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コラム記事 【2/4~2/5】

2022年02月05日 23時30分04秒 | マリーンズ2022

≪2/4≫

「先発、リリーフの調整方法は変わらない」、「決め球が全球種」。楽しみな存在のロッテドラ3・廣畑

「自分はそんなに突出して能力が高いというのがないので、そういったところでも安定感、ピッチングでもフィールディングであったり、そつなくこなす、満遍なく高いレベルで全てができているところをアピールしていこうと思います」

 石垣島春季キャンプでこのようにアピールしていきたいと話したのは、ロッテのドラフト3位・廣畑敦也(三菱自動車倉敷オーシャンズ)だ。

“満遍なく高いレベル”でいうと、決め球もそうだ。「大学時代からカーブを投げていて、社会人でカットボールを投げている。2つの球種。軸になるボールを増やそうという部分では、自分のなかでやってきた成果をこのキャンプで出せているのかなと思います」。カーブ、カットボールを武器とし、春季キャンプのブルペンでも捕手陣からは「カーブはすごいいいねと言われたので、自分の自信のある球を評価してくれるというのはいいことだと思います」と評価を受けた。

 カットボール、カーブを決め球にしていくのかと思いきや、廣畑は「僕はどちらかというと決め球が全球種」という考えを持つ。

 「どんな場面でもまっすぐならまっすぐ、カットならカット、カーブならカーブ、チェンジアップならチェンジアップと、キャッチャーが組み立てていくなかで、この球を今回は決め球にしようと、全球種、決め球にできるようなピッチャーになりたいと思っている」。相手打者の調子、試合展開、廣畑のその日の投球の出来によって、決め球を変えているようだ。

 社会人時代に全球種を決め球にしていることで、助かった場面があったという。

 「まっすぐがダメな日でもカットボール、カーブが良かったら、見せ球にすることもできる。逆にカーブ、カットボールが安定しなくても、まっすぐが良ければ、まっすぐとチェンジアップだったり、2つの球種を揃えることができていた。いろんな球種を高いレベルで投げられるのは大事だなと感じています」。

 先発とリリーフでは球種の違いは出てくるのだろうかーー。

 「リリーフでいく場面は基本ピンチの場面。流れを持ってきて欲しいという場面が多いと思うので、社会人時代はまっすぐが、どのチームからも速いピッチャーと思われていた部分で、まっすぐで押していくというのはあった」。

 「先発だったら先発で速いボールがあるけど、変化球とかもカウントをすぐ作っていけるピッチャーだなと思っていてくれたので、バッターも警戒していると感じる部分はあった」。

 廣畑は先発とリリーフの両方をこなせるのが強み。「先発、リリーフするときも調整方法は全く変わらないので、いつでもいけるように準備はしています」と、柔軟に対応ができそうだ。

 第1クールは1日にブルペンに入り、3日に打撃投手を務めた。「まだバッティングピッチャーしかしていないんですけど、バッティングピッチャーをしていくなかで、コントロール、まっすぐの強さ、昨日の時点では自分のなかでは良かった。そういった部分を継続して、今度はスピードという部分を見せていければいいかなと思います」。開幕一軍入りへ向けて、第2クール以降もアピールしていく。

▼ 廣畑敦也
背番号:30
生年月日:1997年12月3日生
守備位置:投手
身長 / 体重:175センチ / 83キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:玉野光南高-帝京大-三菱自動車倉敷オーシャンズ-ロッテ(ドラフト3位)

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪2/5≫

ロッテドラ3・廣畑が「マウンド上で楽しく野球をしている姿を見せたい」と話す理由

 ロッテのドラフト3位・廣畑敦也(三菱自動車倉敷オーシャンズ)は昨年12月に行われた新入団選手発表会で両手でMを作りMポーズを披露すれば、今年1月の入寮の際には弾き語りを行い、マリーンズファンを盛り上げた。

 ロッテファンの前で「マウンド上で楽しく野球をしている姿を見ていただければ」と意気込む。

 “楽しく野球をしている姿を見せたい”。その原点やきっかけはあるのだろうかーー。

「社会人時代の経験がいきている」と話す。「リリーフで苦しい場面で登板するときは、相手はチャンスで盛り上がっていた。こちらは“ピンチで盛り上がってやろう”と」。

 「僕が流れを変えてやろうという意味で、楽しく明るく、声も出したり、笑顔でやったりとか、そういったところでチームとコミュニケーションをとって、僕の強みだなと思っている」。

 「野球をするなかで、ピンチで下がるのはよくない。ピンチで勢いを出すと次の攻撃につながっていくと考えているので、明るくしています」。

 楽しく野球をするという考えに至った経緯を教えてくれた。普段の性格についても「暗いことを考えても仕方がないと思っている。次に次にと。もともと喋るときも明るく元気にやるというのは僕の中で、野球のなかでも大事なことだと思っています」と教えてくれた。

 プロの世界でも、社会人時代と同じように“廣畑敦也”の野球スタイルを貫こうと考えているのかーー。

 「そうですね。そこは変えたくないというか、ファンを魅了してナンボのプロ野球選手。(ファンのみなさんに)楽しんでいただくというのが大事な部分かなと。そういったところで、いいなと思ってもらえるようにやるのが一番ベストかなと思いますね」。

 もちろんプレー面でも社会人の即戦力ルーキーとして、「1年目から貢献するのが今年の仕事なのかなと思います」と“野球”で結果を残していくつもりだ。プレーとファンサービスの両面で、チームを盛り上げるような姿を見せるためにも、練習試合、オープン戦で結果を残し、開幕一軍を掴みたい。

▼ 廣畑敦也
背番号:30
生年月日:1997年12月3日生
守備位置:投手
身長 / 体重:175センチ / 83キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:玉野光南高-帝京大-三菱自動車倉敷オーシャンズ-ロッテ(ドラフト3位)

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

 

 

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