中原小保健室ブログ

人吉市立中原小学校保健室のブログです。
養護教諭の目から見た子どもたちの日常をお届けします。

やけど?・・・ではなく、虫が・・・。

2011-06-29 10:28:09 | 日記
台風が日本の近くを通り過ぎてから、梅雨空も消えて、
今日は、真夏のような日差しです。

一年生の昇降口の壁にツバメの巣があります。狭い巣の中に何羽の雛がいるのでしょう

縁の黄色いくちばしを大きく開けて、ピーピー鳴く雛のために、
親ツバメは、二羽とも、さっさかえさ運びです。
雛も体が大きくなってきたので、下から見上げると、尾っぽがのぞいていたりします。

子育ては、ツバメさんも大変のようです。


先日、女の子が、「首がなんだか赤くなりました。」とやってきました。
見るとやけどのようです。「虫に刺されて、掻いたりした?」
と聞きますと、登校中にこんなになった・・・とのこと。

消毒しようと綿球で触れると、上皮がずるっといきそうな感じです。

首筋には汗が流れています。暑いですものね。
とりあえずガーゼで覆い、ご家庭へ保健室からの連絡文を渡しました。

すると、後日「毒虫」だったとのこと!

「コガタアリガタハネカクシ」とかいう虫で、体調は、2センチぐらい

<ウィキーペディアより参照図>

刺すというより、あっ虫だ!と手で振り払ったりすると、
虫がペデリンという物質を含む液体を体から出すのだそうです。

その液体が、皮膚につくとやけどのようになるそうです。

お子さんのご家庭より、連絡文のお返事をいただきましたが、その中に受診されたその皮膚科でも
同様の症状で10名ぐらい来院されていたとのこと。

登下校の通学路に木の枝が垂れ下がっているところがあったので、
おじいさまが、防除と枝の剪定までしてくださったとのことでした。

ありがとうございました。

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