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15年も前に発売された本に記載されている情報なので、割と有名な話。
1979年4月7日・・・ガンダムは大地に立ちました!
しかし、この年、ガンダムという作品が持つ壮大な魅力に気付いた人はほとんどいなかったようです。
それは、43話という1年にも満たない中途半端な話数で打ち切られざるを得なかったことでも容易に想像できます。
結果として、放映話数は約9話分も短縮されてしまったらしい。
以下、設定資料集に記載されている簡略化、または削除された部分である。
①数人の部下を率いてアムロに戦いを挑んでくる、ジオンのシャリアブル大尉について、そのくだりを彼1人だけにし、1話だけのゲストキャラクターにする。
②グラナダでの第一次決戦の削除
③ララァの死後に活躍するハズだったニュータイプを登場させず、彼女にその役割までも行なわせる。
④最終決戦(ア・バオア・クー)を2話分程度にまとめる。
⑤上記4つの要素を変更したことによって、整合性を失った部分を削除する。
大別して、以上のようなことが行なわれた。これらのエピソードは、物語に厚みを加える部分だったが、止むを得ない処置として省かれた。
・・・と資料に書いている。
しかし、この省略され縮小された世界に、僕を含めた当時の子供たちは、自分の想像を膨らませ、「ガンダム」という作品を大きくしたようである。
劇場版が、それまでの過去の例にないTV版ダイジェスト形式で構成されたことでも、そのことを窺うことができます。
今、25年以上の年月を経てもなお、走りつづけている「ガンダム」・・・
この歴史の始まりが、打ち切られた作品から始まったことは意外でした。
★ ★ ★
おまけ
1979年、TVガイド等に掲載された番宣(設定資料より抜粋)
地球を中心にした宇宙空間に、巨大な人工衛星が浮かぶスペースコロニー時代を背景に、スペースコロニー間に生じた紛争のために肉親を失った少年少女が、力を合わせて自由と正義を守り抜こうとする姿を描くSFカラーアニメ。
SFアニメは依然として根強い人気を保っているが、一方では、戦いのために戦うアクションドラマではもの足りず、人間の持つさまざまな感情や生き方を軸にした人間ドラマを求める傾向がみられ、また、メカに対する憧れも強い。
この作品はそうした時代の要望にも充分応え、大人たちの権力闘争の結果、好むと好まざるとにかかわらず武器を手にしなければならなくなった26人の少年少女が、さまざまなメカを駆使して敵と戦い、自由とはなにか、義務とはなにかについて考え、成長していく過程を追う。
・・・26人の少年少女って誰?
ブライト、アムロ、カイ、ハヤト、リュウ、
セイラ、ミライ、フラウ、オスカ、マーカー
カツ、レツ、キッカ、ジョブ、オムル、
マサキ、マクシミリアン、ハワド、バンマス、フムラウ
カル、サンマロ、ロール、キムラ、
あと2人・・・パオロ艦長&タムラ料理長!?
どう見ても少年少女じゃねーw
A編 安彦版ガンダムには、ダニエル・シェーンベルクなんてキャラもいたなぁw