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永野医院
難治性全頭脱毛症の症例
前回にご紹介した“全頭脱毛不全治癒”の患者さんは、3年かかりましたが幸いにも完治いたしました。3年は長過ぎる年月ですが、この方はプライベートな問題を抱えていて、その解決に3年かかったという事です。
次に「難治性全頭脱毛症」で来られた会社員の方です。
・全頭脱毛になり12年間改善せずに初診時の状態で経過している難治例である。 とありますが、とてもお忙しくて頻繁に海外出張に出られる方です。
左側の初診のように、前の方よりも全体に短いですね。
この時点で前の方の経過が分かっていましたので、今回は余裕でした。
『全体に発毛しているのに何故それ以上伸びないのか?
⇒毛髪のエネルギー(気)の不足により正常に伸びる事が出来ず、すぐに
休止期になってしまう。』
このような説明をして、1年で右の状態に回復できました。
続けて『10年間発毛しない難治例』もご紹介しましょう。
この方は
・20才で全頭になり、10年間発毛しない。
・観察すると産毛は出ている事が判る。
・産毛が硬毛化しないことが難治の理由であり、産毛から成長するエネルギーがないという事である。
・波動水、シャンプー、育毛剤による治療で半年後には発毛を見た。
完全脱毛が10年間続いていると言われると、さすがに“ちょっと無理なのでは”と思ってしまいますが、この方のように、産毛はあるが伸びないという状況ならば、変化をもたらす可能性は大きいという事です。
産毛がでる=発毛は出来る。しかし、伸びる事が出来ない
この事実から、発毛する事(=植物でいうと種が芽を出す事)と成長することとは別のエネルギーであるという事に気づかれると思います。
植物が発芽するには環境(土壌、肥料、水、温度)を整え、ゆっくりとエネルギーを蓄積させて、発芽できる状態に態勢を整えて準備ができた時、その“種“が持つエネルギー=気が一気に爆発して“発芽する”のです。
つまりその種が持っている生きる力が発揮できる環境を整える事によって、自分の持っている“生命力”の爆発で発芽するのです。
一方、“伸びる(成長する)エネルギー”というのは、持続的にエネルギーが一定のレベルに維持される事によって、注入されるものなのだと思います。
(厳密にいえば、植物なら日光のエネルギー、水、適切な温度、適した土壌という環境が整うと光合成という仕組みが働いて成長して行くのですね)
このような事は、農業に携わっている方には“常識”と思いますが、同じ事が“毛髪”にも当てはまるという事に気づいている人はほとんど居ないのではないでしょうか。
難治性脱毛で長年悩んでいる方の中には、これらの症例と同じ状況下にある患者さんがたくさんいらっしゃると思います。
中には治らないと諦めている方もいるかと思いますが、「治療の家と気=エネルギー」を理解して、諦めずにもう一度治療にチャレンジする事をお勧めしたいと思います。
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