室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

レガート/フルピッキング

2005年12月26日 | 練習・アドバイス
アルタネイトピッキング、レストストローク、親指(ウエス)奏法、
スイ-プ、アポヤンド、アルアイレ等々、奏法にもいろいろありますが、
ピッキングについて書いてみたいと思います。
細かいパッセージをフルピッキングで正確に弾くのはなかなか大変です。
だからこそ練習して弾けるように挑戦したくなります。
が、しかし、フルピッキングがいつも良い結果をもたらすかというと、
むしろその逆のケースが多いかもしれません。
管楽器を想像してもらうとわかり易いと思うのですが、
フルピッキングという事は、
管でいえば、各音を1つずつタンギングするという事です。
そういうケースも勿論あるのですが、
あまりタンギングが細か過ぎると、たまねぎのみじん切り状態で、
せわしくて涙がでちゃいます。
という事がフルピッキングにも当てはまります。
てなわけで、ハンマリングやプリングを使用するレガ-ト奏法を、
フルピッキングと同様、もしくはそれ以上にトレーニングすることを
強くおすすめします。
特にクロマティック、刺繍等の装飾系の部分は、
ピッキングよりレガートな弾き方がフィットする、
必要とされるケースが多いと思います。
トランペットやサックスとユニゾンで弾く場合などは特に、
ギターが勝手にフルピッキングで弾いていると、
管の人のニュアンスを台無しにしてしまいます。
ピックは小さいので適当でいっかと思いがちですが、
ヴァイオリンでいえばボウ(弓)にあたります。
ボウイングはヴァイオリニストにとって非常に重要です。
同様のことがギタリストのピック、ピッキングにも当てはまります。

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