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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【4/16~4/17】

2024年04月18日 02時15分51秒 | マリーンズ2024
≪4/16≫


 桜舞い散る大宮のグラウンドでベテラン右腕が躍動した。西野勇士投手が4月9日のライオンズ戦で7回を投げて被安打5、無失点。今季初勝利を挙げた。試合前まで雨が降り、風が強く吹く悪コンディションの中、堂々たるピッチングでチームを勢いづかせた。

 西野が「キャッチャーがうまくリードをしてくれた」と言えば、マスクをかぶった田村龍弘捕手も「西野さんがめちゃくちゃ良かった。コントロールが抜群に良かった」と絶賛した。

 投手の良さを引き出した捕手とその要求にしっかりと応えた投手。西野と田村のバッテリーからは強い信頼関係が生み出すあうんの呼吸を感じる。

 西野は言う。「同じ感覚で投げることができている感じがする。サインで首を振ることは、ほとんどない。1試合に1度あるかないか。いや、ないかな。3試合に1度ぐらい。いつもピッタリと合う」

 この試合はフォークボールがさえていた。今季初先発となった4月2日のホークス戦(PayPayドーム)では6回2失点で負け投手。次回登板に向けて落ち幅を大きくできないかを検証した。参考にしたのが後輩の種市篤暉投手。フォークを武器に三振を量産する若者に練習後のロッカーで握りなどを聞いた。

 「そういうことに年齢とかプライドとかは関係ない。年上の方でも年下の選手でも学べるものは学びたい。いつでも気になることがあれば聞くというスタンスでやっている」と西野は笑う。

 このフォークは、わずか1週間の調整期間でフィットし、結果的に功を奏した。打者がフォークに苦戦をしているのを反応で感じたバッテリーはこのボールを中心に配球。スライダー、シュートも生き、凡打の山を築くことができた。

 「もちろん、日々のコミュニケーション取っていますが、田村がいろいろと打者の反応とかを感じてくれて、それに沿って配球をしてくれる。いつもすごい研究してくれているし、見てくれている。洞察力をすごいと思う。それにピッチャーの気持ちを考えて気持ち良く投げやすいように、乗っていけるように配慮してくれている」と西野は全幅の信頼を寄せる。

 昨年は8勝。今年こそ自身初の規定投球回数到達と2桁勝利を目指すプロ16年目右腕が頼りにする女房役と二人三脚、長いシーズンを歩んでいく。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

(千葉日報)

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≪4/17≫


粘りの打撃

 「アウトになっても球数を投げさせたり、相手にとってもいやらしいバッターになることが自分のレギュラーへの近道だと思うので、そういうバッターを目指してやっていきたいと思います」。

 現在2試合連続で『9番・二塁』でスタメン出場しているロッテ・小川龍成は、粘りの打撃を見せている。

 16日の西武戦では、0-0の2回二死二塁の第1打席、先発・平良海馬に対してファウルで粘り、ボール球はきっちりと見極め、3ボール2ストライクからの9球目のスライダーを見送り四球を選んだ。3-3の11回一死二塁の第4打席は、二飛に倒れたが、増田達至に対して9球を投げさせ、最終的には岡大海の適時打でサヨナラ勝ち。小川は16日の西武戦、5打席立って、この日チーム最多の27球を西武投手陣に投げさせた。 

逆方向にライナーを打つ

 粘るだけでなく、昨年の秋季練習から逆方向にライナーを打つ感覚を身につけるため徹底的に振り込んできたが、14日の楽天では、5-1の3回二死三塁の第2打席、藤井聖が2ボール2ストライクから投じた5球目の外角143キロストレートを逆らわずレフト前に適時打を放てば、8-2の9回一死一、二塁の第5打席、清宮虎太朗が2ボール2ストライクから投じた5球目のインコースよりの152キロストレートをレフト前に安打と、2安打ともこれまで取り組んできた形だった。

 小川自身も「その2本は自分の理想とした打席ができたと思うので、それを続けられればと思います」と振り返る。

 ただ、「まだ全然、練習含めですけど、確率は悪いので、しっかり理想とした打球を打てるように練習したいと思います」と、現状には納得はいっておらず、もっともっと技術向上を図っていくつもりだ。

 確率を高めるために打撃練習の中で、自身のチェックポイント、意識していることは何なのだろうかーー。

 「ポイントをなるべく近くというか、ボールを長くみられているなという感じと、打球の高さですね。フライだったり、ゴロにならないように低いライナーを打てていれば、良くなってくると思います」。 

「レギュラーを取ることが目標」

 セカンドの守備でも、4月13日の楽天戦では、2-2の9回一死満塁で島内宏明のセカンドライナーを前進守備のセカンド・小川がダイビングキャッチ。「弾いてしまったりしたらサヨナラの場面だったので、なんとしてもとってやるという気持ちで守っていました」と、サヨナラのピンチを好守備で防いだ。

 16日の西武戦では今季初盗塁を決めるなど、攻走守で良い働きを見せている。ここ2試合はスタメンで出場しているが、「本当に準備のところを大事にして、最善の準備をして試合に臨めば結果はついてくると思うので、準備を怠らずやっています」とし、「守備もバッティングもとなるので、全部において最善の準備を心かげています」と続けた。

 「スタメンでレギュラーを取ることが目標なので、しっかり結果を出してアピールして、スタメンで多く出られるようにやっていきたいと思います」。日に日に高まる存在感。セカンドのレギュラーの藤岡裕大が16日のオイシックス二軍戦で実戦復帰を果たしたが、小川も藤岡が不在の間に持ち味を発揮し続けることができれば、チーム力アップに繋がる。この先も、粘りの打撃、反対方向へのライナーへの打撃で、首脳陣がスタメンで起用したいと思わせるような働きを披露していきたいところだ。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)


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