現代武道界で最高の
パフォーマンスを示す2人。
ほぼ同年代でもある。
黒田鉄山 VS 宇城憲治
左「消える動きを求めて 鉄山パリ合宿記」
黒田鉄山 著(合気ニュース)
右「空手と気 気の根源 思考の深さ」
宇城憲治 著(合気ニュース)
二人は、雑誌で対談したこともある。
↓
「季刊合気ニュース 2004年冬号」
黒田鉄山師範(1950年~ )は、埼玉県
大宮市(現 さいたま市)出身。
法政大学法学部卒。
第15代振武館宗家。
幼少より、祖父・黒田泰治師範や、父・
黒田繁樹師範から家伝の古武道5流派を
学び、駒川改心流剣術、民弥流居合、
四心多久間四代見日流柔術、椿小天狗流
棒術、誠玉小栗流殺活術の5流派を修める。
武術的身体を追求し、その動きは、時に
人間のものとは思われない感じがする
ような達人である。
本気で動いたときの状況は、目にも留まら
ぬ速さではなく、正に消える動き。
時間の一部がカットされたように感じる。
(ジョジョの奇妙な冒険第5部の
ディアポロのスタンドであるキング
・クリムゾンのような)
著書も比較的多く、私は、そのほとんど
を読破している。
宇城憲治師範(1949年1月15日~ )は、
宮崎県小林市出身。
宮崎大学卒。
座波仁吉師範の高弟。
古伝空手の術理を体現する達人であり、
極真空手の元王者である数見肇師範、
同じく極真空手の岩崎達也師範、
シュートボクシングの元世界王者の
吉鷹弘選手は、宇城師範と組手を行うと、
先手を取られて攻撃を封殺される状態に
なると述べ、その技に心酔して弟子入り
した。著書も多い。