“文学少女”シリーズ
登録日:2009/06/01(月) 23:34:46
更新日:2020/07/02 Thu 21:19:38
所要時間:約 8 分で読めます
▽タグ一覧
このライトノベルがすごい! アニメ化 シリーズ項目 ドラマCD ファミ通文庫 ミステリー ヤンデレだらけ ライトノベル ラノベも食べてみてくれ 完結 文学 文学少女 映画 漫画化 竹岡美穂 野村美月
“文学少女”シリーズとは、ファミ通文庫から発売されたライトノベルのシリーズである。
著者:野村美月
イラスト:竹岡美穂
本編:8巻完結
番外編:4巻完結
外伝:3巻完結
最終巻:1巻完結
このシリーズは実在の文学小説が題材となっており、その小説をなぞるかのように物語が展開したり、登場人物がその小説に強い影響を受けたりしているのが特徴。
物語は基本的に主人公・心葉の一人称で進むが、その物語の合間には、登場人物の心情を綴った文章などがその人物の一人称で語られる。
本作が刊行当初であった2007年度のこのライトノベルがすごい!で8位を受賞。
2008年度版ではメディアミックスの行われていない作品としては最高位の3位を受賞、
本編完結直後に投票が行なわれる形となった2009年度版では2位のとらドラ!や3位のバカとテストと召喚獣に圧倒的大差をつけ、見事1位に選ばれた。
また、本作のイラストを担当した竹岡美穂もイラストレーター部門で1位。
キャラクター部門ではヒロインの天野遠子と琴吹ななせが女性部門でそれぞれ1位と4位を、男性部門では主人公の井上心葉が5位を獲得した。
「このライトノベルがすごい!」で1位になるまでメディアミックスが全く無かった珍しい作品だが、
最近になって漫画化やProduction I.Gによる劇場アニメ化、ドラマCD化が発表された。
ドラマCDは原作一巻「“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)」を上下巻に分けて忠実に再現。
二巻「“文学少女”と飢え乾く幽霊(ゴースト)」、三巻「“文学少女”と繋がれた愚者(フール)」も上下巻に分けて発売中。
映画『劇場版“文学少女”』は、2010年ゴールデンウィークに公開された。
外伝「“文学少女”見習いの傷心。」にはオリジナルアニメ『“文学少女”今日のおやつ ~はつ恋~』と劇場版の予告映像を収録した「DVD特装版」がある。
その他、画集『“文学少女”の追想画廊(ガレリア・デ・アール)』、
本作をなぞった楽曲集を収録したイメージアルバム『“文学少女”と夢現の旋律(メロディ)』も発売されている。
以下、シリーズのタイトルと下敷きとなった文学作品(刊行順)
作者からは刊行順に読むことを強く推奨されている。
◆一巻「“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)」←人間失格/太宰治
◆二巻「“文学少女”と飢え乾く幽霊(ゴースト)」←嵐が丘/エミリー・ブロンテ
◆三巻「“文学少女”と繋がれた愚者(フール)」←友情/武者小路実篤
◆四巻「“文学少女”と穢名の天使(アンジュ)」←オペラ座の怪人/ガストン・ルルー
◆五巻「“文学少女”と慟哭の巡礼者(パルミエーレ)」←銀河鉄道の夜/宮沢賢治
◆六巻「“文学少女”と月花を孕く水妖(ウンディーネ)」←夜叉ヶ池、草迷宮/泉鏡花
◆七・八巻「“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)上・下」←狭き門/アンドレ・ジッド
◆番外編「“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)」←はつ恋、更級日記、蟹工船、万葉集、ダフニスとクロエー、ムギと王さま、赤いろうそくと人魚、夏への扉、十月はたそがれの国、サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇、スノーグース
◆外伝一巻「“文学少女”見習いの初戀(はつこい)。」←デミアン/ヘルマン・ヘッセ、曾根崎心中/近松門左衛門
◆番外編「“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)2」←ハイネ詩集、ロリータ、バイロン詩集、飛ぶ教室、中原中也詩集、銀の匙、タゴール詩集 新月・ギタンジャリ
◆外伝二巻「“文学少女”見習いの傷心(しょうしん)。」←みずうみ/テオドール・シュトルム、フランケンシュタイン/メアリ・シェリー
◆番外編「“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)3」←潮騒、好色五人女、歌行燈、谷間(かわいい女・犬を連れた奥さん)、蝶々夫人、さまよえるオランダ人、ライ麦畑でつかまえて、ティファニーで朝食を
◆外伝三巻「“文学少女”見習いの卒業。」←こころ/夏目漱石、デミアン/ヘルマン・ヘッセ
◆番外編「“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)4」←銀河鉄道の夜、堤中納言物語、かもめのジョナサン、最後の真珠、ばらとゆびわ、檸檬、たけくらべ、嵐が丘、桜の森の満開の下、百年後
◆最終巻「半熟作家と“文学少女”な編集者(ミューズ)」←伊勢物語、風と共に去りぬ、ハムレット、伊豆の踊り子
登録日:2009/06/01(月) 23:34:46
更新日:2020/07/02 Thu 21:19:38
所要時間:約 8 分で読めます
▽タグ一覧
このライトノベルがすごい! アニメ化 シリーズ項目 ドラマCD ファミ通文庫 ミステリー ヤンデレだらけ ライトノベル ラノベも食べてみてくれ 完結 文学 文学少女 映画 漫画化 竹岡美穂 野村美月
“文学少女”シリーズとは、ファミ通文庫から発売されたライトノベルのシリーズである。
著者:野村美月
イラスト:竹岡美穂
本編:8巻完結
番外編:4巻完結
外伝:3巻完結
最終巻:1巻完結
このシリーズは実在の文学小説が題材となっており、その小説をなぞるかのように物語が展開したり、登場人物がその小説に強い影響を受けたりしているのが特徴。
物語は基本的に主人公・心葉の一人称で進むが、その物語の合間には、登場人物の心情を綴った文章などがその人物の一人称で語られる。
本作が刊行当初であった2007年度のこのライトノベルがすごい!で8位を受賞。
2008年度版ではメディアミックスの行われていない作品としては最高位の3位を受賞、
本編完結直後に投票が行なわれる形となった2009年度版では2位のとらドラ!や3位のバカとテストと召喚獣に圧倒的大差をつけ、見事1位に選ばれた。
また、本作のイラストを担当した竹岡美穂もイラストレーター部門で1位。
キャラクター部門ではヒロインの天野遠子と琴吹ななせが女性部門でそれぞれ1位と4位を、男性部門では主人公の井上心葉が5位を獲得した。
「このライトノベルがすごい!」で1位になるまでメディアミックスが全く無かった珍しい作品だが、
最近になって漫画化やProduction I.Gによる劇場アニメ化、ドラマCD化が発表された。
ドラマCDは原作一巻「“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)」を上下巻に分けて忠実に再現。
二巻「“文学少女”と飢え乾く幽霊(ゴースト)」、三巻「“文学少女”と繋がれた愚者(フール)」も上下巻に分けて発売中。
映画『劇場版“文学少女”』は、2010年ゴールデンウィークに公開された。
外伝「“文学少女”見習いの傷心。」にはオリジナルアニメ『“文学少女”今日のおやつ ~はつ恋~』と劇場版の予告映像を収録した「DVD特装版」がある。
その他、画集『“文学少女”の追想画廊(ガレリア・デ・アール)』、
本作をなぞった楽曲集を収録したイメージアルバム『“文学少女”と夢現の旋律(メロディ)』も発売されている。
以下、シリーズのタイトルと下敷きとなった文学作品(刊行順)
作者からは刊行順に読むことを強く推奨されている。
◆一巻「“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)」←人間失格/太宰治
◆二巻「“文学少女”と飢え乾く幽霊(ゴースト)」←嵐が丘/エミリー・ブロンテ
◆三巻「“文学少女”と繋がれた愚者(フール)」←友情/武者小路実篤
◆四巻「“文学少女”と穢名の天使(アンジュ)」←オペラ座の怪人/ガストン・ルルー
◆五巻「“文学少女”と慟哭の巡礼者(パルミエーレ)」←銀河鉄道の夜/宮沢賢治
◆六巻「“文学少女”と月花を孕く水妖(ウンディーネ)」←夜叉ヶ池、草迷宮/泉鏡花
◆七・八巻「“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)上・下」←狭き門/アンドレ・ジッド
◆番外編「“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)」←はつ恋、更級日記、蟹工船、万葉集、ダフニスとクロエー、ムギと王さま、赤いろうそくと人魚、夏への扉、十月はたそがれの国、サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇、スノーグース
◆外伝一巻「“文学少女”見習いの初戀(はつこい)。」←デミアン/ヘルマン・ヘッセ、曾根崎心中/近松門左衛門
◆番外編「“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)2」←ハイネ詩集、ロリータ、バイロン詩集、飛ぶ教室、中原中也詩集、銀の匙、タゴール詩集 新月・ギタンジャリ
◆外伝二巻「“文学少女”見習いの傷心(しょうしん)。」←みずうみ/テオドール・シュトルム、フランケンシュタイン/メアリ・シェリー
◆番外編「“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)3」←潮騒、好色五人女、歌行燈、谷間(かわいい女・犬を連れた奥さん)、蝶々夫人、さまよえるオランダ人、ライ麦畑でつかまえて、ティファニーで朝食を
◆外伝三巻「“文学少女”見習いの卒業。」←こころ/夏目漱石、デミアン/ヘルマン・ヘッセ
◆番外編「“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)4」←銀河鉄道の夜、堤中納言物語、かもめのジョナサン、最後の真珠、ばらとゆびわ、檸檬、たけくらべ、嵐が丘、桜の森の満開の下、百年後
◆最終巻「半熟作家と“文学少女”な編集者(ミューズ)」←伊勢物語、風と共に去りぬ、ハムレット、伊豆の踊り子