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ずっこけまみぃの 気ままな く・ら・し

写真と日記で、気ままな楽しい毎日を!

雪国を懐かしむ旅⑥

2025-03-17 19:46:00 | 旅行

「長勝寺(ちょうしょうじ)」が見えてきて歩いて行くと、隣にある禅林公園の
忠霊塔が見えてきました。ここも雪に埋もれていました。
この忠霊塔は、第二次世界大戦で戦死した戦没者の供養塔だそうです。
地面は雪に埋もれ、空を見上げると青空でした。




そして、いよいよ「長勝寺」の三門に着きました。
(2代藩主・信枚(のぶひら)によって建立された三門)
 
「長勝寺」は国指定重要文化財です。津軽家の菩提寺で、当初鰺ヶ沢に建立されましたが、
弘前城築城と同時に南西の守りとして、1610年に現在地に移転。
三門、梵鐘(ぼんしょう)、霊廟(れいびょう)、五百羅漢(ごひゃくらかん)、
本堂など、一見の価値ありです。・・・ひろさきガイドマップより




 
三門を入りました。





雪道をゆっくり歩いて行きました。





本堂が近づいてきました。
雪道の感触を確かめながら、一歩一歩歩いて行くと
遠い昔の雪道を歩いた記憶が蘇ってきました。





そして、そのサクッサクッと言う音を楽しみながら、動画を撮ったのです。





そして、阿弥陀如来、薬師如来、十一面観音の三尊仏とその厨子(ずし)と
それを取り巻く五百羅漢がおさめられている厨子堂を見ました。
三尊仏を中央に、左側にも右側にも同じく羅漢の隊列がありました。

羅漢とは…悟りをひらいた高僧だそうです。

 
 



 
 
・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━

 
「長勝寺」を後にして、次は「藤田記念庭園」にやってきました。
駐車場が遠いところにあるので、ここ迄は雪道を歩きました。
人が通る細い坂道は、凍って滑りやすくなっていましたが、
私はすっかり雪道を歩くのが上手くなっていました

 友だちは以前ここに来たかったけど、いつも素通りだったので
ようやく来られてとても嬉しそうでした
 
 



まずはちょっとお茶タイムです。
リンゴ🍎のスイーツが美味しかったです。
お菓子もお土産も、リンゴが多く、弘前だな~と思いました。
(青森県はリンゴの生産量が日本一、津軽地方で特に盛ん)





そして、庭園を散策。樹木を守る雪囲いを見る事が出来ました。
三角屋根の雪囲いが何とも言えず美しかったのです。
 
 



そして、「大正浪漫・喫茶室」のある建物に入りました。

ほんとはここの喫茶室で食事をするつもりだった、と、友だちが
悔しがっていました。
でも、待合室のステンドグラスの美しさに見とれたり、大正浪漫をたっぷり
味わう事ができました。

(上の写真はネットから拝借しました。)




✼••┈┈┈┈••✼💛✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼💛✼••┈┈┈┈••✼


とうとう弘前から離れる時間になりました。
帰りは、「新青森駅」から新幹線で帰る事にしました。
Googleマップで検索したら、ここから50分程かかるという事でした。

友だちが送ってくれるというので、車で「新青森駅」に向かいました。
検索時間通り「新青森駅」に着きました。
ここで降ろしてもらい、友だちと別れを惜しんだのです

私の友だちには、本当に最初から最後までお世話に
なりっぱなしでした。どうも有難うございました
 
初めての新青森駅で、切符もまだ買っていなかったので
ちょっと不安になりました。
平日だからと思って安心していましたが、凄く混んでいました。
どうにか切符を購入出来てひと安心
 
 

(新青森駅の写真はネットから拝借しました。)

緊張していると言いながら、しっかりと駅弁も買いました。美味しそう~
まだご馳走を食べるつもりなのか、自分でも呆れました。
(青森と言ったらホタテとイカでしょう
さすがに食べきれなかったけど、大満足でした





そして予定通り東京に着きました。
秋田から東京までは4時間近くかかりますが、新青森駅から東京までは
3時間10分しかかかりませんでした。
それなのに、東京駅から我が家迄は2時間位かかったんです
東京の田舎はつらいよ


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今回の旅行は、友だちが私たちは雪国で生まれ育ったのだから
今こうして元気なうちに、もっと雪の多い北の方に行って
吹雪の中で「津軽三味線を聴こう」と計画を立ててくれました。
正直ちょっと戸惑ったのも事実です。
でも、これまで何十年も忘れかけていた大事な事を思い出したのです。

秋田の冬は、私が子どもの頃はもっと雪が降って、12月の後半に根雪になり
雪がいっぱい積もり、外を出ると吹雪でした。その中を必死に歩いたのです。

家の中は、朝起きると濡れた布巾やタオルがカチカチに凍り、
暖房は薪ストーブ。それも居間だけで、寝る部屋はそのままでした。
窓や玄関の前に雪囲いをしていましたが、
毎朝玄関をあけ、雪かきをしないと、外に出られませんでした。
屋根に雪が積もってくると、部屋の戸が開かなくなるので
男手のなかった我が家では、近所の人などに雪下ろしを頼んでいました。

でも、その中でもちゃんと生きてきたのです。
今回の旅行で、今迄の人生を振り返り、はっと気が付いたことは
雪に埋もれて育った経験は、私の人生の原点なんだー
 
そして、その事を気付かせてくれた我が友に、心から
感謝の気持ちを捧げたいと思いました
本当に有難い気持ちでいっぱいです。多分友だちも喜んでくれるでしょう。
 
あれから早や3週間近くになりました。私の「雪物語」が終わりました。

今日は彼岸の入りです。寒さもあと少しです。
 
雪国はこれから雪どけです。そして待ちに待った春の訪れです。
 
 
˖✻*˸ꕤ*˸*⋆。˖✻*˸ꕤ*˸*⋆。おわり˖✻*˸ꕤ*˸*⋆。˖✻*˸ꕤ*˸*⋆
 
 
 
 
 
 
 
 
 








 
 









 
 
 




 
 

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11 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (よっちん)
2025-03-18 08:43:05
春を迎える喜びは
私のように温暖な地で暮らす者と
雪国の人とでは全然違うでしょうね。

以前、職場に日本海側出身の人がいたんですが
「私は大学で大阪に来たんですが
大阪は冬にほとんどの日が晴天でしょ。
私の故郷はずっと曇りか雪なんです。
冬に青空を毎日のように見られるのって
嬉しかったなぁ」と話していました。
その言葉がすごく印象に残っています。
返信する
☆.。.:*・°^ー^おはようございます.。.:*・°☆ (Cinnamon)
2025-03-18 08:49:26
「サクッ サクッ」
雪を踏みしめる音。
耳を傾けて愉しみました(*^-^*)
私は北海道に生まれ育って お引越しはしてますが
ずっと北海道 ! 雪と共に育ったわけですけど
昔と今じゃ生活様式の変化は驚くべきものです。
子どもの頃の生活を思い出して懐かしんでます。
最近、BCで昭和のドラマを楽しんでるんですよ~
昔に戻りたいとは思わないけど昭和も良い時代でした 笑
ずっこけさん、本当に素敵な旅でしたね~
感動がブログに溢れていて伝わってきました。
お次は、何処にいらっしゃるのでしょう ?
また、ご友人との再会が楽しみですね。
素敵な旅の紹介、ありがとうございました(*^-^*)
返信する
Unknown (sumire024)
2025-03-18 10:12:42
長勝寺、立派なお寺さんですね
中でもこちらのシンボル的な「三門」は、
何故「山門」ではなく「三門」なんだろうと調べてみたら
なるほど深い意味がありました
弘前には素晴らしいお寺さんがあるんですねぇ
同じく江戸時代初期の建立で日光東照宮を思い出しました。
まぁ東照宮はお寺ではなく神社ですが^^;
ほんとう、雪の中の長勝寺も素敵ですが
雪のない姿が見たいって気持ちも強くなりますねぇ
東京駅からご自宅まで2時間(笑)
千葉の我が家だと東京駅から1時間くらいかな。
やっぱ東京の西のほうは行程距離、ちょっと食いますね(笑)
返信する
Unknown (アメリカン・ブルー)
2025-03-18 11:55:21
ずっこけさん  こんにちは~(*^-^*)
とても想いの深い旅日記を読ませていただき
折々に想いを重ねて、ここも、あそこもコメントしたいと思いながら
感無量な気持ちであまり残せそうにありません(/ω\)
秋田市に転勤で移り住み1年半でしたが2回の冬を経験しました。
岩手とも違う日本海側の冬はまた別世界で、この過酷なところになぜ長年住んでいるのだろうと思いましたが
春がやってくると、今まで見たことがないほどの煌めきとすべての花が一気に萌え始め、それはそれは美しい春を描きました。
これが人々の生活を詠い繋いで行くものだと感じました。
お友達との旅行でご自分の原風景に出会い、また、そこからの日々を育んで行かれますように願います(*´▽`*)
読みごたえがありました。ありがとうございます。
返信する
コメント有難うございます! (ずっこけ)
2025-03-18 15:00:26
>よっちん さんへ
>春を迎える喜びは... への返信

そうなんですよ。冬は「天気いいね」と言っても
雪が降っていないだけで、曇りでした。
鉛色の空です。
3月の始めになるとようやく青空が見え太陽が顔を
出したときの喜びは言葉に言い表せない位です。

東京に来て、一番びっくりした事は、冬でも晴天だった事です。外に布団を干しているのを見て
又びっくり!
確かその年の故郷の知り合いや友だちに宛てた年賀状に、
その事を書いた記憶があります。
返信する
コメント有難うございます! (ずっこけ)
2025-03-18 15:08:54
>Cinnamon さんへ
>☆.。.:*・°^ー^おはようございます.。.:*・°☆... への返信

Cinnamonさんにとって、雪は当たり前の事ですよね。
秋田よりもっと厳しいと思います。
子どもの頃はそれが当たり前で、学校へ行く事と
遊ぶことが専門でしたから、雪遊びに興じて
いましたよね。
でも、大人は大変だったでしょうね。
今みたいに、サッシではない、エアコンはない、
洗濯機はない、お湯は出ない、テレビはない、
お母さんたちの手は、ひびや赤ぎれでしたよね。
🚻もあれだしね 笑
今では考えられない生活でした。
Cinnamonさんの時代は、もう少し便利になって
いたのかしら・・・
返信する
コメント有難うございます! (ずっこけ)
2025-03-18 15:25:46
>sumire024 さんへ
>長勝寺、立派なお寺さんですね... への

三門の事など調べて下さったんですね。
弘前は、歴史の街で文化も発展している地なのに
私の能力では、その素晴らしさを伝えきれません。
なのでこの位で精一杯なのです。
でも、ようやく終わりました

友だちに連れて行ってもらわなければ、弘前の良さはわかりませんでした。
又行きたいと思っています。
 
 <東京駅からご自宅まで2時間
そうなんですよ、ビックリですよね。
東京駅から特別快速でも1時間弱。なので、
その電車がすぐないと、東京駅で待つし、
終点で、誰かに車で迎えに来てもらえば、
もう少し早く着くと思うのですが、毎日晩酌する
連れ合いに、飲まないで迎えに来てもらうのも
悪いので、バスに乗るのですが、やっぱり待ち時間があるので、その位かかるのです

千葉は都心からは便利でいいですね
返信する
コメント有難うございます! (ずっこけ)
2025-03-18 15:42:07
>アメリカン・ブルー さんへ
>ずっこけさん  こんにちは~(*^-^*)... への返信

とても嬉しいコメントをいただきまして、どうも
有難うございました。
故郷の事を知っていて下さる方は、そんなにいらっしゃらないので、
分かっていただいて嬉しいです。

アメブルさんは、岩手のどちらに住んでいらしたん
ですか?
岩手と言えば、大谷翔平さんや、佐々木朗希投手の
出身地ですよね。
岩手県の人たちは、それが自慢ですよね。
私の友だちも、同じ東北出身と言うだけでも嬉しいと言っています。

私の友だちは雫石に山を持っていて、盛岡にも
たびたび行ってますよ。盛岡もいい所ですね。
今回もう一泊できたら、盛岡に行く予定でした。

故郷に帰るたびに、人が少なくなっていると
悲しくなりますが、東北の魅力をもっと
解って欲しいと思っています。
返信する
返信 (アメリカン・ブルー)
2025-03-18 16:02:31
>ずっこけ さん  お返事ありがとうございます。
私の父は高校教師だったので岩手県のあちこち転勤していました。
生まれたのは北上市で大谷選手で有名な花巻の隣ですね。
小学生時代は釜石市で佐々木投手の大船渡の隣ですね(笑)
中学から盛岡へ転勤でまた引っ越し・・・ようやく落ち着けるそこが実家のある場所になりました。
両親の墓所も盛岡市にあります。
岩手は、石川啄木や宮沢賢治が自慢でしたが、いまや世界の大谷になって誰もが知る「岩手」にしてくれましたね。
昔は日本のチベットと呼ばれたり、ドラマや映画では「田舎」と言うと「盛岡~~」って盛岡駅が登場するそんなところでしたが
やはり私にとっての原風景は岩手山がそびえ、北上川が流れるあの極寒の場所ですね。
近年私もなかなか帰省できていません(;´∀`)
返信する
返信の返信です! (ずっこけ)
2025-03-18 17:58:21
>アメリカン・ブルー さんへ

2回もコメント有難うございました🙇

アメブルさんの生い立ち、良く分かりました。
隣りの県に住んでらしたんですね。
お父様が高校の先生だったんですか~
それで転勤で色々な所に住んだんですね。そして、
ご主人様も転勤のあるお仕事だったんですか?
色々な所に住んだことがある方は、深く物事を
考えられる方なんですね。
つくづく納得しました。
岩手山に北上川・・・いいですね、ウルウルします。
私の若いころ、「北上夜曲」と言う歌が流行りました。いい曲でした

私の友だちは秋田県人なのに、岩手が大好きで
しょっちゅう出掛けていますよ。
産直の店「松の実」さんから、雫石産の野菜を
どっさり送ってくれるんです。
私もそこのお店に行った事があります。

次回の旅は、多分盛岡になるかもしれません。
嬉しいコメント有難うございました
返信する

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