チーズが出てしまいピンチの私。
小学3年の小娘の脳みそが考えること・・・
『隠しちゃえ!!』
丸ごと ジャージのズボンのポッケに隠したのだ。
今思うと、チーズをとりあえずムキムキして、いかにも食べた痕跡を残しておけばよかった。
不信に思った、食堂のおばちゃん・・いや先生が私の所にやってきた。
ひ~~~~~~~~~~~ぃ
「○○○。 ←名前を呼び捨て チーズはどうした?」
「・・・・・・・」
「どこに 隠したんだーーーーーーーーーっ!!」
↑ 女なのに このしゃべり
「・・・・・・・・・」
ギエ~~~~~~~~~~~~ッ 怖いよ~~~~~~~~~~っ
何にも言えない私。
ただただ、だまってうつむいてた。
涙もチョチョぎれた・・・
そろそろ給食の時間が終わる。
早く、早く終わってくれ~~~~。「ごちそう様でした」って号令をかけてくれ~~~~。
祈りが通じて、片付けに入った。
やったぜ!
と思ったら。
「○○○。チーズを出すまでここにいろ!」
と、前に立たされてた。給食のおぼんとともに・・・・
隣には 鶏肉を食べれらなくて必死に牛乳で流し込んで食べてるAちゃん。
他の子は掃除に取り掛かっていた。
すでに、チーズを出すに出せれない状態の私。
ココロの中は後悔でいっぱいだった。
なんで、こんなことしちゃったんだろうと・・・・
隣ではAちゃんが、手をブルブル震わせてお肉を口にもっていって食べている。そんな姿を見てたら、チーズを隠した自分が恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなかった。
結局、だんまりを続け、先生も諦めてくれた。
というのも、午後の授業が始まるから。
で、そのチーズさんはというと・・・
午後の授業の間、ずーーーっと私のポッケの中にいたもんだから、帰る頃には、私の体温で暖められ、お尻の圧力に負けて、ペッタンコになっていた。
で、ごめんなさい。ゴミ箱へ・・・・
その後、チーズが出た時はね。
この一軒で先生の怖さを思い知らされたので、隠すことはやめた。
先生に『半分だけ食べればいい』許可をいただいて、震えながら食べたのであった。
でも、嫌いなものをそのまま食べられるもんじゃない。
何かで流し込むしかない。
と、なると、牛乳しかなかった。
でも。私・・・・牛乳もだめなんです。
でも、がんばったんです!
チーズを先割れスプーンで小さく切って、口に放り込んで、一気に牛乳で流し込む。でも、鼻で息をすると味を感じてしまうので、
は~~は~~と口で息をしつつ、違う食材を口に放り込む。
この繰り返しをして、半分のチーズをヘロヘロになって食べたのであった。
あれから、30年。
固形のチーズは口にしていません。
てか、食べるもんかーーーーーーーーー!!