つつましくくらす

ここ数年は　仕事ばかりに生活の比重が偏っていた

そういうときに　父のこと母のこと息子のこと娘のこと
家族の中で色々な　問題が起きては仕事や家事との板ばさみで絶えず体も神経も休まらなかった気がする

何がそうするのか　年齢がそういう時期なのか
一つが一段落するとすぐさま次に、また次にと起きてくる…


そんなときも　仕事という名目があるから一歩家から離れ　場所を移動していくうちに頭が切り替えられ救われてもいたのは事実

電車に乗っていると　数分で脳が仕事のことを思い出してくれて
いやなことわすれてしまうからそれが嬉しかったくらいだ。

今年は生活中心に日常生活を送ろうと決めて
仕事は　月の半分だけ
　
それ以外は　手抜き家事しかできなかった拭き掃除　片付け　料理も手をかけてそれを　案外愉しんでいる

時間の優先順位をこちらにしてみると　
今まで普通だったことが　ムダに見えたりする

会社で働いただけの報酬が減っても　家の中で目には見えない報酬も得られている
漫然と目に見えない家事労働への情熱が　少しだけみえてきた気がする