はじめに
膵臓(すいぞう)はどこにあって、どんな働きをするのか よくは知らない。 医学を学ぶ方々の中でしか教えてもらえない みんな人をやってるのに これが教育に入っていない なぜか?
消化器―⑪膵臓のしくみ
消化液を分泌する外分泌と、血中ブドウ糖の濃度(血糖値)をコントロールする内分泌の機能を備えている
【位置】
胃の後方、脊柱との間にあり、膵頭(すいとう)は十二指腸に、膵尾(すいび)は脾臓(ひぞう)と接している
【構造】
◎ 膵臓(すいぞう)は、
◆ 成人で長さが約15cm、重量が70~100gほどで、膵頭の直径が太く、膵尾は細い細長い臓器である
◆ 膵頭、膵体、膵尾の3つの部分からなる
【内分泌と外分泌を行う細胞が共存している】
① 消化液の膵液を分泌する ➡ 外分泌部 と、②ホルモンを分泌する ➡ 内分泌部が混在している
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① 外分泌部は、腺房と導管からなる
(1)腺房 = 膵液を分泌
(2)導管 = 膵液を (a) 主膵管 と (b) 副膵管に送る管
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(a)主膵管は ⇒ 総胆管と合流 ⇒ 大十二指腸乳頭に開口
(b)副膵管は ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒⇒ 小十二指腸乳頭に開口
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② 内分泌部は、ランゲルハンス島(膵島)と呼ばれる特別な細胞が集まり、細胞集団を形成している
◆ ランゲルハンス島の中には、アルファ、ベータ、デルタ細胞がある
α(A)細胞 ―― アルファ
β(B)細胞 ―― ベータ
δ(Ⅾ)細胞 ―― デルタ
◆ ランゲルハンス島の直径は0.1~0.2ミリメートルで、膵臓全体に100万個以上ある
【消化液と血糖値を調整するホルモンを分泌している】
① 外分泌部は、膵液を分泌している。1日の膵液の分泌量は約800~1500㎖である
◆ 膵液には、次の3つを分解するための5つの消化酵素が含まれている
1)タンパク質を分解する ➡ トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ
2)糖質(炭水化物)を分解する ➡ 膵アミラーゼ
3)脂質を分解する ➡ 膵リパーゼ
② 内分泌部のランゲルハンス島(膵島)には3種類の細胞が混在し、それぞれに働きが異なるホルモンが分泌されている
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(A)α細胞からは、グルカゴンとゆうホルモンが分泌される
※ グルカゴン = 血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が低下したときに...
1⃣ 肝臓に蓄えられているグリコ―ゲンをブドウ糖に分解したり、
2⃣ 脂肪組織の脂肪をブドウ糖に変換して血液中に放出することで、
血糖値を上昇させる働きがある
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(B)β細胞からは、インスリンが分泌されている。
※ インスリン は
1⃣ 血液中のブドウ糖を細胞に送り込んでエネルギー源として消費させたり、
2⃣ 肝臓でブドウ糖をグリコーゲンに合成して貯蔵したり、
3⃣ ブドウ糖を中性脂肪に変換して脂肪細胞に蓄えることで、
血糖値を下げる働きがある
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(Ⅾ)δ細胞からは、ソマトスタチンが分泌されている
※ ソマトスタチンは グルカゴン や インスリン の分泌を抑える作用をしている
ソマトスタチンは、脳の視床下部や消化管の内分泌細胞からも分泌されている。ただし、その働きはそれぞれに違う
1⃣ 視床下部からにソマトスタチンは、➡ 脳下垂体からのホルモン分泌の抑制に働き、
2⃣ 消化管からのソマトスタチンは、➡ 栄養素の吸収の抑制、胃液や胃酸などの
分泌の抑制に働いている
美しい人体図鑑
自分のからだを知り尽くす!/ 監修 東京女子医科大学 名誉教授 梶原哲郎氏の書籍を引用しています。
参考動画1
※ 糖代謝とガンの説明があります この動画の途中3分間(開始30秒~4分)に該当の説明があります
よしりんとチョーさんの人生健康サロン
6分40秒の動画 です
参考動画2
※ 血糖値、ブドウ糖、インスリン・グルカコンなどのホルモンとガンの関係について、この動画の途中4分間(開始6分~10分)に該当の説明があります
吉野敏明チャンネル~日本の病を治す~
13分半の動画です
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