3月に入り、梅の花もほころびはじめました。
今日は、ウグイスの綺麗な泣き声が聞こえます。
窓の外を眺めていると
塀の外にうっすら煙が・・・・・。
中原小学校では、敷地内禁煙です。
愛煙家の方には、厳しい現実です。
小学校では、教科の学習だけでなく、
子どもたちの成長に応じて
体や命を大切にして、生きていくために
必要な事柄を学ぶ時間があるのですが、
そのなかの一つに、
6年生を対象とした「薬物乱用防止教室」があります
実は、本校でも2月に開催しました。
本校の「薬物乱用防止教室」では、
学校薬剤師の先生をお招きして直接、お話を聞きます。
病院や薬局でもらったり、買ったりする薬は、
その使用法を間違えれば、体に害をおよぼしたりすることや
身近にある「たばこ」や「お酒」に含まれる成分が
時に、依存症という病気をもたらすこと。
また、「お酒」や「たばこ」が「ゲートドラッグ」と言われ、
「麻薬使用」への入り口を広げかねないということなどを勉強しました。
6年生全員、学校薬剤師の先生が話されることを
とても真剣に聞いていました。
子どもたちが授業後に書いた感想を
少し紹介します。
とっちゃん
これまでは、薬は病気を治すものだと思っていました。
でも、今日分かったことがあります。
身近に、危険な薬があることです。
もしも、そんな薬を勧められたらどう断るか、
自分で考えておきたいなと思いました。
薬の飲み方など今日学んだことを
守って、楽しい生活が過ごせるようにしたいです。
たぁくん
これまで薬はたくさん使っても悪くないと思っていました。
でも、副作用によって逆に悪くなることを知りました。
そして、最近テレビなどで見たりした
覚醒剤は、一度使うとやめられないということを聞いて驚きました。
また、たばこやアルコールなどに薬物が含まれていることも
初めて知りました。
おさるさんの実験で、アルコールやたばこは、
やめにくいものだとわかりました。
たばこは、肺がまっくろになったり、
のどにガンができたりして、
からだによくないものがたくさん入っているので
大人になっても 吸わないようにしようと思いました。
子どもたちは、話の内容を自分の生活に結びつけて
聞くことができているようでした。
薬剤師の先生は、
「私は、いつもこの白衣を着て仕事をしています。
今日なぜこの白衣をきているのかというと、
今日のお話を、白衣をみかけたら思い出してほしいからです。」
と、話し始められました。
そして、薬は、正しい使い方をすること。
お酒やたばこは、子どもが使用しないよう
法律で守られているほど 危険なものだということ。
また、麻薬など遠い地域の話でなく
球磨人吉でも検挙されている現状があることなど、
短い時間でしたが、
わかりやすくお話いただきました。
最後に
「僕たちのために、大切な話をしていただきありがとうございました。」
と やっくんが代表してお礼の言葉を言いました。
あとわずかで、小学校を卒業していく6年生のみなさん
この日の学びを どうぞ忘れないでくださいね。
カヌー大好きママ
でした。