微妙な空模様

　さっきまで青空が拡がり、陽射しが肌に痛いような夏の景色だったのに・・

　ふと気がつくといつの間にか黒い雲が空を覆い、急に夜になったよう。また雷と激しい夕立の予感。嫌～な空模様を眺めていると、東の空に虹が・・



　　　




　黒い、そして重い雲の切れ間から、すっと地上に降りてきたような虹。夕焼けの茜色と相まって、何とも微妙なグラデュエ－ション。

　自然が作り出す美しさは実に多種多様。沈むような色使いにさえ、幽玄な美を与えてしまう。

　夏の夕暮れ、雷鳴とともに描かれたキャンパスは、微妙にすばらしい。


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勝手な想像

　どういう訳か、鍼灸庵の患者さんは治療中に気持ちよく寝てしまう人が結構多いです。

　そう言えば、ある患者さんから「うつぶせになって先生の声を聞いていると、いつの間にか寝てしまう。」と言われたことが・・　魅力的な声に催眠効果の秘密があるのでしょうか？（照れ笑い）

　いつの間にか寝息をたてている様子を見ると、仕事大変なんやなあ・・　とか、仕事しながら子育てするのはしんどいやろなあ・・　とか、昨日の夜は暑かったから寝られんかったんかなあ・・とか、別に聞いた訳でもないのに何となく勝手に想像してしまいます。

　体の不調を抱えながら、一生懸命にがんばって生活している患者さんたち。そう思うと、元気で毎日がんばれるよう、少しでも役に立ちたい・・そんな思いが湧いてきます。

　治療が終わった時の、「あ～楽になった。」という一言や、帰っていくときの笑顔。何よりの励みになります。その笑顔を決して裏切ることのないよう、とにかく一生懸命、確かな治療をしていこうと強く思います。

　学生時代に、「鍼灸師は患者さんに育てられる。」という言葉を何度か言われました。その言葉の意味が、何となくわかりかけた今日この頃です。


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エネルギー・・人間の力

　西宮から武庫川を越えて隣の市に入ると、送電塔が至る所に立っているのが見えます。工場地帯だけではなく、住宅密集地や田んぼの中にも堂々とそびえています。



　昭和初期から湾岸地域に火力発電所があり、工業都市として栄えてきた名残なのでしょうか。

　その光景を見ると、電気というエレルギーの存在以上に人間のエレルギーの大きさを感じます。戦後復興を支え、高度経済成長時代を築き上げてきた原動力。汗と油にまみれながら必死に働き、豊かな国を作り上げてきたエネルギー。

　決してきれいな景色でもないし、色彩に満ちた景色でもありませんが、人間の大きなエネルギーと多くの人のがんばりが感じられる、こんな景色も好きです。

　額に汗して、油まみれになって働くことが美徳であった昭和のノスタルジーでしょうか。今でも、油まみれの作業服姿で働く姿を見かけると「がんばってるなあ。」とちょっと拍手したいような気持になります。ずっとスーツで過ごしてきた自分が言うのも何だか変ですが・・

　節電の夏、多くの中小事業者が対応に苦慮したそうです。みんなが懸命に働き、日本が元気だった時代は、もう昭和の昔語りで括られてしまうのかと思うと、何だか残念ですね(+_+)


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時間は流れない・・

　毎日毎日ブログを書き続けていると、「よく毎日書くことがあるね～」と言われることがあります。でも、実際のところは、ブログに書くネタに困ったことはまだ一度もありません。

　特にブログのテーマを決めている訳ではないので、日常の出来事や思ったことを何でも書けるというのが一番大きな理由です。もっとも、政治ネタや宗教ネタなど思想信条に関する話、個人攻撃になるような話には触れないようにしていますが、それほど意識しなくても、毎日の生活の中で面白いことや心に残ったこと、趣味の話や昔話など、書くことは沢山あります。

　そういったことをちょっとメモしておいて、順番に書いてるような感じです。

　毎日同じような変化の無い生活であっても、あたかも流れていくような時間の断片を一つ一つ大切に見ていけば、どの一瞬も同じではないことに気がつきます。

　時の移ろいを毎日ただ同じ視点で見ているだけでは、何の変化も感じないでしょう。仮にその一瞬を面白いと感じても、時間とともに流してしまうと何の変哲もない日常に同化してしまいます。

　昔、結核の特効薬を研究していたフレミングという人は、研究用にせっかく培養した「ブドウ球菌」が青かびに侵されて使いものにならなくなるのを嘆きながら、毎日毎日それを処分していたそうです。でも、あるとき青かびで「ブドウ球菌」が侵されるなら、それこそ特効薬になるのではないかと気がついたのがペニシリンが発見されるきっかけになったそうです。（子供の頃に読んだ偉人伝の記憶なので、正確でない部分があればご容赦を(-_-)）

　毎日のルーチンをただ流しているだけでは、このような発見もなかったでしょう。

　間違いなく、時間は動いていきます。一瞬ごとに過ぎ去ってもいきます。しかしながら、ただ流れているのではなく、どの一瞬にも様々なドラマを用意してくれています。

　時間は流れているのではない。移ろいゆく一瞬をしっかり見れば、様々な気づきを体験できると思っています。


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病院の待合室

　月に１回、検査のために通院しています。毎回１時間～１時間半かかりますが、検査のための採血が５分、お医者さんと話すのが５分で、正味必要な時間は１０分ほど。残りの時間は、ひたすら待ち時間です。

　３０分までは何ということもなく待っていますが、それを過ぎるとだんだんイライラしてきます。そういう時には待合室にいる患者さんの様子を見ながら時間を過ごすようにしていますが、結構いろんな人がいて面白いです。

　一番目について、ちょっとイラッとさせられるのが、やたらに看護師さんや受付の人に長々と話しかける人。自分の過去の病歴から前回の検査の結果、今日は調子がいいとか悪いとか・・

　多分、毎回同じことを同じように喋っているのだと思いますが、待ってる人が沢山いることなどお構いなし。待ち時間が長くなるにつれて、だんだんイライラを増幅させてくれます（笑）

　そう言えば、病院の待合室はイラチの人が多いようですね。中には黙ってじっと待っている人もいますが、たいていの人はイライラしている様子が態度に現れています。落ち着きなく周りを見回したり、何度も時計を見たり、眉間に皺がよっていたり・・

　多分、私もそんな風に見えてると思いますが(^_^;)

　病院の待ち時間はある意味で仕方ないかもしれませんが、うちの鍼灸院に来られる患者さんにはそんな思いをさせることなく、ゆったりと治療を受けてもらえるように心がけよう・・　と思わされる光景です。


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さあこれから！

　今日、母校の３年生は国家試験に向けての模擬試験だったそうな・・
この暑い中、ほんとにお疲れ様！

　夏休み頑張って勉強した人も、遊んでしまった人も、これから本番に向けて改めてスイッチが入っただろうと思います。

　９月に入るとすぐに前期末試験、それが終ると本当にアッという間に12月になってしまいます。後輩たちも、運悪く１年回り道した人も、これからが勝負です！

　とにかくがむしゃらに頑張るのみです。

　私たちも先輩から同じように言われてきましたが、今度はちょっと先輩面して後に続く人達を励ましてみようと思っています。

　来年の春には祝杯の美酒を楽しめるよう、本気モードでこれからの時間を大切にしてください。もし、このブログを読んでいる人がいたら、来年の合格祝いをお楽しみに！

　ブログ見たと言ってもらえれば、なんぼでもとことんお祝いさせてもらいまっせ～（笑）


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怪しい雲行

　最近、午後になると毎日のように雲行が怪しくなります。

　今日も午前中はよく晴れていたのに、午後になると何となく嫌～な空模様。



　だんだん青空が黒い雲に覆われていきます。昨日も午後の治療中に雷が鳴りだして何とも言えず怪しい雰囲気でしたが、今年は例年の何倍も雷の発生が多く、落雷の件数も異様に多いとか。

　大阪では木の下で雨宿りしていた人が落雷で亡くなる事故も起きましたが、昔、小学校の先生に「木は電気を通さないから、雷のときは木の下に隠れなさい。」と教えられたのをよく覚えています。性格が素直な私は大人になってもそれを信じ込んでいましたが、今では木の下は落雷の危険が大きいので、木から離れなさいというのが常識になっています。

　幸いなことに、野外で落雷に巻き込まれたことも無く生き永らえてきましたが、昔はとんでもないことを常識として教えられたものだと思います。

　そう言えば、私が高校生の頃までは運動中に水分をとるとバテるから、水を飲むなと言うのが常識でした。山に登るときでも、炎天下のランニングでも、とにかく喉の渇きを必死で我慢しながらがんばったものです。

　いつの間にか180°方向が変わってしまい、今では運動中には十分水分補給するのが常識の世の中です。必死で渇きを我慢しながらがんばったのは一体何やったんやろう～　と思ってしまいますね。

　世の中の常識というものは、時としていきなり真逆に変わってしまうこともあります。むろん、科学や医学の進歩によってそれまでの常識が覆されるのは、むしろ歓迎すべきことなんだとは思います。

　でも、今常識として信じ込んでいることがあるとき真逆に変わってしまう可能性を否定できないとしたら、これまで一生懸命してきたことが間違いになってしまうこともある訳ですね。世間の常識を何の疑問も挟まずに、素直に受け入れてしまうことのリスクでしょうか・・

　そんな風に考えると、常識に捕らわれずに自分の頭で考えるということが如何に大切で、どれほど難しいことか、よくわかりますね。


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う～ん・・？

　最近、ブログを書きながら「ありゃ？この話は前にも書いたかな？」と思うことが時々あります。

　とにかく毎日書くことに意義がある！　と勝手に決めて書き続けているので、過去に書いたかどうか確認するだけでも手間がかかるような状況になってしまいました。

　いちいち確認する暇もないので、書いた本人が覚えてないんから、読む人も覚えてないやろう～　と適当に納得するようにしています。

　それはさておき・・

　この頃、何かと言うと「自律神経」という言葉を耳にします。特に、「自律神経の中の副交感神経が優位になると、体がリラックス状態になって健康になる」というような論調が多いようですが、先日もラジオかテレビかで「副交感神経を優位にすると食欲が出るので、夏バテを防ぐことができます。」的な事を誰かが言っているのを耳にしました。

　逆に、交感神経は緊張状態の時に優位になって食欲を抑えるので、副交感神経を優位にすればよいということらしいです。

　あえてわかりやすく簡単に表現しているのだろうと思うので、自律神経に関する難しい話は避けるとしても、緊張状態＝交感神経優位＝食欲抑制　という内容には疑問を感じます。

　戦争中に航空隊に所属し、何度も空中戦を経験した人から聞いた話ですが、基地を離陸してから敵機に遭遇するまでの間、やたらに空腹を感じることがあったそうです。航空用糧食として携行した巻きずしを食べ続けたとか。

　いつ敵機に遭遇するかわからない状況で戦闘機を操縦している訳ですから、相当な緊張状態にある筈です。少なくともリラックスした状態ではあり得ないでしょう。まして、戦闘モード全開でなければ出撃などできないはず。このような極度の緊張状態であっても、食欲はあるということです。

　また、他にも戦争経験者から聞いた同様の話があるので、この人だけの特異な現象ではないということも言えるようです。

　この例から考えると、前出の　緊張状態＝交感神経優位＝食欲抑制　という図式は必ずしも成り立たないということになります。

　わかりやすく簡単に説明する趣旨とは言え、最近はやりの「自律神経」や「副交感神経優位」の話は、あまりに一面的で大雑把なものもあるようです。そのまま素直に信じこまない方がいいのかも知れませんね

　
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街角クイズの答です。

　昨日の街角クイズの答えです。

　産業高校前にあるのは、尼崎市立工業高校です。場所は、阪神尼崎駅から１キロちょっと北になります。




　何で産業高校前に工業高校があるんやろ～　それやったら工業高校前でええやろ～　という感じですね。

　実は、去年までここには尼崎産業高校がちゃんとありました。この学校は、定時制の尼崎工業高校と併設だったそうですが、去年の春に産業高校が移転し、現在は工業高校だけが残っているそうです。

　という訳で、産業高校前に工業高校があるという、ちょっと不思議な風景になっていますが、知らない人に工業高校の場所を説明するのに、「工業高校やけど産業高校前の交差点」なんて言うと、訳わからんようにならへんやろか～とも思ってしまいます。別に私が心配することではないけれど・・（笑）

　ちなみに、尼崎産業高校は今年４月に学校統合で新しい高校になったそうで、今では交差点の名前にのみその歴史を留める形になっています。あと何年かしたら、「昔ここには産業高校という学校があって・・」と言われる街角遺産になるかもしれませんね。

　街角クイズ、その１・その２をお届けしましたが、健康のためにウォーキングでもしようかな・・とお考えの皆さん、身近にあるちょっとな光景を探しながら歩くと、結構楽しく歩けたりします。

　歩こう！　と思うと案外おっくうになりがちですが、そんなに頑張らなくても、身近にあるちょっとな光景を見逃さないよう、ゆっくりゆっくり歩いてみるのもいいものですよ


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街角クイズ 第２弾

　尼崎市内にある「産業高校前」交差点です。




　左側に学校が見えていますが、さて、この学校は何という学校でしょうか？

　一見ごく当たり前の風景ですが、思わず「何でやねん」と突っ込みたくなるような秘密が隠されています。気分転換に、ちょっとボケをかますつもりで考えてみてください（笑）

　答は明日発表しますが、名答・珍答を思いついた方は、ご遠慮なく解答をお寄せください