鍼灸庵の独り言

西宮市で小さな鍼灸院を営むおじさんのつぶやきです。

おかげさまで半年経過

2012-10-31 18:00:58 | 日記
 5月に開業してからもう半年が過ぎます。もっとも、実際は5月の連休明けからなので実質5ヶ月半ですが・・

 うちの鍼灸院はオートロックマンションの10階の一室、それもエレベーターが9階までしかないペントハウスタイプという立地。部屋の前まで辿りついても看板がある訳ではないので、知っている人でなければここに鍼灸院があるなんて絶対わからない状態です。

 鍼灸院の立地条件としては、まるで常識はずれ。。ちょっと普通ではないですね(笑)

 その上に宣伝も全くしていないので、現状は「完全紹介制・完全予約制」とも言えるもの。患者さんは全て開業したことを知っている人か、その紹介で来られた人で占められています。

 当然のことながら、そういう状態になるであろうことは十分予想していました。それでも敢えてこの立地で開業したのは、少々時間がかかっても、文字通り「知る人ぞ知る」という鍼灸院に育て上げていきたいとの気持ちがあってのことです。

 開業後の1年や2年は、殆ど患者さんが来ないだろうとも考えていました。その間に、一人一人の患者さんとじっくり向き合い、ひとつひとつ信頼を積み重ねていこう、時間をかけて信頼の種まきをしようと考えていました。

 いざ開業してみると、ありがたいことに多くの人に支えられ、予想以上に患者さんが来てくれています。こんな立地条件にも関わらず治療件数も300人を超える程になり、もう開業したての新米という言い訳など通用しない状況にもなってきました。

 それでも、「知る人ぞ知る」鍼灸院になるためにはまだまだ時間もかかるでしょうし、鍼灸師としてもっともっと高まっていくことも必要です。

 そこそこ恵まれた現状に慢心するなどもっての外、明日からさらにがんばっていこう

 そんな想いで迎えた開業半年目です。


鍼灸庵ホームページ http://shinkyuan.web.fc2.com/index.html


 

 
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逆に言うと・・

2012-10-30 18:43:35 | 日記
 ほんのこの間まであんなに暑かったのに、木枯らしと共に冬の気配が忍び寄る今日この頃。。

 考えてみたらもう11月、朝夕にストーブが恋しくなっても不思議ではない時節です。去年の冬は国家試験を控えて、風邪などひかぬようできるだけ暖かくして勉強していたものです。

 この冬を乗り切れば、国家試験を乗り越えさえすれば、うららかな春が来る! そんな思いで過ごしていました。

 そう言えば、世間では『春の来ない冬はない。どんなに寒さが厳しくても必ず暖かい春はやってくる。』という励ましフレーズがよく使われます。

 いい言葉ですね~!(^^)!

 でも、これって逆に言うと『冬の来ない春はない。どんなに暖かくても必ず寒さ厳しい冬がやってくる。』ということになります。

 つらくて暗い、おまけに厳しい時期の代名詞として使われる冬さんにはいい迷惑ですが、こういう逆の言い方をすると、ぽかぽか暖かいからといって浮かれてるのではないぞ! という教訓にも聞こえるから不思議です。

 敢えて逆から言ってみる、反対側から見てみると意外な真理が見えてくることって結構多いです。

 人間の体もそうですね。肩、特に左肩が痛い時には、肩のあたりに原因があるのではなく、心臓の疾患が原因となっていることがあります。
 また、腰が痛いときには反対側のお腹の方から考えてみると、腰痛の意外な原因に辿りつくことも多いです。ということは、腰が痛い時には、腰だけではなくお腹の方にも刺激を与えるのが効果的ということですね。





 この本にも、そういう感じのセルフケアの方法ががたくさん紹介されています。

 物事をただまっとうに見るだけではなく、敢えて逆サイドや別の方向から考えてみる・・ 鍼灸師としても常に心に刻んでおきたい大切なことです。。


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昭和のおもちゃ

2012-10-29 19:34:17 | 日記
 うちの鍼灸院は、私と同年代の患者さんが多く来られます。そのせいか、治療中の話題も中年(初老かな?)のごく一般的な世間話が多くなります。

 病気の話や迫りくる「老い」の話、親の介護や子供の話など、同年代が集まれば必ず出てくるような生活感に満ちた話題が殆どですが、その中でも昭和30年代~40年代の前半あたりの思い出話になると、みんな目を輝かせて次々に話題が出てきます。

 東京オリンピック、東海道新幹線の開通、東名・名神高速道路の開通など、世の中がどんどん活気づき、誰もが希望に満ちていた時代です。ちょうどその頃小学生であった我らが同年代は、鉄腕アトムや鉄人28号を初めとするロボットヒーロー、月光仮面や七色仮面といった、今で言うところの変身ヒーローなど、夢中になれるものがたくさんありました。





 おもちゃ屋さんのショウウィンドウに並ぶこんなおもちゃは、憧れの的でした。

 でも、少なくともうちの同年代の患者さんは誰一人として持っていなかったようです。もちろん私も・・

 遠足のおやつが200円までと決められていた頃の話、高度経済成長とは言っても庶民はまだまだ貧しかった時代です。こんなおもちゃはそれこそ高嶺の花、簡単に買ってもらえるものではなかったのですね。

 でも、そのおかげで40年~50年経った今でも、子供の頃と変わらぬ憧れを持ち続けているようです。そう、あの頃のおもちゃの話になると、まるで小学生のように夢中になる独特の空気感。

 手に入らなかったが故に、いつまでも幸せな気分に浸れる不思議な存在。

 そんな昭和のおもちゃの話で、うちの治療院は今日も盛り上がっています。


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どうなってんの~??

2012-10-28 16:04:00 | 日記
 facebookを開くと、いきなりブログの投稿がホームにずらりと並んでいる。それも順不同で。。

 ??? これまでは自分の投稿がホームに表示されることはなかったのに・・

 そう言えば、ブログの投稿歴の表示が突然時系列から月ごとに変わっていて、それも日付順でもランダムな表示になって随分とまどったこともあったけれど。。

 何がどうなってるのか、よくわかりません(+_+)

と思いながら再度facebookを開くと、さっき確かに表示されていたブログの洪水が消えて、3日程前までの記事が時系列で並んでいるではないか!!

 何だか気紛れに遊ばれているような気もする・・

 と、ここまで書いて念のためもう一度facebookを開くと、またまた違うパターンで投稿の洪水が並んでるよ~(-_-;)

 何をどうしたらこんなことになるんやろ~??

 昔のドリフターズのギャグみたいに、もういっぺん見たらまた違うパターンの表示がされていたりするのに、他の人には全然普通の、いつもどおりの表示がされていて、ワーワー言ってるのは本人だけやったりしたら笑うなあ(^_^;)

 という訳で、今日書く予定だった昭和のおもちゃネタは順延。また明日・・



  

 
 
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きっかけ

2012-10-27 15:54:42 | 日記



 散歩の途中で、JR神戸線を走る電車を間近で撮影できるポイントを発見

 思わず持っていたデジカメでパチリと一枚。さらに近づいたところでもう一枚撮ろうとしたら、シャッターが下りない

 安物のデジカメは、連写ができないということを初めて知りました。衝動的に一眼レフのデジタルカメラが欲しい と思った瞬間です。

 若い頃は、当時はやりのオリンパスOM-1という一眼レフに凝って、暇があればあちこち写真を撮りに行ったものです。でも、カメラの故障をきっかけに足が遠のき、いつの間にかまるで興味が無くなってしまいました。

 今でも、電車とか飛行機とか船とか風景とか、ふと見かけた拍子に写真が撮りたいと思うことはありますが、いつも思うだけ。。
 わざわざカメラを持って「写真を撮りに行こう」という気持ちにはならなかったのですが、今回はこの写真をきっかけに、電車や港の風景が撮りたいという気持ちが盛り上がっています。

 とは言っても、カメラを買ってもどうせ2~3回写真を撮りに行ったら飽きて、あとはほったらかしといういつものパターンにはまるのは目に見えてるし・・

 衝動買いのきっかけはいろいろあるけれど、そろそろ大人になって冷静な対処をしなければ と思う今日この頃です(^_^;)

 
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病院にて

2012-10-26 19:48:03 | 日記
 ちょっとした用事があって、夜になってから市内の大学病院へ行ってきました。

 ちょうど夕食が終った時間、同じパジャマを着た入院患者があちこちでくつろいでいます。談話室で読書にふける人、点滴のスタンドを押しながらうろうろしている人、お見舞いの人と立ち話をしている人・・

 その中で、病棟の廊下のはずれの窓際に立って何やらぶつぶつ言っているお年寄りが一人。

 時々ふらつく様子なのでちょっと気になって傍へ寄ってみると、「帰りたい帰りたい。こんなとこで死にとうない。帰りたい。帰りたい。」

 まるで呪文のようにつぶやいています。

 人生の終焉を感じとっているのでしょうか。病のために住み慣れた家を離れ、不自由な病院暮らし。嫌でも毎日やってくる淋しく長い夜。

 もし、一生懸命生きてきた終着駅が病院のベッドの上であるとしたら、あまりにも哀しい。

 できることなら健康であるうちに天寿を全うしたい。誰もが願うことです。

 病気に抗うことはできないけれど、少しでも健康を維持できるよう、日々の自己管理には十分気をつけなければ・・ と思わされるできごとです。






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考えさせられること

2012-10-25 17:56:51 | 日記
 治療中に患者さんと話をしていると、思わず「うんうん、わかるわかる。」と納得することがあります。

 全く歳の離れた若い患者さんの話でも、世間で言うほど日本語が通じないような違和感を感じることはなく、むしろ共感を持って話に入っていることが多いです。

 たとえ人生の経験は少なくても、今自分が存在する場所で一生懸命がんばっている姿。それがために生じる様々な悩みや葛藤。

 そんな話を聞いていると、心から応援したい気持ちにもなります。

 もちろん、同年代や年上の患者さんの話は、当然のように自分自身の経験とかぶります。多くの言葉を費やさなくても、その人の想いが伝わってきます。

 年齢や環境、置かれている状況など何の関係も無く、一人一人が一生懸命生きようとしている。今日を、そして明日を懸命に生きようとしている。そんな想いがひしひしと伝わってきます。

 毎日の生活の中で、心の中に溜まるさまざまな想い。それを安心して話すことができる空間であることの意義。鍼灸治療もさることながら、心身ともにリフレッシュできる空間であることの大切さを感じさせられます。

 患者さんが、「明日もまたがんばろう!!」 という気持ちで家路につくことができるような、そんな鍼灸院であることを目標に・・

 明日もがんばろう



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踏切のある風景

2012-10-24 18:33:03 | 日記



 商店街へつながる踏切。阪神間では高架化が進み踏切そのものが少なくなっていますが、東京近郊にはまだまだ踏切が多くあります。

 特に目につくのが商店街へと続く踏切。数々の映画に生活感あふれる踏切が登場します。地方から東京へ出てきて頑張っている若者の姿があったり、生活に疲れたサラリーマンや定年間際の朗刑事の姿があったり・・

 様々な人生が交錯し、日々の生活を象徴するようなこの風景、とても好きです。

 夕暮れに感じさせるそこはかとない哀愁、朝の人々にあふれた活気。もしかしたら遮断機とともに分断される別れのドラマ・・

 開かずの踏切が社会生活の妨げとなるにつれて、高架や地下化が進められて踏切もだんだん少なくなっていくのでしょう。

 生活が便利になり、事故の危険が減ることは歓迎すべきことだと思います。でも、多くの人生をそのまま映し出しているような踏切の風景がなくなっていくことには、少し寂しさも感じてしまいます。

 ちなみに、写真は小田急町田駅横の踏み切りです。

 
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衝動買いの危機

2012-10-23 19:59:06 | 日記
 デジタルの一眼レフカメラが欲しい・・ と数ヶ月か前から何となく思っていたのですが、どうせ買ってもそんなに使わないだろうし、今のちゃちなデジカメでも役に立つし、いずれ携帯を買い換えたらカメラも要らないだろうし・・

 などと、過去の経験から学んだ「欲しいもの≠愛用するもの」という法則に従うよう、あれこれ買わない理由を並べ立てて衝動買いの危険を回避しています。

 と思っていたら、先日一緒に散歩した友人が一眼レフを買ったらしい。さりげなく話題を回避したけれど、せっかく抑えていた衝動買いの誘惑が膨らんできました。

 でもでもでもでも、ここはしっかり過去の経験から学ばなければ!!

 と思いながらうじうじと衝動と闘っています。

 そう言えば、うちの娘は電子ピアノが欲しくて衝動買いの危機に陥っているという話をFacebookの噂で聞いたような・・

 遠く離れて生活していてもそこはやっぱり親子、同じような波長で危機に向き合っているということでしょうかね~($・・)/~~~

 

 
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時間制限

2012-10-22 19:43:07 | 日記
 某所で見かけたポスター!(^^)!





 ウルトラマンが守ってくれるなんて・・ 何と心強い

 子供たちも安心です

 でも・・

 守ってあげられるのは3分間だけなんかな~??

 


 
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