何でんかんでん

自分はどうしたいのか自身に問いながらの日記

消化器⑪ 膵臓のしくみ

2023-08-18 00:03:22 | からだのしくみ

はじめに

膵臓(すいぞう)はどこにあって、どんな働きをするのか よくは知らない。 医学を学ぶ方々の中でしか教えてもらえない みんな人をやってるのに これが教育に入っていない なぜか?


消化器―⑪膵臓のしくみ

消化液を分泌する外分泌と、血中ブドウ糖の濃度(血糖値)をコントロールする内分泌の機能を備えている


【位置】

の後方、脊柱との間にあり、膵頭(すいとう)は十二指腸に、膵尾(すいび)は脾臓(ひぞう)と接している


【構造】

◎ 膵臓(すいぞう)は、

◆ 成人で長さが約15cm、重量が70~100gほどで、膵頭の直径が太く、膵尾は細い細長い臓器である

◆ 膵頭、膵体、膵尾の3つの部分からなる

 


【内分泌と外分泌を行う細胞が共存している】

① 消化液の膵液を分泌する ➡ 外分泌部 と、②ホルモンを分泌する  ➡  内分泌部が混在している

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外分泌部は、腺房導管からなる

(1)腺房 = 膵液を分泌

(2)導管 = 膵液を (a) 主膵管 と (b) 副膵管に送る管 

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(a)主膵管は ⇒ 総胆管と合流 ⇒  十二指腸乳頭に開口

(b副膵管は ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒⇒  十二指腸乳頭に開口

 

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② 内分泌部は、ランゲルハンス島(膵島)と呼ばれる特別な細胞が集まり、細胞集団を形成している

◆ ランゲルハンス島の中には、アルファ、ベータ、デルタ細胞がある

α(A)細胞 ―― アルファ

β(B)細胞 ―― ベータ

δ(Ⅾ)細胞 ―― デルタ

◆ ランゲルハンス島の直径は0.1~0.2ミリメートルで、膵臓全体に100万個以上ある

 


【消化液と血糖値を調整するホルモンを分泌している】

外分泌部は、膵液を分泌している。1日の膵液の分泌量は約800~1500である

膵液には、次の3つを分解するための5つの消化酵素が含まれている

1)タンパク質を分解する ➡ トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ

2)糖質(炭水化物)を分解する ➡ 膵アミラーゼ

3)脂質を分解する ➡ 膵リパーゼ

 

② 内分泌部ランゲルハンス島(膵島)には3種類の細胞が混在し、それぞれに働きが異なるホルモンが分泌されている

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(A)α細胞からは、グルカゴンとゆうホルモンが分泌される

グルカゴン  =  血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が低下したときに...

1⃣  肝臓に蓄えられているグリコ―ゲンブドウ糖に分解したり、

2⃣  脂肪組織の脂肪をブドウ糖に変換して血液中に放出することで、

血糖値を上昇させる働きがある

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(B)β細胞からは、インスリンが分泌されている。

インスリン 

1⃣  血液中のブドウ糖を細胞に送り込んでエネルギー源として消費させたり、

2⃣  肝臓でブドウ糖をグリコーゲンに合成して貯蔵したり、

3⃣  ブドウ糖を中性脂肪に変換して脂肪細胞に蓄えることで、

血糖値を下げる働きがある

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(Ⅾ)δ細胞からは、ソマトスタチンが分泌されている

ソマトスタチングルカゴン インスリン の分泌を抑える作用をしている

ソマトスタチンは、脳の視床下部消化管の内分泌細胞からも分泌されている。ただし、その働きはそれぞれに違う

1⃣  視床下部からにソマトスタチンは、➡ 脳下垂体からのホルモン分泌の抑制に働き、

2⃣  消化管からのソマトスタチンは、➡ 栄養素の吸収の抑制、胃液や胃酸などの

分泌の抑制に働いている

 


美しい人体図鑑 

自分のからだを知り尽くす!/ 監修 東京女子医科大学 名誉教授 梶原哲郎氏の書籍を引用しています。


参考動画1

※ 糖代謝とガンの説明があります    この動画の途中3分間(開始30秒~4分)に該当の説明があります

よしりんとチョーさんの人生健康サロン

6分40秒の動画 です

 


参考動画2

血糖値、ブドウ糖、インスリン・グルカコンなどのホルモンとガンの関係について、この動画の途中4分間(開始6分~10分)に該当の説明があります

吉野敏明チャンネル~日本の病を治す~

13分半の動画です



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