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703 ~NAOMI’s Room~

何の決まりもない、好き勝手なNAOMIの部屋

2016 女3人 東京・箱根の旅

2016-04-12 21:39:32 | TRAVEL


3月18日(金)~22日(火)
東京・箱根の旅。


以前、小豆島へ訪れた2013年以来、
3年ぶりの女3人旅。

普段は一人で出かけることが多いけれど、
友と行く旅は、一人とはまた違う楽しさがあると実感することができた。


簡単に、記録。

 

 




一日目

初日は、移動のみ。

22時半、あみと大阪初の夜行バスに乗り来んで、いざ、横浜へ。
バス移動は、わりと慣れているので、
夜行でも、問題なく寝ることができた。


二日目

朝、8時頃に、横浜着。
まずは「喫茶室ルノアール」でモーニング。



ルノアールは、関東一都三県のみで展開しているらしく、とても雰囲気の良い喫茶店だったし、珈琲もサンドイッチもおいしかった~。

さぁ、旅が本格的に始まる!!!



10時頃、元住吉にある、くぼたの家に荷物を置かせてもらい、3人で、六本木へ。

東京ミッドタウン内の「粥茶館 糖朝」でお昼ごはんを食べたあと、
21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)という施設で開催されている「雑貨展」に訪れた。




以下引用。

日本の高度経済成長期にあたる約半世紀前までは、「雑貨」とは、やかんやほうき、バケツといった「荒物」=生活に必須な道具を指していました。しかし現在、街中の「雑貨店」の店頭には、グラスやナイフにうつわ、ブラシやスツール、時に食品や化粧品まで、中には用途が分からないモノや実用性を持たないモノなど、従来の「雑貨」のカテゴリーを超えたあらゆるモノを見ることができます。インターネットが普及し、自身の嗜好や感性に馴染むモノがいつでもどこでも自由に入手可能になった現代で、こうした傾向はますます加速し、「雑貨」という概念も広がり続けています。

「雑貨」とは「私たちの日常の生活空間に寄り添い、ささやかな彩りを与えてくれるデザイン」といえるでしょう。探す、選ぶ、買う、使う、飾る、取り合わせるといった行為や経験を通じて、モノ自体が持つ魅力を再発見し、暮らしに楽しみをもたらしてくれる「雑貨」は、もはや現代人の生活空間に欠かせない存在となっています。















日用品や文房具、民藝、工芸をはじめ、様々なジャンル、テイストの「雑貨」を見るのは、
とてもおもしろかった。私も昔から「雑貨」が意味なく好きで、使うことはもちろん、部屋に飾ったりするのが好きだった。

そんな雑貨。
一つひとつに作り手の想いや、考え抜かれたデザインが詰まっていると思うと、
ますます愛しく思えるようになった。




その後、ミッドタウン内のスタバで休憩し、新宿西口の「思い出横丁」へ。



「横丁」ってゆう響きだけでも惹かれるのに、「思い出」だなんて、なんともすてきなネーミング。

終戦直後に焼け野原となった後に、衣類や日用品、ちょっとした食料を売っていた露店が由来だそう。

こぢんまりとした小さな店は、隣のお店と戸板一枚で区切られていて、
名前の通り、とても庶民的で懐かしく、安くて旨い、人情味にあふれた場所だった。

美味しい刺身やお寿司、日本酒を堪能。




その後、100年以上の歴史を持つ寄席「新宿末廣亭」へ落語を観に行った。

毎週土曜日には、21時半から、若手の落語家さん5名の落語を、なんと500円で愉しめる。
落語を観たことや、寄席の施設に観光がてら訪れたことは今までにもあったけれど、
寄席で、きちんと落語を鑑賞したのは初めて。

若手と言えど、やっぱりおしゃべりが上手で声も通って、プロだなぁと思った。

それに、開演前に、施設の前にできた行列で、「最後尾」の看板を持ったり、
大声で列を整理したりという雑用を、落語家さん自らがやっていたことにも感銘を受けた。


そして、くぼたの家で、少し呑んで就寝。
ロフト睡眠は、とても快適だった。




三日目

昼前に出発して、箱根湯本へ。

お昼は、「直吉」という豆腐料理・湯葉料理のお店で「湯葉丼」を食べる予定だったけれど、
さすがガイドブック常連の有名店。すごい行列だったため、断念。

せめて外観写真だけ。





代わりに、駅前で発見したうどん屋さんへ入った!
これが正解!とってもおいしかった。昼間からビールも飲んで大満足。

私は「かきたまうどん」を。



食後には、有名な菊川商店さんの「箱根まんじゅう」。



白あんとやわらかなカステラ生地が、とっても美味しくて、何個でも食べられそう。
「はこね」という文字と温泉マークも可愛かったな。

製造工程が見られるのも良い。



工場見学みたいで楽しめた。



その後、箱根登山バスに乗り込み箱根町へ。
そこから、箱根海賊船(遊覧船)で芦ノ湖クルーズ!



あいにく、空は雲っていたけれど、
雄大な芦ノ湖を堪能する優雅なひととき♪




海賊船で桃源台まで行き、そこからは箱根ロープウェイ!





小規模噴火の可能性があるため、早雲山~大涌谷までが運休だったため、
姥子(うばこ)駅までしか行けなかったけれど、

ロープウェイに乗る、という体験は、非日常感たっぷりで、良い思い出になった。

二人の無邪気でかわいい後ろ姿。



帰りにちょっとしたアクシデントが!

箱根町から箱根湯本へ戻るバスが大渋滞に巻き込まれ、宿の晩ご飯の時間に間に合わない~!

約束の時間から1時間近く遅れて箱根湯本に着き、焦って雨の中、タクシーで今晩の宿「ますとみ旅館」へ!




怒られるかな、と内心びくびくしていたけれど、おかみさんが「無事に着いて良かったね」と、
やさしく出迎えてくれてほっとした。

それだけでなく、「さぁ、ごはんどうぞ」と、食堂に案内してくれた。

最高のごはん!!!!!



冷えきった身体と心が一気に温まった。

料理も日本酒も、本当に美味しかった~。

その後、温泉へ直行!露天風呂も最高に気持ち良かった。

テレビ見たり晩酌したりしながら、就寝。






四日目

湯もち本舗 ちもとさんの「湯もち」を買って、バスで宿の近くの「天成園」へ。

「天成園」というのは、宿の名前なんだけれど、敷地内にある庭園が無料で公開されていて、誰でも見学できる。

立派な瀧があって、マイナスイオン満開。




滞在したのは、30分ほどだったけれど、とても癒される時間だった。







その後、箱根登山列車で「彫刻の森」駅へ。

「彫刻の森美術館」



森英恵氏が館長を務めていることでも有名な、日本初の野外美術館。


ユニークな野外彫刻やピカソ館など、楽しめたな。














中でも、野外に佇むステンドグラスに囲まれた塔『幸せを呼ぶシンフォニー彫刻』(ガブリエル・ロワール)は
とても美しくて神秘的だった。



頂上に登るのは少し怖かったけれど、景色は最高。





午後。

駅前の「カフェバーウッディ」でランチした後に、宮ノ下駅へ。

宮ノ下は、富士屋ホテルがあることでも有名な歴史ある温泉街。
エリア内は、こじんまりとしていて、街歩きには最適。


富士屋ホテル。実物を見たのは初めて!格好良い!




一通り散策した後、古い建物を改装してつくられたNARAYA CAFEというカフェで休憩。



足湯に浸かりながらお茶ができる席もあったけれど、私たちはテラス席をチョイス。
夏は避暑感覚で気持ち良さそう。


その後、強羅駅へ行き、駅前で今晩のお酒や食料を買い込み、タクシーでホテルへ。

今晩の宿は、「東急ハーヴェストクラブ 箱根甲子園」。
会員制のホテルで、あみのおかげでとてもお安く泊まれた。

ものすごく広くてキレイなホテルで、快適だった~。

この夜も、温泉と晩酌を存分に楽しんで就寝。




五日目

くぼたは、午後から仕事のため、箱根湯本で解散。
あみと二人で横浜中華街を散策し、小龍包などを満喫。



今日は朝から快晴で、山下公園や赤煉瓦倉庫近辺を歩くのも気持ちよかった。






海岸沿いでコーヒーを飲みながら、旅を振り返った。







あっという間の4泊5日。
本当に楽しく、良い想い出になった。

友達と一緒の時間。

お互いのことを知り尽くしているからか、常に居心地良くすてきな旅になった。

そんなことを想って、少し嬉しくなったりもした。


一人もすき。一緒もすき。

知らない地に訪れることは、おもしろい。楽しい。

その地ならではの新鮮な空気や、文化や歴史。

私はまだまだ日本を知らなすぎる。

もっと、物事の本質を知る人に。

そのためにも、シンプルに、退化する毎日を送りたい。






旅の一言。
「友と共に、パート2。」

 

 









最近観た映画たち8

2016-04-05 00:11:06 | MOVIE
2015年9月に「7」を書いたぶりの観だめ集。

今回は、邦画中心。




「草原の椅子」/2013年 日本



監督: 成島出
脚本: 加藤正人、奥寺佐渡子、真辺克彦、多和田久美、成島出
原作: 宮本輝
撮影: 長沼六男
出演: 佐藤浩市、西村雅彦、吉瀬美智子、小池栄子 他

配給: 東映

敬愛する宮本輝さん原作。
上下巻を読み終わって、すぐにDVDを借りて観た。

というか、読んでいる最中から、早く観たくて
何度もTSUTAYAに足を運んでしまいそうになったけど、
読み終わるまで我慢して良かった。


キャッチコピーは

「ぼく、捨てられちゃった。」

私だったら、違うな。絶対。


シンプルだけど、

「人生は、これからだ。」みたいな方向の方が

原作の世界観がしっくりくる。



長年、映画化が難しいとされてきたのは、
パキスタンロケという撮影上の事情や、
トーマが以前にフンザに訪れていたという設定が、構成上、難しかったということはもちろん、

あまりにも、原作の世界観が深遠かつ壮大すぎたからかもしれない。

それが理由の一つかは不明だけど、
映画では、原作で描かれていたキャラクターより、
皆、ユニークで可愛らしく脚色されていたし、
宮本輝作品特有の、キリスト教の香りも皆無だった。

特に、主人公トーマを演じた佐藤浩市は、
原作では「スマート(smart)なトーマ」というイメージだったけど、
映画では敢えて、人間臭さを満開に出したのでは?と感じた。


でも、そんな一見ユニークな人間、一人一人にも、それぞれに考えや葛藤がある、
ということは、映画でも、とてもよく伝わって、すてきだった。



特に、ケースケ役を演じた子役の男の子は、
本当にすばらしかった。

母親(小池栄子)の声を聞いて、
吉瀬美智子に抱きつき怯えるシーンも
“演じて”いる、なんて全く思わなかった。

そして、小池栄子は相変わらず、
え~女優さんだな。









「八日目の蝉」/2011年 日本



監督: 成島出
脚本: 奥寺佐渡子
原作: 角田光代
撮影: 藤澤順一
音楽: 安川午朗
出演: 井上真央、永作博美、小池栄子 他

配給: 松竹

ずっと観たいと思いながら。
運良く、金曜ロードショーで。


上映順とは違えど、
タイミング良く成島出監督作品を同時期に観ることができた。

原作を読んでいないからか、
終わり方は、あまり好みではなかったけれど、

内容以上に、役者一人ひとりの個性が際立ってた。

井上真央は、THE井上真央だったし、
『草原の椅子』でも書いたけど、
小池栄子は、ほんと巧みな演技で、とてもすてきだ。

さらに、余貴美子や風吹ジュン、市川実和子、劇団ひとりをはじめ
脇を固める役者がはまり役すぎて、
もう、拍手したい気分だった。





「一命」/2011年 日本



監督: 三池崇史
脚本: 山岸きくみ
音楽: 坂本龍一
撮影: 北信康
出演: 十一代目市川海老蔵、瑛太、満島ひかり、竹中直人、笹野高史、役所広司 他

配給: 松竹


2年程前に、DVD買ったのに、
なかなか観られなくて、ずっと家に飾ったままだった。

満島さんが出ている作品の中でも、
こういった大作は、観るのが怖くて、勇気がいる。
「よし、観よう!」と意気込まないと、なかなか観られない。

なぜなら、観た後は、
作品のことしか考えられなくなることが、
観る前からよく分かっているから。


あらすじは割愛するが、
映画内では、江戸時代に流行したとされる
「狂言切腹」の真実が描かれている。

歴史モノや時代モノの知識が乏しい私でも、非常に興味深い内容だった。

なにより、役者陣の存在感が、すごすぎた。
名前を挙げただけでも、身震いするほど。

一人一人の感想を書こうと思ったけど、空が明るくなりそうなので、やっぱりやめておく。

ただし、満島さんに関して、今回一番心に残っているのは、

美穂(満島ひかり)が、
亡骸となって帰宅した夫、千々岩求女(瑛太)の血に染まった饅頭を、頬張るシーン。


この瞬間の、美穂と、満島さんの心を想像して


もう、

芯から、震えた。

涙も、出ないくらいに。





「白河夜船」/2015年 日本



監督: 若木信吾
脚本: 若木信吾、鈴本櫂
原作: よしもとばなな
撮影: 若木信吾
音楽: ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン
出演: 安藤サクラ、谷村美月、井浦新 他

製作: 株式会社ユマニテ
配給: コピアポア・フィルム



ユマニテが製作した作品。

原作がよしもとばななだということは、全く知らなかった。

安藤サクラ×井浦新は、『かぞくのくに』(2012)以来。
この2人の人間が放つ独特のにおい、やっぱり心地よい。



『百円の恋』と同時期に撮影された作品だったと思う。そして、『百円の恋』と同時期に観た。

女優・安藤サクラを、別の角度から堪能できる。

『百円の恋』や『0.5ミリ』が、「陽」を越えた「熱」、あるいは
「動」のサクラさんだとしたら、

この作品は、「陰」あるいは「静」の方のサクラさんなのだろう。

ただし、どこまでも“安藤サクラ自身”を観ているようだ、ということは、共通している。

中でも、この作品では、『ペタルダンス』(2013)の安藤サクラを思い出した。


日本アカデミー賞 主演女優賞は、期待していた反面、正直驚いたけれど、

「この映画を、短期間で撮らなければならないのが悔しかった」

授賞式でのサクラさんのこの言葉に、すべてが詰まってたように思う。


一言。あー興奮した。

日本の映画界が、変わってく―。






「ハロー!純一」/2012年 日本



監督・脚本: 石井克人、川口花乃子、吉岡篤史
音楽: 村上なぎさ
撮影: 町田博、鈴木靖之
出演: 加部亜門、満島ひかり、森岡龍 他

配給: ティ・ジョイ(配給協力 イオンエンターテイメント)


満島さんを、常に絶賛している石井克人監督作品。


子供たちに映画や映画館を好きになってもらうべく、

「子どもたちへ贈る映画のプレゼント」として企画され、賛同したスタッフ&キャストが集結して製作。
小学生以下は無料、として上映された。

スタジオジブリの鈴木敏夫氏も協力しているそう。



レンタル解禁後、すぐに借りた。
子供まみれの映画館でわいわいと観るのも楽しそうだったな。


こーゆうファンキーな役の満島さん、
映画で観るのは久しぶりだった。

思えばここ数年は、
現代の役自体、ご無沙汰なので、バッチリメイク&巻き髪の姿も新鮮だった。

独特の感性が爆発している時の表現も良いけど、この作品のようなわかりやすい役も、やっぱり、巧いなぁ。
観ていて心地良いなぁ。


オーディションで選ばれた子供たちも上手で、
変にませてなくて、素直そうで子供らしくて可愛かった。

こういう楽しいストーリーも、久しぶりに、良いな~と。

エンディングの歌も、アンナ先生(満島ひかり)が歌ってる。


相変わらず、潔い。





「バタフライ・エフェクト」/2004年 米



監督・脚本: エリック・ブレス 、J・マッキー・グラバー
音楽: マイケル・サビー
撮影: マシュー・F・レオネッティ
出演: アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、エルデン・ヘンソン 他

配給: アートポート



もう何年も前に、友達に教えてもらっていて、
今年の元旦にやっと観た。

『マルホランドドライブ』(2001)や『ダイアナの選択』(2009)を観て以来、
時系列が複雑に絡み合った映画は、とても好み。

普段から、現実さえ、小説の中を生きているのでは?と考えることが多いので、
本当の世界に連れて行ってもらったような気分になる。











映画の一言。
「心地よい感性」


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3.16.TUE

2016-03-16 02:44:58 | DIARY♪

深夜。


3月4日に会社を辞めた。


ほかにも書きたいことがたくさんあるのだけれど、

いま、この瞬間に書きたいことがあるので、それを書く。
ワインを飲みながら。


フリーター生活をしていると、
4年前の転職期間を思い出す。


バイトで初めての経験をしたり。
ありがたい小遣い稼ぎをしたり。
会いたかった人に逢ったり。
行きたい場所へでかけたり。
物思いに耽ったり。
旅行の準備をしたり。
ただ、走ったり。


なかなか毎日は忙しい。
あっという間に、時間は過ぎて行く。


そんな中、
今日の深夜1時頃から、今まで、
なんとなく、昔のブログを遡って読んでいた。


転職期間中も同じことをして、
同じような内容をココに書いたような気がするけれど。。。



将来の自分の役に立つと思って、
2007年に始めた、このブログ。

大学で卒論に苦しんでいた時の自分、
新卒で入社した頃の焦りに追われた自分。

ピンチやマイナス思考の時の自分の言葉は、
本当に今の自分の役に立つ。
それはもう、本当に。


若き日の自分に励まされながら
言葉を読み続けていると、


2008年4月20日(22歳)に書いた
ブログの言葉が印象に残った。

ーーーー
 今日まで見てきたものが乏しいと感じるならば
 明日から多くのものを見るようにすればいい
 経験が乏しくて小さな人間だと思うのならば
 違った視点から新しい知識を得て広げればいい
 
 今までの自分を否定なんてしたくない
 間違ってたなんて後悔したくない
 どこをとっても幸せだったんだから

 好きなものを好きじゃなくするなんて
 そんな何よりも悲しい嘘つけない

 今ある自分を否定したくない
 今ある自分に同情したくない
 今ある自分を貶したくない

 境界線はいくらでも広がってやがて消える

 一歩下がったところからスタートしたって
 誰も何も言う権利なんてない
 笑われる筋合いなんてない

 誰よりも速く走ればいいだけ



ーーーー

社会人という新しい環境に飛び込んで、
会社との根本的な考え方の違いや、日々積み重なるプレッシャー、
自分の至らなさや、終電帰りの毎日に
押しつぶされそうになりながらも、

当時の自分は、こんなことを綴っていた。


あの頃、私は、負けん気のかたまりだった。

そして、今も。

当時とは少し違う、負けん気のかたまりであり、
これまで何度も考え続けた、あれを信じている。

自分は、自分で、肯定してあげないと。


酔っているかもしれないが、
いま、これを書きたかった。
しょうがない。




今日の一言。
「これからのわたし」





「百円の恋」/2014年 日本

2016-01-26 23:21:45 | MOVIE
「百円の恋」/2014年 日本





受賞:
第1回松田優作賞 グランプリ

ノミネート:
第88回アカデミー外国語映画賞 日本代表
第57回ブルーリボン賞
  主演女優賞 - 安藤サクラ(『0.5ミリ』と合わせて受賞)
第17回菊島隆三賞(2015年)
第39回日本アカデミー賞
優秀作品賞
優秀監督賞(武正晴)
優秀脚本賞(足立紳)
優秀主演女優賞(安藤サクラ)
  優秀助演女男優賞(新井浩文)他多数
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
監督: 武正晴
脚本: 足立紳
音楽: 海田庄吾
出演: 安藤サクラ、新井浩文、重松収、根岸季衣 他
配給: 東映

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





安藤サクラ。




説明も何もいらない。



こんなこと、知っていたけれど。

とっくに気付いていたけれど。



もう
めちゃくちゃになるくらい嫉妬する。


才能にではなく、


「安藤サクラ」という人間がもつ
いや、もっているのではなくて“備わってる”のか?


もう本当によく分からないけれど、

安藤サクラにやられた。
またやってくれた。
今までで一番やってくれた。
安藤サクラという人間にやられた。


「敵う」「敵わない」
という表現はあまり使わないし、

あまり好きな表現ではないけれど、



もし彼女が日常にいても
これっぽっちも敵わないんだろうなと感じる。

やっていることや、
考えていることは全く違ったとしても


敵わないんだろうなと思う。


雲泥の差をつけられて。



恐ろしい。
えげつない。
なんて女だ。

なんて凄みのある人間だ。



もう、熱っい熱っい。


感動なんて、生温い音感が似合わない。


あたりまえ。失礼。



全部、やられた。




あー。敵わない。

あー。敵わない。

あー。熱っっい。




なんって、最悪なブログだ。




もう全部、もっていかれた。

最近のモヤモヤ、ウジウジ、メソメソ。

全部もっていかれた。




あなたには、敵わない。


精神状態なんて想像するのが
ちっぽけなことに思える。

そんなところに、神経は向いてないんだろう。






満島さんから安藤サクラさんへの手紙には

「本当の姿は、日常にとっておいて」

というような内容があったけれど、



この映画は、安藤サクラの日常だった。


「0.5ミリ」とは全く違う、嫉妬心。



新井さんと共に、最強だった。



映画の一言。
「敵わない女。」



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「この自由な世界で」/2007年イギリス

2016-01-07 02:19:35 | MOVIE


「この自由な世界で」
原題:「It's a Free World...」
/2007年イギリス

受賞:第64回ヴェネチア国際映画祭/脚本賞



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監督: ケン・ローチ
脚本: ポール・ラヴァーティ
音楽: ジョージ・フェントン
出演: キルストン・ウェアリング、ジュリエット・エリス、 レズワフ・ジュリック 他
配給:シネカノン

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真夜中。

ケン・ローチ監督は、
今まで作品を観たことがないはずだけど、名前を知っていた。
おそらく、アイルランドの活動家を舞台にした
「ジミー、野を駆ける伝説」(2014)が引退作品では!?という
ネットニュースを最近読んで、名を目にしていたからだと思う。

まだ観ていないけれど、今回の作品を観て、
改めて「ジミー・・も」観てみたいと思った。




「この自由な世界で」は、労働者と移民問題がテーマ。


理不尽な理由で会社を解雇された
シングルマザー・アンジーが、ある事業を始める。

それは、外国人労働者たちに仕事を斡旋するビジネス。

しかし徐々に、足を踏み入れたらいけない領域へ。
境界線を越えたあとも、無意識に、深みにはまっていく。。



主人公のアンジーに、もうそこまでにしときな!って言いたくなる。

でも、彼女自身は、
自分の行動がまちがっているとは思っていない。

そして、それは実際、まちがっていない。のかもしれない。
すべては、愛する息子を想う母親の性。


移民問題を納得し難い問題と捉え、
第一、知見もない私は、
ただ違法なだけなのでは?と思ったし、
いまも思ってる。

法の正・誤。
決まったモノに対して
異論を覚えたりするのは当然。


日本でも、復興や五輪に向けての外国人労働者の雇用と、
その後の不法滞在の問題を少しニュースで読んだ。

日本では、あまり浮き彫りになっていないと思っていたけれど

考えてみれば、ものすごく近いところでも
常日頃、経験していた。





「ある者にとっての自由は、
ほかの者にとって自由の侵害になる。」


何が本当に善くて、何が本当に悪いのか。


監督のインタビューを読んで、
吉田修一の「悪人」を思い出した。




社会派の監督には、奇妙な魅力を感じる。
恐ろしいのに、なんだかあったかい。

目を凝らして現実を見つめて、
映画全体を通じて鋭い主張をしているのに、

その視線がやさしいなぁと思う。

「悪人」でも、こう感じたけれど、
誰もを悪人のように仕立てあげながら、
全員の肩をもっている感じ。

まちがってないよ、とやさしく微笑みかける。

偽善者だとは感じない。

本当の善人とは、こういう人なのか。

でもすべて見透かされているような感覚になって、
少し怖い。



映画の一言。
「自由の共存とは。」


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12.23.WED

2015-12-23 23:07:24 | DIARY♪
あっという間に12月。
30歳になっている。


駅のホームだったり、街の横断歩道だったり。

ふとした瞬間に、世界はやさしいなぁと感じる。


誰かに話しかけられたわけでも、

何か良いことがあったわけでもない。

でも、ふとした瞬間に、

この世は、すてきだなぁと感じて、

涙が出そうになる。


一人でいる時、その気持ちはやってくる。

本当に生きているのかな。

小説の中、物語の中の

世界を生きているような感覚になる。






寒くて、手がかじかんでいる。

ポケットに入れたら、あったかい。

ホッカイロなんて入ってないのに、あったかい。

うれしくなる。

あったまって元気になった手は

やさしくなったような気がする。


右手で左手を撫でると、

また、やさしい気持ちになる。

そんな気持ちのままでいたい。


人に逢いたくなる。


でも、誰かといると、

そんな気持ちを忘れてしまう。


一人でいる時が、

一番やさしくなれる。

とても寂しいこと。



すぐに消えてしまう。

明日には消えてしまう気持ち。

やさしい気持ち。

人を想うのではなく、

何かを想っている。



ささやかな気持ち。

どうしたらいいか分からない気持ち。

この気持ちを、どうしたらいいの。


分からないから、また記してる。

残してる。


意味もなく。






























最近観た映画たち7

2015-09-20 13:06:09 | MOVIE


2015年1月に「6」を書いたぶりの観だめ集。

夏休みに観たもの。

「美しき絵の崩壊」/2013年 オーストラリア・フランス



監督: アンヌ・フォンテーヌ
原作: ドリス・レッシング
音楽: クリストファー・ゴードン
出演: ナオミ・ワッツ、ロビン・ライト、ゼイヴィア・サミュエル、ジェームズ・フレッシュヴィル 他


劇場の予告編で観て気になっていた作品。

ドリス・レッシング原作の「グランド・マザーズ」を
2人の演技派女優を主演に迎えて、映画化したもの。

親友2人が、それぞれの息子と
関係を持つ、という驚きの設定。

でもそんなに意外なことでもないのかもしれない。

やはりナオミ・ワッツは好きな女優。

いつまでも変わらず綺麗だし、演技が好き。
それに笑顔が本当に素敵だと思う。

アンヌ・フォンテーヌ監督の
女性心理の描き方はいつも興味深い。

隠れた渇望を浮き彫りにするような
背徳感と甘さが印象的な大人のラブストーリー。

 

 





「PARIS」/2008年 フランス



監督・脚本: セドリック・クラピッシュ
製作: ブリュノ・レビ
出演: ジュリエット・ビノシュ、ロマン・デュリス、ファブリス・ルキーニ、アルベール・デュポンテル、フランソワ・クリュゼ 他


ジュリエット・ビノシュが観たくて
三十路の誕生日に(笑)実家で鑑賞。

パリで生きている人々の暮らしを
様々な人生の角度から描いている。

人生というのは、
たまらなく切なく、愛おしい。

ファブリス・ルキーニは
「危険なプロット」で初めて観て好きだなぁと思っていたら、
また、この作品で、ふいに出会えて嬉しかった。

「しあわせの雨傘」にも出演しているようなので
早く観たくなった。

とにかく今は早く、
「ボヴァリー夫人とパン屋」で彼に会いたい。





「劔岳 点の記」/2009年 日本





監督・脚本・撮影: 木村大作
原作: 新田次郎
出演: 浅野忠信、香川照之、松田龍平、仲村トオル、宮崎あおい、新井浩文、モロ師岡 他


会社の先輩に春頃借りた作品。

日本地図を完成させるために、
未開の地・劔岳を命懸けで目指した
測量師たちの姿を描いた人間ドラマ。

カメラマン・木村大作が初監督に挑戦した作品で
迫力のある美しい山岳映像に感激した。


仲村トオル目当てで観たけど、
浅野忠信や松田龍平、香川照之、新井浩文をはじめ、
役者陣が本当にものすごく豪華で、
またストーリーも素晴しかった。

山に登る、ということがどういうことか
何を目指しているか、ということが
少し理解できた気がする。

 

 





「男と女」/1966年 フランス





監督・原作: クロード・ルルーシュ
脚本: クロード・ルルーシュ、ピエール・ユイッテルヘーベン
出演: アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン、ピエール・バルー 他

当時無名だった
クロード・ルルーシュ監督の自主制作作品。

製作資金節約のために、
セピアの映像がところどころに使われているのだけど、

それがとても良い味を出していて、
おしゃれで奥行きのある映像になっていた。

フランス映画を語る上で
避けては通れないこの作品。

1966年、カンヌ国際映画祭でパルム・ドール、
アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した名作。

やっと観ることができた。

監督が出演を依頼したジャン=ルイ・トランティニャンが、
アヌーク・エーメと知り合いだったために、実現した配役。



昨年観た『モンパルナスの灯』でも
相当美しいと思ったアヌーク・エーメが

この映画ではさらに美しくて素敵で、
心に残る作品になった。

 

 





「白ゆき姫殺人事件」/2014年 日本





監督: 中村義洋
原作: 湊かなえ
脚本: 林民夫
出演: 井上真央、綾野剛、蓮佛美沙子、菜々緒、貫地谷しほり 他


湊かなえさんの原作を読み終わってすぐに、
映画が観たくなるという、「告白」と同じ流れで鑑賞。

ネット社会の闇をテーマの一つにした作品。

原作の段階で、すでに
映画化したらこういう感じだろうな、と想像していたけど、
想像のままで、あまりパンチがなかったかな。

ただ、配役が本当にぴったりで観ていて楽しかった。

特に、城野美姫役の井上真央、
三木典子役の菜々緒は、原作のキャラクターを
そのまま映像化したような出来映えで、素晴しかった。

そして蓮佛美沙子は、
一、二回しか演技を観たことがなかったけど、
今までとはイメージが、ガラリと変わった。

飄々とした女性の演技がとても巧く、
味のある役者だと感じた。

 

 

 




と、覚えているのは、
こんなところか。


次回の観だめ集は

いつになるだろうか。



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「駆込み女と駆出し男」/2015年 日本

2015-09-20 10:08:28 | MOVIE
今更ながら、公開初日に観に行った
この映画のことを。

「駆込み女と駆出し男」/2015年 日本



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監督・脚本:原田眞人
原案:井上ひさし
音楽:富貴晴美
出演:大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、樹木希林、内山理名、陽月華、堤真一、山崎努...
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井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案とする人情時代劇。

5月16日の公開初日に、観に行った。
映画館は梅田ブルクだったかな。
書くのが遅すぎて忘れてしまった。



原田眞人監督の作品を観るのは、実は初めてだった。

舞台は、江戸時代後期。

離婚を望む女たちが駆込む
鎌倉の縁切寺「東慶寺」での出来事がメインとなる。




今回、満島さんが演じたのは、
堤真一演じる唐物問屋・堀切屋三郎衛門の愛人「お吟」。




この役のために、江戸時代の既婚女性の風習である
“お歯黒”と“引き眉”を披露している。




映画のパンフレットでも、
時代文学か何かの専門家の女性が

「最近の時代劇では、女性が“お歯黒”をしていなくて
違和感を覚えることが多いが、今回、よくやりましたね。」

という内容で賞賛しているように、
満島さんだからこそ、この演出は実現したのだろう。



タイトルにもある【駆け込み女】は、
主に「おじょご」「お吟」と、内山理名演じる「戸賀崎ゆう」の3人。

それぞれが夫との離婚を願って
寺へ駆け込み、寺で修行を続けて2年が経過したら
離婚ができるという制度。


抱えている事情は、どれも深刻なものだったけれど、
特に「お吟」の事情は複雑。

最後のシーンで、お吟が寺へ駆け込んだ本当の理由を知って
涙が出た。

生き様までが「粋」そのもの。



舞台「ハムレット」では、
ハムレットに「尼寺へ行け!」と言われる
オフィーリアを演じた満島さん。

実際に、寺へ入ってしまった。




原田監督は、当初役者を選ぶ際、
満島さんに、鉄練りの女「おじょご」を配役していたという。

しかし、脚本を読んだ満島さんは、
「お吟」に興味があるのですが・・・との返答。


江戸の女の“小粋”という表現にとても惹かれ、
調べているうちに、どんどん「お吟」役に興味を持ったのだという。


満島さん自身は、「おじょご」を
鉄練工という職業柄、自分よりもっと、
身体のしっかりした人をイメージしていたという。


難しい役どころであり、
年相応の貫禄や人生経験を有する「お吟」には、
もう少し歳が上の女優を考えていた原田監督だったが、

「満島が化けたら、おもしろくなりそうだ」
と、挑戦することに。

そして、おじょご役には、
以前から才能を認めていた戸田恵梨香を配役。






満島さんはこれまでも、
「一命」や「開拓者たち」で時代劇・歴史モノを演じているが、


今回満島さんを改めて尊敬し、
本当に魅力的な女優だなと感じたのは、

「所作」の美しさと艶っぽさだった。

役を愉しみながら、ところん追求する根性を
見せつけられた。


今回、“江戸の女”を演じるに当たって
様々な映像や文献(毎度のごとく)、そして専門の先生に習いながら
所作や着物の着こなし、独特の話し方などを
徹底的にカラダと心に叩き込んで役に挑んでいる。

それに、お茶の先生と語らったり、
東慶寺の住職達に坐禅の会や勉強会を
開いてもらったりもしたそうだ。


スクリーンの中にいる満島さんは、
今までに観たことがない満島さんだった。


満島さんの周りだけ、江戸の日常感が
醸し出されていたように思う。




色々な障壁がありそうな演出を、
さぞ当然かのように、しなやかに、やり遂げるところは
本当に、独自のスタイルが確立してるなと思う。




満島さんは、いつかの雑誌で
こんな内容のことを言っていた。

「身体を変えれば心が伴い技が生まれる」

これを毎回体現しながら、
新しい【役者】像をつくり上げる満島さん。



一昨年の熊切和嘉監督作『夏の終り』では、
満島さんと縁が深い日本放送映画藝術大賞の
優秀主演女優賞のみの受賞だったけれど、

今回のお吟役は、
確実に多くの賞をとると確信している。

それも、玄人傾向が強い賞を。



映画の一言。
「アクの強い役者」




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2015 鳥取 一人旅

2015-08-30 18:31:47 | TRAVEL
今年の夏旅は、二泊三日で鳥取へ。

小学生くらいの頃に家族で行ったことがあるけれど
ほぼ記憶がないので、

今回はお財布的にも近場の旅にしようという理由で、
毎度のこと、急遽プランを立てた。

期間は短かったけれど、
今回は現地の交通機関をフル活用して、色々な場所を観光できたので、
すごく充実した楽しい旅になったな。

ーーーーーー

一日目/8月22日(土)

前日に飲み会の予定があったため、
念のため少しゆっくりめのバスを予約。
(深酒したため、ほんと正解だった!)

11:10 梅田ー14:03 JR鳥取駅前
(高速バス¥3,700)


あっという間に鳥取到着。


最初は鳥取市内散策を予定していたんだけど、急遽予定を変更して、
ローカル線「若桜鉄道」でノスタルジックな鉄道時間。
(一日フリー乗車券¥760)


郡家(こおげ)駅から若桜駅の区間は、
駅数9駅、往復約1時間。
各駅では、手づくりのカカシに出合える。





長閑な田園風景を眺めたり、のんびりゆったり心が和む。

『男はつらいよ』のロケ地になった駅には「寅さんカカシ」もいた。

終着駅の若桜駅。こういうの、いいなぁ。







16時頃~鳥取タウンを散策

一番行きたかった「鳥取民藝美術館」

鳥取は、医師の吉田璋也(1898-1972)が広めた民藝運動に力を入れているらしい。
日々の暮らしで使われる日用品に「美」を見出して活用するというもの。

「鳥取民藝美術館」の隣には、「鳥取たくみ工芸店」、その隣には「鳥取たくみ割烹店」。
土蔵づくりの3店舗が軒を並べていて、“民芸コーナー”と呼ばれているらしい。




左から、「鳥取民藝美術館」「鳥取たくみ工芸店」「鳥取たくみ割烹店」。


器などの民芸品を「鑑賞して」「買って」「実際に使う」という
一連の流れが、この民芸コーナーで実現する。


「鳥取民藝美術館」も、吉田璋也自らが設計している。



中には、国内・海外で収集した民芸品が展示されていて、とても素敵だった。

さらに2階は心から落ち着く素晴しい空間。
床がギシギシと鳴って趣があった。

「想いノート」という訪問者が一筆残せるノートが用意してあり、
私も一筆記してきた。全国各地から訪れたみんなの言葉を読むのもおもしろかった。


その後、町を散策していると、
「荒木神社」という神社で偶然イベントのようなものに遭遇!

「居合」をやってた!!!!初めて観て感動した。


その後も19時頃まで町をひたすら散策。

センスの良い書店や、




なぜか動物園のような空間がある無料の「真行寺公園」




神戸の栄町のようなレトロなビルも発見!






町歩きは楽しいなぁ。





大きなひまわりにも出合った。







19時~今晩の宿「常天」さん




お寿司屋さんがやっている創業約80年の老舗の旅館で、
もんのすごく雰囲気が良い。

好きだわ~こんな宿。




奮発して、夕飯はカウンターでお寿司が食べられるプランを予約。


(HP引用)


薪を使い羽釜でシャリを炊いてるらしく、
少しモチっとしたシャリがおいしい!!



地元の魚介などを出してくれて、地酒も堪能!!!
うま~い!!!



おやっさんとおかみさんとおしゃべりしながら、
鳥取のこと、色々教えてもらってすごく良い時間だった。





お風呂は共同のものがあるんだけど、
近くに銭湯があるらしく、そりゃ行きますとも。




昔ながらのお風呂屋さん。

広くて、いい湯だったなぁ~。


おふとんで、おやすみ。




ーーーーーー

二日目/8月23日(日)

7時半に朝食を用意してもらった。



昨晩、お寿司で食べたハタハタも焼いてくれて、
かわいかったし、おいしかった~!!




朝日が気持ち良い。






8:30 宿出発

よ~し快晴!

近くにはこんな広場もあった。





今日は、麒麟獅子バスをフル活用して、
弾丸で色々な場所を回る、と決めていた。




想像以上に、盛りだくさんな二日目になったな。


まずは、いざ、鳥取砂丘!!!


9:15 JR鳥取駅ー9:50 鳥取砂丘
(麒麟獅子バス一日乗車券¥600)



9:50 鳥取砂丘




バスから降りて、階段を登ると・・・




うわーーーーーーーーーーーー!!!

さきゅうーーーーーーーーーーーー!!!!!





思わず声が出るほど、雄大な景観。

もう何も考えることなく、
ただ、すばらしいの一言。



突然、日本じゃないみたい。

砂に足をとられながらも、正面の丘を目指す。



10万年の歳月の中で積み上げられた
「砂の丘」は思った以上に傾斜が急で、登るのしんどい。。

果たして私は、20年前も、こんなにハーハー言ってたのだろうか。

管理人のおじさんに写真を頼んだりしながら、
やっとのことで坂を登りきると・・・




海ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!



きれい!!!!!!!!!!!!



ほんと、鳥取砂丘って、すごいな。

砂はさらさら。




あまりにも良い景色なので、
丘のてっぺんに座って、しばらくぼ~っとしていた。



お客さんみんな、目がキラキラしていたな。



ずっとココにいたい気分だった。




入口までも戻り、梨ソフトを食べながら、徒歩で、次の目的地へ。





11:30 鳥取砂丘 砂の美術館

世界トップクラスの砂像を、
毎回テーマを変えて展示する世界初の砂像専用屋内美術館。

今年のテーマは「ドイツ」。




世界各国からアーティストを招いて、
つくられた砂像は、本当に圧巻!!!






館内に設置されたビデオルームでは、アーティストが、
「鳥取砂丘の砂はやわらかくて、像をつくるのにとても良い砂だ」と話していた。


しばらく美術館に滞在し、
麒麟獅子バスに乗り込んで次の目的地へ。


12:15 鳥取港



空がぱーっと開けていて、開放的な海沿いを散歩。


港は、いいな。


海岸につながれた漁船が、ゆらゆら揺れていて、
漁師さんの仕事を身近に感じられる。



それに海も空も真っ青で、サングラスをかけないと目が開けられないくらい。



少し歩くと、
地元の野菜や魚介類を販売している大きな市場があった。

野菜がすごく新鮮で、とにかく安くて、
旅行中じゃなかったら絶対買いたいものがたくさんあったけど、

「ミニトマト」を¥100で購入。
ものすごく粒が大きくて、真っ赤でおいしそう。



バスを待ちながら、そのトマトをさっそくおやつ代わりに食べた。
とっても甘くておいしかった~。




13:15 湖山池ナチュラルガーデン



絶対行きたかった場所。
湖山池のほとりに、地元の山野草が育てられている。



「ナチュラルガーデン」っていうのは、
植物が本来持っている自然の力を生かすための工夫がしてあるお庭のことだそう。



けっこうヘンピな場所にあるからだろうか。
入場無料なのに誰一人観光客がいなくて、最高だった。

のんびり湖畔に座って水の音を感じたり、
サギやカモ、美しい緑やお花に囲まれて癒されたなぁ。



心に残る時間だった。



ここまで、麒麟獅子バスを最大限活用して鳥取駅へ戻り、
今晩の宿がある倉吉へ移動。



14:35 JR鳥取駅ー15:45 JR倉吉駅
(JR山陰本線・米子行¥670)


約1時間の列車旅。

倉吉駅に到着!




倉吉は明日、散策する予定だったので、
今日の残りの時間は、「三朝(みささ)温泉」へ出向くことにした。

今日は、めちゃくちゃ動いている。



16:35 JR倉吉駅ー16:59 三朝温泉
(日の丸自動車バス¥470)



17:00 三朝(みささ)温泉



三朝川の両岸にレトロな温泉宿が建ち並ぶ温泉街。
町はこじんまりとしていて、町歩きには最適!!




「かじか橋」には、足湯があって誰でも入れるんだけど、
湯がとにかく熱くて、2秒も浸けてられなかった(笑)





でも景色は最高だったな。

美しい町のシンボル「三朝橋」。



浴衣姿の温泉客が、風情あるなぁ。

その後も足湯を発見し、
合計3回も無料で足湯を堪能。



浸かりながら、加古川出身のおばちゃんと世間話もした。
歩き疲れた足が、少し軽くなった気がした。



暗くなってきたので、倉吉のビジネスホテルへ戻ろうか。





19:05 三朝温泉ー19:28 JR倉吉駅
(日の丸自動車バス¥470)



今晩のビジネスホテルにチェックイン!



素泊まり¥3,900申し分なし!

夜は、ホテルの近くの「ごっつぉラーメン」でご当地ラーメン!



ラーメンは、昨年岐阜旅行に行った時以来。
鳥取は、牛骨ラーメン。あっさりでうま~~~!


この日は、ものすごく歩いて疲れたので、12時には就寝。




ーーーーーー
三日目(最終日)/8月24日(月)

有給休暇をとっての旅、最終日。

9時前にはホテルを出て、予定通り倉吉散策。

9:05 JR倉吉駅ー9:17 赤瓦・白壁土蔵
(路線バス¥230)



9:20 倉吉/赤瓦・白壁土蔵



倉吉の赤瓦・白壁土蔵地域一帯は、
玉川沿いに江戸・明治時代に建てられた土蔵がたくさん残っていて、

国の重要伝統的建築物群保存地区に指定されている。

現在は、土蔵がショップやカフェとして改装・活用されていて、
歴史的な景観が楽しめる観光エリアになっている。





倉吉は、すごく好きな場所になった。
鳥取砂丘以上に、思い出に残っているな。


観たかった水路。



水が綺麗で、鯉も気持ち良さそうに泳いでた。


観光案内所は、ラムネ工場を改装した建物で趣たっぷり!
しかもコインロッカーは無料!




焼けてしまった建物を活用して防災センターの役割を担っている
「くら用心」



日本の建築って、ほんとにすてきだなぁ。




こんな小路には、赤い灯籠も。



それに、この路地の先にある大連寺には、

大阪の淀屋橋をつくった日本一の大商人「淀屋」と
関係が深かった淀屋清衛兵の墓もあるのだそう。


倉吉淀屋





倉吉の商家建物の中で現存する最古の町家建物。
「淀屋」の屋号を称する牧田家は、
淀屋清衛兵とも関係があったとか?



一番おもしろかったのは、豊田家住宅




江戸時代から呉服屋を営んでいた商家の家屋で、国登録有形文化財指定。


二階建ての母屋から中庭を挟んで、二階建ての離れがある。

管理人?のおじさんがすごく詳しく説明してくれて、
とても勉強になった。

派手ではないけれど、
この建具のように、こんなに細部が精巧につくられているのは珍しいのだそう。



太鼓橋を渡る中庭。風情ある。



こんな中庭があるお家に住めたら幸せだなぁ。



離れには、丸窓の明り取りが良い趣を醸してる。







お昼になったので、食べようと決めていた
土蔵蕎麦



二段で一人前の割子風そば。
おそばも、そば湯も本格的で最高だった。




バスの時間もあるし、
そろそろ、鳥取に戻らなきゃな。


13:45 赤瓦・白壁土蔵ー13:57 JR倉吉駅
(路線バス¥230)


つづいて

14:11 JR倉吉駅ー15:12 JR鳥取駅
(JR山陰本線¥670)



鳥取タウンに戻り、
欲しかった牛ノ戸焼の箸置きを購入。

↓コレ


(HP/garitto引用)



帰りのバス。

16:40 JR鳥取駅前ー20:05 難波OCAT
(高速バス¥3,700)





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旅の終り。


今回も、盛りだくさんでとても有意義な時間を過ごすことができた。
たくさん歩いて、見て、観て、聞いて、聴いて、
感じて。

ノースリーブの袖通りに綺麗に日焼けしたなぁ。

冬の旅も良いけれど、やっぱり夏の旅は
「旅」!という気持ちが強くて良い。

暑い中、リュックを背負って汗をかいて、
好きな場所に気ままに出かけて、
充実しているなぁ。と嬉しくなる。


どんなに環境が変わっても、歳をとっても、
いつまでも、私は、こういう時間を大切にしたい。

一番自分らしくいられる時間だと思う。






旅の一言。
「知らない町を歩いてみたい/永六輔」





7.19.SUN

2015-07-22 23:06:36 | DIARY♪
7月19日は、神戸で

幼なじみの一人、真理子の結婚式だった。

真理子は、数年前にフランス人の旦那さんとの間に
男の子が生まれていて、今年のお正月には抱っこもさせてもらった。

落ち着いたこの時期に、
改めて結婚式を挙げることにしたのだそう。

会場は、エスタシオン・デ・神戸。
初めて訪れた会場だったけれど、
神前式の会場がとても静謐で素敵だった。





私には、5人の幼なじみがいる。

そのうち、初めて結婚したのが真理子だった。

お互いの実家は、徒歩3分くらいの距離。
幼稚園の頃から遊んでいたし、
小学生の頃には真理子の家にも何度も遊びに行った。

もちろん、お互いの家族のこともよく知っているけれど、
中学生になった頃からはあまり家に遊びに行かなくなり、

真理子のお母さんやお姉ちゃんや妹とも
顔を合わせることがなくなっていった。


そんな中で、式で15年ぶりくらいに真理子の家族と再会して、
一番びっくりしたのが、真理子の妹の成長ぶり。

たしか5歳くらい歳が離れているので、
私達が小学校高学年の頃は、まだ一二年生。

妹のイメージは、当時のままで記憶が止まっていたけれど、
式で会った彼女は、25歳。
とても綺麗でかわいらしい女性になっていた。

本っ当にびっくりして、最初誰か分からなかった。
あんなにちっちゃかったあの子が・・・。

まるで親戚のおばちゃんにでもなった気分だった。


それもそうだよな。
私は今年で30歳。


月日が経つのは、
想像以上に、早いんだなぁ。
などと、最近よく口にする言葉をまた言ってみたりする。



披露宴は、和のおもてなしだった。



披露宴で和食を頂いたのは、
初めての経験だったな。


国際結婚というのも関係しているのだろうか。






その後、旦那さんが働いている
三宮のフレンチの店で二次会。

クイズでは、まさかのUSJのペアチケットが当たった!
奇跡。



幼なじみとも正月ぶりに会えて、
楽しい一日だった。


帰り際、
「次は誰やろう?」という会話になったものの、、、、。


「私達て、ほんと我が強い女の集まりだよね~」

と変に納得をして解散笑




みんなは、実家に帰り、

私だけ大阪に帰ってきた。








今日の一言。
「人生のほとんど一緒。」