間は、あっという間に過ぎました。

翌日は、朝7:00から、宿泊している他校と合同の朝の集いがありました。

その後、朝食です。
自分で作らなくてもおいしい食事をいただけることが、嬉しく感じます。
毎日、おうちの方がされているご苦労に感謝しながら、いただきました。

切り絵体験では、無言で集中する子どもたちに、成長を感じました。

私も切り絵作業を体験しましたが、結構難しく、子どもたちがいかに集中しているのかよくわかりました。
最後に退所式です。
3日間をとおして、学んだり感じたりしたことが、子どもたちにとって、これからの生活に生かされる宝物となるはずです。

大人の私でさえ、今になって知ることや体験することが多々あるのですから、
子どもはなおさらです。初めて体験することの方が多く、その巡り合わせ自体にいろいろな学びがあります。

集団宿泊教室は、中学校や高校でもあります。しかし、5年生で味わう感動は今だけでしょう。
先週の月曜日、なんだかちょっぴり大人びて、あいさつを元気よくする5年生を見たとき、
成長を感じたのは、私だけではないと思います・・・・。


次は、修学旅行記・・・かな?



カヌー大好きママでした。

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