デンカの宝刀(一男二女の父、元政府系金融機関職員の資格八冠王)

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中央大学 VS 東京大学(その131:リフレの旗頭 VS 経済ナショナリズム研究家)

2020年08月06日 | 中央大学 VS 東京大学

リフレの旗頭 VS

  経済ナショナリズム研究家

 

すなわち、

 

岡田靖 VS 中野剛志

 

岡田靖(1955~2014.4.10)は、

エコノミスト。

修士課程時の指導教授であった

岩田規久男に師事し、

リフレ派の最古参の一人として

知られる。

リフレ派の名付け親とも言われる。

2010年4月10日、虚血性心不全

により急逝(55歳)。

中央大学経済学部卒。

上智大学大学院経済学研究科博士

前期課程修了、経済学修士。

大和證券経済研究所経済調査部、

大和證券クレディスイスファースト

ボストン経済調査部長、

学習院大学経済学部特別客員教授

を経て、内閣府経済社会総合研究所

主任研究官。

ネットの経済論壇を活性化させた

人物であり、

「銅鑼衣紋(ドラエモン)」という

ハンドルネームや匿名を駆使し、

「いちごびびえす」「黒木のなん

でも掲示板」「2ちゃんねる」など

電子掲示板や様々なブログのコメント

欄に出没し、啓蒙活動を行い、

多くの若手経済学者のロールモデルと

なった。

金融政策について鋭い指摘を行った

岡田靖の功績を再評価する動きも

出ている。

著書、論文のほか、

日本経済ウイークリーの経済コラム

など執筆多数。

 

sakakiのブログ

岡田靖氏がなくなった」

Baatarismの溜息通信

岡田靖=ドラエモン(銅鑼衣紋)

氏死去」

田中秀臣のブログ「岡田靖さん 

いままでありがとうございました」

飯田泰之こら!たまには研究しろ!!

「訃報です」

 

中野剛志(1971年~ )は、

評論家。

特許庁総務部総務課制度審議室長、

経済産業省商務情報政策局情報技術

利用促進課長を経て、

グローバル産業担当参事官。

研究分野は、経済ナショナリズム。

神奈川県出身。

東京大学教養学部教養学科(国際

関係論)卒。

大卒後、旧通産省に入省。

エディンバラ大学大学院に留学し、

政治思想を専攻。

同大学博士(社会科学)を取得。

京都大学大学院工学研究科への

出向、准教授への昇格を経て、

経済産業省に復帰。

2011年発行の「TPP亡国論」は、

20万部を超えるベストセラーと

なった。

雑誌「発言者」「表現者」

評論を連載し、佐伯啓思「発言者」

誌上において、

「近代」の解釈をめぐって論争を

展開した。

新自由主義が信奉する自由放任の

市場経済は、家族・共同体といった

保守が重視する価値を破壊するため、

国家・道徳のためにも、保守は

新自由主義と決別すべきと主張する。

また、

「くたばれグローバル資本主義」

座右の銘であり、海外からの需要

取り込みや国際分業の伸展により

経済活性化を目指すグローバル成長

戦略論には否定的で、

TPP反対の急先鋒と言われた。

「TPP亡国論」

 中野剛志 著(集英社新書)

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