当たり前と言えば当たり前ですが、人間は誰でもいつかは人生の終焉の時を迎えます。殆どの人が望んでいることだと思いますが、できることなら、苦しまずに穏やかにその時を迎えたいものです。
でも残念なことに、本人がいくら強く望んでいても、いつ、どんなふうに終焉の時を迎えるかはまさに神のみぞ知ること。本人には選択の余地は与えられていないものです。
それが人間の宿命であるとしても、ある意味でとても残酷な気がします。
さっきまで元気に明るく生きていた人が、津波に呑まれて人生を終えてしまうこともあります。どんな夢を持っていようが、どんな家族がいようが、突然にその全てが奪れてしまう。
若くして不治の病に侵された人は、徐々に蝕まれていく自分の身体を感じながら、祈るような想いで残された時間を生きていくのでしょうか。
どのように終焉の時を迎えるのか、自分の人生でありながら自分で知ることのできない残酷さ・・
例えて言うならば、人生ってゴールがどこなのか、全く知らされずに走り続けるマラソンのようなものですね。
それが宿命であり、人間として生きる以上避けられないものであるとしても、できることならば穏やかに終焉の時を迎えたいと思うのが人間の常なのではないでしょうか。
NHKの朝ドラ『あまちゃん』は、東北の震災の場面を迎えるようです。どんな展開になるのか全くわかりませんが、いつものようにただ笑っては見ていられないものを感じます。
それやこれやで、思わず人生の終焉について考えてしまいました。