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Bar PSYCHO

酒と映画とガンダムをこよなく愛す
オールドタイプの店主の独り言・・・

第9地区

2010-05-08 22:04:11 | 映画 & TV
エイリアンものの映画ということで評価の高かった、噂の「第9地区」見てきました。

映画館に着いて、パンフレットを購入スタッフ・キャストを見たのですが、ほとんど無名でした(・・・それとも、私が知らないだけでしょうか?)。
製作費用も30億と最近のSF映画では破格の低予算ぶりで、一体どんな映像なんだ!?
と期待と不安に駆られましたが・・・そんなことは、いらぬ心配でした。

見る側を引き込むドキュメンタリータッチの映像と、次から次へと変わり繋ぐ展開、そして無名ながらも、バランス良くシリアスとコミカルを織り交ぜた演技に釘付けでした。

ストーリー的には、エイリアンものと言いつつも、エイリアンは難民で地球に飛来した設定。
エイリアンは地球人より高度な知識と科学を持ちつつも、難民であるがため下手に出た生活を余儀なくされているが、地球人にしてみれば、彼らは異形の者であり、共存できない存在であるため、人里離れたエリアへ強制移送させることになる。
差別する側と差別される側、痛みを与える者と痛みを受ける者・・・その根底には、人類の人種差別が深く刻まれているなぁと感じずにはいられませんでした。
同じ人種・民族以外の”モノ”に対して、ヒトは異形の者と認め、どこまで非情になれるのだろうかと考えさせられます。

もちろんSF映画と言っているので、それなりのアクションシーンもあるのですがそれらはすべておまけ映像ですね。

自分自身をそれぞれの立場に置き換え感情移入して見てみるのも面白いと思います。

ちなみに、結構リアル&グロなので、心臓の弱い方へはオススメしません(笑)
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ZガンダムⅡ -恋人たち-【映画感想】

2005-12-09 23:51:19 | 映画 & TV
「ZガンダムⅡ -恋人たち-」
私の地元では、今日が公開最終日。

既に先月中旬に1度見た映画なのですが、いろいろと不満があったので、もう1度見てきました(^^;

映画を見終わって、「やっぱり不満だ!」と・・・再認識w

テレビシリーズのダイジェスト故の難しさなのでしょうか?
それとも、90分という時間の制約でしょうか?
あれもこれもという製作側の気持ちが前面に出過ぎて、展開が速い速い!
その速さについていくのがやっとでした。

(自分的に)大事な台詞↓がカットされていたのもショックでした。
クワトロ「君を笑いに来たとでも言えば気が済むのかね?」
アムロ「好きでこうなったわけじゃない。それはあなたも知っているはずだ!」
(自分的に)これ↑はカットしちゃいけないと思っているんですがねww

それと「どうだ!これでもか!」と言わんばかりの男女関係の演出は、しつこかったかもしれませんね。
「恋人たち」というサブタイトルを付けているのだから仕方ないのかもしれませんが・・・。

他にも、「声がぁ・・・台詞がぁ・・・」などと思ったり
TVシリーズを知っているだけに、不満が先にでちゃいますw

それでも、新作カットは最高だったと思います。

1作目に比べ、新作カットは格段に増えてますし
クワトロがシャトルで宇宙に上がり、それを大気圏ギリギリで回収するアーガマの映像なんか特に良かったですね。

他にも、モビルスーツ戦の大半が新作カットだったのも良かったと思います。

TVシリーズと比較しようとしても、時間的制約があるのですから、映画は映画で楽しもうと考えるのが良いのかもしれません

・・・それでも、旧作カットと新作カットの違いが目立つ・・・・ww



富野監督は本作品をA New Translation(新訳)とおっしゃってますので、第三部の完結編をどんな結末にするのか・・・楽しみです。
ZガンダムⅢ「星の鼓動は愛」
・・・2006年3月4日公開!!


ZガンダムⅡ「恋人たち」DVD!
・・・2006年2月24日発売!!


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蝉しぐれ【ネタバレ注意】

2005-10-23 23:54:56 | 映画 & TV
実は、友人たちと前々から映画を見に行こうと、どこかへ置きっ放しの約束がありまして・・・

昨日、友人4人と「蝉しぐれ」を見てきました。

地元出身の藤沢周平氏の作品です。

時は江戸時代・・・
下級武士の父を持つ牧文四郎(市川染五郎)と幼馴染のふく(木村佳乃)の決して結ばれることのない純愛の物語。

牧文四郎は類稀なる剣の素質を持ちながら、父が藩の御家騒動に巻き込まれたため、不遇にも反逆者の子という汚名を着せられてしまう。

その父が処刑され、その骸を大八車に乗せ家路へと向かう。
最後の坂道で力尽き、1人では登りきれそうにないところへ、隣人のふくが駆けつける。
涙を流しながら大八車を後ろから押す姿は、物語前半でありながら、ここがクライマックスではないかと思うぐらい感動的でした。
そして、唯一2人の思いがひとつになった時間でもあったのです。

その後の2人は、陰と陽・・・牧文四郎は相変わらず下級武士の暮らし。
ふくは殿の妾となり、お子まで産んでしまう。

しかし、殿の側室であるふくの子は、否が応でも御家騒動の火種。

運命は2人を再び引き合わせる・・・
決して報われないと理解しつつも、純たる思いで、命がけで、ふくとお子を守るため、牧文四郎は戦う。

事件も一段落し、数年後・・・
牧文四郎とふくは再び会う

そこでふくは、文四郎への思いを打ち明ける。
文四郎もまた、自分の思いを打ち明ける。

「文四郎さんのお子が私の子で、
 私の子どもが文四郎さんのお子であるような
 道はなかったのでしょうか」

「それができなかったこと、
 それがし、生涯の悔いとしております」

決して結ばれてはならない、2人の思い・・・
そして、2人はそれぞれの居場所へ戻っていく。

映画のテンポは決して良いとは思わなかったが、それぞれの思いが心に響いてくる・・・そんな映画でした。

それにしても、緒形拳は流石!演技力にホレボレです♪



PS:
某旅行会社では、「蝉しぐれ」ツアーとして、山形県庄内地方へのパック旅行を企画してるのだとか・・・
すばらしい企画であることを信じてますw
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END of THE WORLD 【ビデオレンタル】

2005-09-10 00:52:15 | 映画 & TV
「人類滅亡の日。あなたは誰と過ごしますか?」

ビデオパッケージには、このようなフレーズが描かれている。

人類滅亡・・・
パニック映画か?はたまた、SFサスペンス映画か??

などという気分で見た作品。
レンタルしてくる前に、この原作がネビル・シュート著の「渚にて―人類最後の日」 ということを知っておくべきだった・・・w

なぜなら、遠い昔に1度読んだことがあるからだ。

【ネタバレ注意】
簡単にあらすじを言うと、
舞台は近未来、台湾を巡り、中国とアメリカが核戦争に突入してしまう。
その核の汚染は地球の北半球を死滅に追いやり、残る南半球にも放射能の脅威が近づいていた。
唯一生き延びたアメリカ軍原子力潜水艦は、オーストラリアのメルボルンに到着する。

艦長であるドワイトは、メルボルンでモイラという女性と知り合う。
程なくして、全ての生物が死滅したハズの北米大陸より、解読不能の謎のメールが毎日送られてくるようになる。
そこで、アメリカ軍原子力潜水艦の一行が調査のため、再び北半球へ向け出航するのであった。

しかし・・・・しかしですよ。

結果は望んでいたものではなかったのです。
絶望感を味わったクルーの中には、「どうせ死ぬのなら、故郷で死にたい」と艦を脱走する者もでてしまう。

その後、メルボルンへ帰港した一行は、思い思いに残された日々を過ごす。

そして・・・
放射能被害がオーストラリアに到達したとき、

人はそれぞれ、自分で死ぬ場所を選ぶ。
米原潜のクルーは、故郷の北米大陸へ向け、最後の出航に出たのであった・・・

それを、モイラは浜辺近くの丘の上より、戻ってくるハズのないドワイトを見送る。

・・・(原作はここで終わりのハズなのにww)

浜辺から1人こちらへ向かってくる人影・・・

ドワイト艦長!!

そして、2人で最後の時を向かえようとするところで物語は終わる。



アクションパニック映画、SFサスペンス映画などを想像して見ると、どうしようもなくつまらなく感じますのでご注意をww

何系なのかと問われれば、人の愛情、醜さ、強さ、脆さ、さまざまな感情が交錯するヒューマンロマンスと答えます。

鳳評価としては、B+といったところですね!!

いちお、オススメです。


最後にクドイけど、もう一度、
「人類滅亡の日。あなたは誰と過ごしますか?」

【関連記事】
エンド オブ ザ ワールド(Amazon.co.jp)
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スターウォーズEP3

2005-07-16 07:32:33 | 映画 & TV
一昨日、珍しく仕事が早く終わったので、見てきました!

スターウォーズ エピソード3!!

ひと言、やばい!
(※やばい・・・先日、文化庁の日本語に関する世論調査で、素晴らしいやすごい、おいしいなどの意味で使うことが判明w)

数日前のブログで、映画は、期待度が高い程裏切られやすい、ということを書いたが、
この映画は、期待以上の面白さがあり、最後まで楽しませてもらいました。

物語の焦点はひとつで、アナキン・スカイウォーカーがどのようにして、ダークサイドへ落ちて行くのか!
です。
~愛する人を守りたいが故に、己を見失い、人を信じず、欲望に負けてしまう~
その辺りのアナキンの心情の変化、苦悩、そして怒りと・・・見る側も納得できる変貌だったと思います。

また、見る側を飽きさせないストーリー展開とテンポの良さ♪
そして、ジョージ・ルーカス氏入魂の特殊映像の数々!!

どれを取っても、今夏最高の作品だと思います♪

まだ見ていない方は是非!
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