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Bar PSYCHO

酒と映画とガンダムをこよなく愛す
オールドタイプの店主の独り言・・・

静かな日に・・・

2005-05-13 22:33:14 | 
珍しく、暇な1日・・・

仕事も早く終わり、夜の飲みも無く、こんな時間からパソコンの前に座っている。
ふと、何かを思い出し、1階の台所へ行く。

そして、棚の奥から1本のアイラウイスキーを取り出す。
ロックグラスを探すが、見当たらないので、仕方なくロングのカクテルグラスを・・・
冷凍庫を開け、四角い氷をいくつか掴み、グラスに入れる。

カラッカラカラカラ・・・

そこに、注がれる「ボウモア12年」

コクコクコクッ・・・・・

軽快な音が、喉の渇きを促進させる。
少し回すと、氷の溶けた部分とアルコールが混ぜ合わさり、神秘の対流を目で確認できる。
そこに、また少し氷を足して、ミネラルウォーターを注ぎ、12年の眠りから目を覚まさせる。

それを片手に持って、再びパソコンの前に座る。

キーボードを叩きながら、右手がグラスを口に運ぶ役目もこなす。
ぐいっと一口・・・

「ふぅ」

美味のため息♪
蒸留所が海のそばに建っているせいだろう、海草のような海の香りに、独特の軽快な口当たりの後の若干の塩辛さ・・・
まぁ、これがアイラモルトの特徴なのだがw

ブレンダーの熟練の技が生み出すブレンデッドウイスキーも好きだが、この個性的で力強いアロマが特徴のシングルモルトウイスキーの方が好きなんです。
日本酒で言えば、「山廃純米吟醸」ってとこですかね(違

気がつくと、グラスが空になっている。
一息ついたら、もう1杯作ってこよう。

「たまには、こんな日も良いか♪」と、画面に空のグラスを傾けてみせる。
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何物をも酒に代へて悔いることのない人が酒徒である

2005-05-12 01:00:05 | 
今日は友人と飲み会でした。

帰り道の夜風が、酔って火照った顔に心地よかった。
そんな時、頭に出てきたのが、山頭火の言葉だ(先日のブログでも話題にした)

「ほろほろ」
「ふらふら」
「ぐでぐで」
「ごろごろ」
「ぼろぼろ」
「どろどろ」

と、彼は酔いの状態、酒に溺れていく様をこのように表現した。

それで、今日の私はと言うと・・・「ふらふら」ぐらいかな?w

「友人と、また逢うてまた酔うている・・・」
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ゆうぜんとしてほろ酔えば雑草そよぐ

2005-05-09 11:06:03 | 
昭和初期、日本各地を一鉢一笠の行乞行脚しながら句を読みつづけた「種田山頭火(たねだ さんとうか)」の句である。
漫画「夏子の酒」においても紹介されている句ですので、ご存知の方も多いかもしれません。

彼は、山口県防府、大地主の種田家で生まれ、跡取り息子だったそうです。
放浪と行乞、泥酔と無頼の一生を送った漂泊の俳人として有名であり、父親の放蕩から破産し、母の自殺やその放埓な生涯が、彼の句を愛す魅力になっていると思います。

44歳で出家してから、流浪の旅を続け、59歳で亡くなるまで、僧衣をまとってはいたが、仏の悟りの境地まで達したとは言えない。それぐらい酒好きであったようだ。
それは、彼の放浪日記を見ても感じられる。
書の中に「一浴一杯」という言葉がよく出てきます。1日数時間の行乞を経て、その日の宿代と酒代を得て、ひと風呂浴び飲む一杯の酒は、この上ない至福のものだという意味らしい。
彼はまた朝風呂に入り、また一杯ひっかけるというのも好きだったようである。

彼の残した句も好きだけど、日記にある「酒に関する覚書」が好きなので、紹介したい。

~ 酒に関する覚書き
酒中逍遥時間を絶し空間を越える。
飲まずにはいられない酒はしばしば飲んではならない酒であり、飲みたくない酒でもある。飲まなければならない酒はよくない酒である。
飲みたい酒、それは悪くない。
味ふ酒、よいかな、よいかな。
酒好きと酒飲みとの別をはっきりさせる要がある。
酒好きで、しかも酒飲みは不幸な幸福人だ ~


「酒は彼にとって様々な苦悩、鬱状態からの逃避であり、また睡眠薬であった」とは、彼について誰かが言った言葉・・・


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至福の時・・・【酒と肴と友】

2005-05-05 22:47:39 | 
「人生において、一杯の酒を酌み交わす友がいるというのは幸せである」
どこかの受け売りだと思うが、私が尊敬する先輩の言葉である。

昨日の私は、その至福の時間を十分に味わった1日であった。

ここ数年、毎年続いてきた恒例行事・・・それは、友人Tくん宅での山菜パーティー。
友人Tくんと彼の父親が採ってきた山菜を肴に、(他のメンバーが持ちよった)自慢の酒を酌み交わし、再会の喜び、食の味わい、そしてたくさんの会話を楽しむ会なのである。

メンバーの中には1年ぶりに顔を合わせる人もいる。
だけど、懐かしさよりも親しみの方が強く、「久しぶり、まず呑もう」なんて気軽な会話で再会を祝福してしまうw

飾った言葉なんか、酒飲みには不要なのであろう。
1杯の酒と、美味い肴があればよいのだ。

仕事も育った環境も全然違う、気の使わない友人達と一緒に酒を飲んでいると、仕事の気負いや見得といったものが小さく感じ、心の垢を落とされた気分になる。

・・・ホントにありがとう。

旬を食し、会話を重ね、酒を酌み交わす・・・こんな1日を過ごせたこと、そんな友人に巡り合えたこと、本当に感謝している。

そして、友人Tくんのお母さん&奥さん!
毎年の調理係ご苦労さまです。
山菜のおひたし、揚げたての天婦羅、本当においしかったです。

  感謝!

【今回呑んだ酒の一覧】
●日本酒
・羽黒山(山形)
・桜川(山形)
・出羽桜(山形)
・酔芙蓉(山形)
・六歌仙(山形)
・廣喜(岩手)
●梅酒
・月知梅(宮崎)
・T家自家製 桃色梅酒(非売品w)
●ビール(発泡酒)
・アサヒ
・キリン
・サッポロ
●ワイン
・高畠ワイン(山形)
・蔵王スター(山形)
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「聖なる愛の村」 での結婚式

2005-05-01 09:57:16 | 
パリから高速列車で約2時間、仏東端に広がり、ワインやチーズで有名なブルゴーニュ地方(ボジョレー地区)にある実在の村

サンタムール
(Saint=聖なる(または聖人)Amour=愛)


昔から、ここで結婚した二人には神の導きによって幸せが約束されるという伝説があるそうです。
そして、(本人たちから)5代目に二人が再び巡り合うという・・・

また日本では、キリスト教の結婚式での演出として、2人で署名する結婚証明書がありますが、フランスでは、Livre Do'r(リーブルドー)という、ヨーロッパの伝統に基づいた証明書があるようです。
これは、結婚の誓いをより本来の意味深いものにするため、サンタムール村役場で何世紀にも渡って記録され、大切に保管されるとのこと。
他に、子供の出生届けや4世代までの記録も追加できるので、5代後の子孫が訪れるのを想像するだけでもいいですね。

【関連記事】
日本人が初の結婚式へ 仏の「聖なる愛の村」 (共同通信) - goo ニュース
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