社交の極意としては覚悟が要り、その覚悟故に心が自由自在に働ける様になる。
自分は、不機嫌な気むずかしい我侭者であると いう事を自覚し、人にもこれを認めさせ、その結果として、当然人に嫌われ、うるさがられるものであるという事を覚悟し、その応報を受けさえすればよい
このように思い定め、覚悟して後には、社交的にあるいは家庭的に、時と場合とに応じて、笑うも笑わないのも、自由自在で、必ず自然の人情味が現われるようになるのである。
これに不安があると言う事は、この覚悟が無いに事になる。
克服するには覚悟をしっかり持てば、臨機応変に自然の人情が発露される。