
今話の名セリフ:「みんな違ったルン。でも、みんな変じゃないルン。」(羽衣ララ)
「スター☆トゥインクルプリキュア」第14話「笑顔 de パーティ! 家族のソンリッサ☆」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、ひかる、ララ、まどかの3人は商店街に来て、期間限定のスタードーナツを購入。えれなをロケットを誘って、お茶にしようと考えていました。
えれなは、店のお手伝い中。父が配達から帰ってきたら、ひかる達と一緒に出かけられるようです。
そう言っていると、父が帰ってきました。4人の弟妹も一緒です。
えれなの弟と妹。左から「れいな」「たくと」「あんな」「いくと」。

「ハハハハ! オラ! セニョリータ達!」


~ Aパート ~
えれなの弟妹達も「オラ」であいさつ。「オラ」は、「こんにちは」を意味します。
直後、えれなの母も帰ってきました。
劇中では明かされていませんでしたが、母の名は「天宮 かえで」。
「お帰り!」
「カルロス!」




「いらっしゃーい!」

彼女は、ひかる達と初対面ですが、ひかる達の事を知っています。えれながよく話していたからだそうです。
直後、かえでは、ひかる達を家に招き入れました。


「わあ! 素敵なお部屋!」

「グラシアス! セニョリータ達!」
『グラシアス!』

「グラシアス」は「ありがとう」、「セニョリータ」は「お嬢さん」という意味だと、かえでは言います。彼女は、通訳の仕事をしています。
その後、えれなは、ひかる達をソファに座らせて・・・、

「出会いは、僕の故郷メキシコ!」

「仕事で出かけたメキシコで、私達は運命の出会いをしたの!」

「そして、結婚。えれなが生まれ、とうまが、れいなが、たくとといくとが、そして、あんなが生まれた!」




「僕の大切な家族! 家族みんなのソンリッサ!」


「笑顔って意味ね。」
「そう! 家族の笑顔が、僕の宝物なんだ!」


そんな中、とうまは、つれない表情でどこかに出かけてしまいました。
とうまの事は気になるものの、カルロスは、今度の休みにパーティーをするので、ひかる達も来てほしいと誘いました。
「えれなさんの家族、みんな本当に太陽みたいだったね!」
「ルン!」

「とうま君は、何か心配事でもあるのでしょうか?」

「最近、とうまの笑顔、全然見てないんだよね・・・。」


その夜・・・、

「ねえ、とうま。どうしてパパとママに、あんな態度とるの?」

「お姉ちゃん。うちって普通じゃないのかな・・・。」

「え?」
「この間友達といる時、パパとママに会ってさ・・・。」




「『とうまんちのお父さんとお母さん、手繋いで踊ってる。すごいな』って言われて・・・。」

「普通の家は、踊ったりしないんだよね?」

「他の家がどうかは知らないけど、うちはうちでしょ!」
「うちは変なんだよ!」


そして、後日・・・、
「ひ、ひかる・・・。これは・・・。」
「何ルン?」

「パーティーといえば、これでしょ! とうま君も楽しめるように、みんなで盛り上げよう!」

「オー!」

いや、これ、そういうのを求めてないと思うよ? ハロウィンパーティーなら分かるけどさ。
それにしても、まどかの変装が異様に合っていて、反応に困るなあ。「優秀なお嬢様になんて事を・・・」とツッコんだらいいのか、「ギャップ萌えでおいしいぜ! ごちそうさま!」と興奮すべきか、脳内でせめぎ合っています。(笑)
「地球人のギャグセンスは分からないでプルンス・・・。」

うん、分からなくていいと思う。私も「コレガワカラナイ」状態で、頭が混乱してますから。(笑)
「パーティーなんかやりたくない!」

「ごちそういっぱい作ったわよ!」
「むすっとしないで笑顔で! みんなで楽しもう!」

「そういうのが嫌なんだ! ボクは普通の家が良かった・・・。こんな家、大嫌い!」

「パパとママも大嫌いだ!」

「とうま!」


その後、えれな、カルロス、ひかる達3人は手分けして、とうまを探しました。
~ Bパート ~
しばらくして、ララがとうまを見つけました。
ララはとうまを追いかけますが、木につまづいて転んでしまいます。直後、とうまはララに駆け寄り、手を差し出しました。
「大丈夫?」
「大丈夫ルン。」

「みんなが心配してるルン。一緒に帰るルン。」

「『ルン』って何?」
「ルン?」

「さっきからずっと『なんとかルン』って言ってる。」
「『ルン』は『ルン』ルン。私のほ・・・、じゃなくて、国ではみんなこう言うルン。」

「お姉さん、外国の人?」
「そうルン! サマーンから来たルン!」

「サマーンなんて国、聞いた事ない・・・。」
「ルン・・・。ず、ずっと遠い所にある国ルン・・・。」
「ふーん・・・。」

「ねえ、サマーンでは、お父さんとお母さん、手繋いだり踊ったりする?」
「手は繋がないけど、触覚は繋ぐルン!」

「はあ? 何、それ?」
「な、仲良しは、頭に触覚の飾りをくっ付けて繋ぐルン。ほら、これがそうルン!」

「ええ・・・。」
「それで、触覚ダンスをするルン! こうやるルン!」


「変なの。」
「私には、触覚がない方が変ルン。」


「今まで色んなほ・・・、じゃなくて国を旅してきたルン。」

「みんな違ったルン。でも、みんな変じゃないルン。」


直後、テンジョウと大量のノットレイ達が現れました。ノットレイ達は、とうまを囲んでノットレイ化します。

「あおれ、団扇よ! 膨れろ、ゆがんだイマジネーション!」



すぐに、ひかる、えれな、まどかが合流。4人はプリキュアに変身します。
バトルスタート。ソレイユは、とうまに話しかけようとしますが、とうまノットレイは攻撃を仕掛けてきました。
セレーネとミルキーは、とうまノットレイの攻撃を抑えようとしますが、止められません。しかも、何かに当たり散らすかのように、とうまノットレイの攻撃は暴走し、ノットレイ達にまで被害が及びます。
ソレイユは、再度説得を試みますが、攻撃を受けてしまいました。
「ボクは・・・、普通が良かった・・・。もっと普通の家が良かったんだ・・・!」

「分かるよ・・・。とうまの気持ち・・・。」

「アタシも小さい時、うちの家族は普通と違うのかなって、思った事あったから・・・。」

「でも、アタシは、笑顔でいっぱいのうちの家族が大好き!」

「パパやママや、れいな、たくと、いくと、あんな。それから、とうま! 大好きだよ!」


その後、とうまノットレイは、テンジョウに指示されて攻撃してきましたが、スターが間に入って、攻撃を押し返しました。
その拍子に、テンジョウが持っていたプリンセススターカラーペンが手から離れ、ソレイユがキャッチ。
そして・・・、

「プリキュア! さそり座! ソレイユシュート!」




その後は、4人でサザンクロスショット。とうまを助けられました。
プリンセススターカラーペンを手に入れましたので、いつも通り、ペンをトゥインクルブックにセットし、さそり座のプリンセスと対面。


その後、とうまは目覚め、えれなは、とうまの無事に安心します。


そして・・・、
「パパ、ママ・・・。ごめんなさい!」


「心配したよ・・・。」
「笑って、とうま! 笑顔!」

「さあ、パーティーだ!」
『パーティー!』





「お姉ちゃん。ボクも、うちの家族が大好きだ!」




「待って・・・。それ、ハラペーニョ・・・。」


「何じゃこりゃーでプルンス!」

プルンスさん、変なオチつけないで下さい。でもまあ、女の子達には大ウケしそうで良いと思いますけどね。良い子のみんなは、知らない食べ物をむやみに口にしないでね!(笑)
今回は、これで終了です。
次回:「お宝争奪! 宇宙怪盗参上☆」
ひかる達は、プリンセススターカラーペンを探しにゼニー星にやって来ました。ペンはオークション会場にあります。
しかし、宇宙怪盗「ブルーキャット」も狙っているお宝があるため、警備も厳重で会場に入れません。そんなひかる達の前に現れたのは、プルンスも大ファンな宇宙アイドル「マオ」。
マオのおかげで、オークションに参加できるようになりましたが、ペンがお宝として登場。果たして、ひかる達は、ペンを手に入れる事ができるのか?
今回のラッキー星座
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ひかる達は、えれなの家のホームパーティーに呼ばれたものの、えれなの弟・とうまが、普通の家族が良かったと言って出て行ってしまいましたが、普通じゃない事は変な事ではないというララの話と、この家族が大好きだというえれなの応じかけで、とうまは笑顔になり、楽しいパーティーが開かれました。
さて、今話のポイントは「普通じゃない事は、本当に変な事?」でしょうか。
人生の色んな局面において、自分は周りとは違う、特別、変わっている、要するに、普通じゃないと思う事はあるでしょう。
そのたびに自己嫌悪する事もよくある話だと思います。「ない」という否定語が入っていれば、悪い事、恥ずかしい事などと考えるのも仕方のない事でしょう。
ですが、物事や考え方を「普通」と位置付けるような絶対的な基準はないんですよね。物事や考え方が普通、どこにでもあるようなありふれたものかどうかというのは、自分のそれまでの生き様で判断されるものです。
よって、何が普通であって、何が普通でないかは、100人いれば100通りの考え方があります。自分が普通だと思っていた事は、実は世の中全体ではありふれたものではなかったり、普通ではないと思っていた事が、世間の常識だという事もあるんですよね。
普通なのか普通でないのかの判断に絶対的な基準がないというのであれば、普通でない事が変な事というのも、絶対的なものではなく、個々の判断で決定されるもの。思い込みによって決められると言っても過言ではないでしょうね。
とうまは、両親が手を繋いでダンスする事が当たり前だったり、しょっちゅうホームパーティーをする事を普通じゃないと嫌っていました。確かに、両方とも世間一般では珍しい事であり、普通ではないと思います。
けど、両親が手を繋いでダンスする事が多いというのは、それだけお互い深く愛し合っているという証拠でしょう。お出かけ前のキスみたいなものでしょうか。深く愛し合っているこそ、子どもが6人もいる訳であって、素晴らしい事だと思いますね。
それに、しょっちゅうホームパーティーをするのは、父の故郷・メキシコの習慣に基づくもの。メキシコ人はパーティーが大好きなようで、週末は庭でよくパーティーをしているらしく、人付き合いの良さがうかがえるでしょう。(一方、遅くまで騒いで近所迷惑になっている事もあるようですが)
他にも、6人もきょうだいがいる事と、両親が国際結婚というのも、合計特殊出生率を大きく上回っている事や、国際結婚の割合の低さを考えれば、普通ではないと思いますが、すごい事だとも思いますね。
周りと比べれば普通ではないけど、変な事ではなく、むしろ、すごい事。こういうのも、よくある話です。
とうまは、両親が手を繋いでダンスしている事を友達から指摘されて、珍しいように感じられましたが、友達は決してバカにした訳ではなく、感心していたのでしょう。だけど、とうまは変に気にし過ぎて、ネガティブに捉えてしまったのでしょうね。とうまは繊細な性格なのかもしれません。
ただ、周りと比べて普通じゃなかろうが、大事なのは自分の心。普通じゃない事を変じゃないと受け止めて誇りにできれば、周りも、変な事ではなくすごい事だと認めてくれるでしょう。
普通じゃない家庭に嫌気をさしていたとうまでしたが、周りのフォローで、最後は、大好きと言えたのは良かったと思いますね。
みんな違うけど、みんな変じゃない。ララは、とうまに良いフォローをしていたと思います。
ララ自身も、この地球では珍しい存在。ひかると出会ってからは、多くの普通ではないものを見たり感じたりし、前話でも、周りとの違いに苦労していました。
それでも、ララは、周りと比べて普通じゃない自分を受け入れて、これまでには体験しなかった物事に感心し、ひかる達と絆を深めて成長しています。そんなララだからこそ、とうまへのあのフォローはすごく説得力があると思いました。
また、「オラ」=「こんにちは」など、所々でスペイン語の和訳を出していたのも、メイン視聴層の女の子達に良い配慮だと思いました。
女の子達は将来外国語を学びますが、英語しか学ばないという子は少なくないでしょう。そう思うと、ここで簡単なスペイン語を出したのは良い勉強の場になりそうですし、特に、「オラ」や「グラシアス」は、女の子達に年齢の近いえれなの弟妹4人も言っていた事から、ついマネしたくなるようなところがあったと思いますね。
他にも、通訳は、異なる言語をお互いが分かるように訳して伝えるのが仕事だと説明していたのも良かったと思います。
訪日外国人が増加している今日、通訳の需要は大きいでしょう。ここで通訳の仕事を説明した事で、外国語に興味を持ってほしい、通訳を将来なりたい職業にしてほしいと促していたように思いました。
という訳で、今話も結構面白く、元号が「令和」になっての「プリキュア」の出だしは上々だったと感じています。元号が変わっても、これまで通り「プリキュア」の視聴を存分に楽しみたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。
そういえば、今話放映前に、劇場版の感想を投稿しました。かなり今更ではありますが、興味のある方は、こちらからどうぞ。
最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「スター☆トゥインクルプリキュア」第14話「笑顔 de パーティ! 家族のソンリッサ☆」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、ひかる、ララ、まどかの3人は商店街に来て、期間限定のスタードーナツを購入。えれなをロケットを誘って、お茶にしようと考えていました。
えれなは、店のお手伝い中。父が配達から帰ってきたら、ひかる達と一緒に出かけられるようです。
そう言っていると、父が帰ってきました。4人の弟妹も一緒です。


「ハハハハ! オラ! セニョリータ達!」



~ Aパート ~
えれなの弟妹達も「オラ」であいさつ。「オラ」は、「こんにちは」を意味します。
直後、えれなの母も帰ってきました。

「お帰り!」
「カルロス!」






「いらっしゃーい!」


彼女は、ひかる達と初対面ですが、ひかる達の事を知っています。えれながよく話していたからだそうです。
直後、かえでは、ひかる達を家に招き入れました。



「わあ! 素敵なお部屋!」

「グラシアス! セニョリータ達!」
『グラシアス!』


「グラシアス」は「ありがとう」、「セニョリータ」は「お嬢さん」という意味だと、かえでは言います。彼女は、通訳の仕事をしています。
その後、えれなは、ひかる達をソファに座らせて・・・、

「出会いは、僕の故郷メキシコ!」

「仕事で出かけたメキシコで、私達は運命の出会いをしたの!」


「そして、結婚。えれなが生まれ、とうまが、れいなが、たくとといくとが、そして、あんなが生まれた!」







「僕の大切な家族! 家族みんなのソンリッサ!」



「笑顔って意味ね。」
「そう! 家族の笑顔が、僕の宝物なんだ!」



そんな中、とうまは、つれない表情でどこかに出かけてしまいました。
とうまの事は気になるものの、カルロスは、今度の休みにパーティーをするので、ひかる達も来てほしいと誘いました。
「えれなさんの家族、みんな本当に太陽みたいだったね!」
「ルン!」

「とうま君は、何か心配事でもあるのでしょうか?」


「最近、とうまの笑顔、全然見てないんだよね・・・。」



その夜・・・、


「ねえ、とうま。どうしてパパとママに、あんな態度とるの?」

「お姉ちゃん。うちって普通じゃないのかな・・・。」

「え?」
「この間友達といる時、パパとママに会ってさ・・・。」







「『とうまんちのお父さんとお母さん、手繋いで踊ってる。すごいな』って言われて・・・。」


「普通の家は、踊ったりしないんだよね?」

「他の家がどうかは知らないけど、うちはうちでしょ!」
「うちは変なんだよ!」


そして、後日・・・、
「ひ、ひかる・・・。これは・・・。」
「何ルン?」


「パーティーといえば、これでしょ! とうま君も楽しめるように、みんなで盛り上げよう!」


「オー!」

いや、これ、そういうのを求めてないと思うよ? ハロウィンパーティーなら分かるけどさ。
それにしても、まどかの変装が異様に合っていて、反応に困るなあ。「優秀なお嬢様になんて事を・・・」とツッコんだらいいのか、「ギャップ萌えでおいしいぜ! ごちそうさま!」と興奮すべきか、脳内でせめぎ合っています。(笑)
「地球人のギャグセンスは分からないでプルンス・・・。」

うん、分からなくていいと思う。私も「コレガワカラナイ」状態で、頭が混乱してますから。(笑)
「パーティーなんかやりたくない!」

「ごちそういっぱい作ったわよ!」
「むすっとしないで笑顔で! みんなで楽しもう!」


「そういうのが嫌なんだ! ボクは普通の家が良かった・・・。こんな家、大嫌い!」


「パパとママも大嫌いだ!」


「とうま!」



その後、えれな、カルロス、ひかる達3人は手分けして、とうまを探しました。
~ Bパート ~
しばらくして、ララがとうまを見つけました。
ララはとうまを追いかけますが、木につまづいて転んでしまいます。直後、とうまはララに駆け寄り、手を差し出しました。
「大丈夫?」
「大丈夫ルン。」

「みんなが心配してるルン。一緒に帰るルン。」

「『ルン』って何?」
「ルン?」


「さっきからずっと『なんとかルン』って言ってる。」
「『ルン』は『ルン』ルン。私のほ・・・、じゃなくて、国ではみんなこう言うルン。」

「お姉さん、外国の人?」
「そうルン! サマーンから来たルン!」

「サマーンなんて国、聞いた事ない・・・。」
「ルン・・・。ず、ずっと遠い所にある国ルン・・・。」
「ふーん・・・。」


「ねえ、サマーンでは、お父さんとお母さん、手繋いだり踊ったりする?」
「手は繋がないけど、触覚は繋ぐルン!」

「はあ? 何、それ?」
「な、仲良しは、頭に触覚の飾りをくっ付けて繋ぐルン。ほら、これがそうルン!」

「ええ・・・。」
「それで、触覚ダンスをするルン! こうやるルン!」




「変なの。」
「私には、触覚がない方が変ルン。」


「今まで色んなほ・・・、じゃなくて国を旅してきたルン。」

「みんな違ったルン。でも、みんな変じゃないルン。」


直後、テンジョウと大量のノットレイ達が現れました。ノットレイ達は、とうまを囲んでノットレイ化します。

「あおれ、団扇よ! 膨れろ、ゆがんだイマジネーション!」






すぐに、ひかる、えれな、まどかが合流。4人はプリキュアに変身します。
バトルスタート。ソレイユは、とうまに話しかけようとしますが、とうまノットレイは攻撃を仕掛けてきました。
セレーネとミルキーは、とうまノットレイの攻撃を抑えようとしますが、止められません。しかも、何かに当たり散らすかのように、とうまノットレイの攻撃は暴走し、ノットレイ達にまで被害が及びます。
ソレイユは、再度説得を試みますが、攻撃を受けてしまいました。
「ボクは・・・、普通が良かった・・・。もっと普通の家が良かったんだ・・・!」


「分かるよ・・・。とうまの気持ち・・・。」


「アタシも小さい時、うちの家族は普通と違うのかなって、思った事あったから・・・。」

「でも、アタシは、笑顔でいっぱいのうちの家族が大好き!」

「パパやママや、れいな、たくと、いくと、あんな。それから、とうま! 大好きだよ!」



その後、とうまノットレイは、テンジョウに指示されて攻撃してきましたが、スターが間に入って、攻撃を押し返しました。
その拍子に、テンジョウが持っていたプリンセススターカラーペンが手から離れ、ソレイユがキャッチ。
そして・・・、


「プリキュア! さそり座! ソレイユシュート!」







その後は、4人でサザンクロスショット。とうまを助けられました。
プリンセススターカラーペンを手に入れましたので、いつも通り、ペンをトゥインクルブックにセットし、さそり座のプリンセスと対面。



その後、とうまは目覚め、えれなは、とうまの無事に安心します。


そして・・・、
「パパ、ママ・・・。ごめんなさい!」



「心配したよ・・・。」
「笑って、とうま! 笑顔!」

「さあ、パーティーだ!」
『パーティー!』







「お姉ちゃん。ボクも、うちの家族が大好きだ!」







「待って・・・。それ、ハラペーニョ・・・。」



「何じゃこりゃーでプルンス!」

プルンスさん、変なオチつけないで下さい。でもまあ、女の子達には大ウケしそうで良いと思いますけどね。良い子のみんなは、知らない食べ物をむやみに口にしないでね!(笑)
今回は、これで終了です。
次回:「お宝争奪! 宇宙怪盗参上☆」
ひかる達は、プリンセススターカラーペンを探しにゼニー星にやって来ました。ペンはオークション会場にあります。
しかし、宇宙怪盗「ブルーキャット」も狙っているお宝があるため、警備も厳重で会場に入れません。そんなひかる達の前に現れたのは、プルンスも大ファンな宇宙アイドル「マオ」。
マオのおかげで、オークションに参加できるようになりましたが、ペンがお宝として登場。果たして、ひかる達は、ペンを手に入れる事ができるのか?

【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ひかる達は、えれなの家のホームパーティーに呼ばれたものの、えれなの弟・とうまが、普通の家族が良かったと言って出て行ってしまいましたが、普通じゃない事は変な事ではないというララの話と、この家族が大好きだというえれなの応じかけで、とうまは笑顔になり、楽しいパーティーが開かれました。
さて、今話のポイントは「普通じゃない事は、本当に変な事?」でしょうか。
人生の色んな局面において、自分は周りとは違う、特別、変わっている、要するに、普通じゃないと思う事はあるでしょう。
そのたびに自己嫌悪する事もよくある話だと思います。「ない」という否定語が入っていれば、悪い事、恥ずかしい事などと考えるのも仕方のない事でしょう。
ですが、物事や考え方を「普通」と位置付けるような絶対的な基準はないんですよね。物事や考え方が普通、どこにでもあるようなありふれたものかどうかというのは、自分のそれまでの生き様で判断されるものです。
よって、何が普通であって、何が普通でないかは、100人いれば100通りの考え方があります。自分が普通だと思っていた事は、実は世の中全体ではありふれたものではなかったり、普通ではないと思っていた事が、世間の常識だという事もあるんですよね。
普通なのか普通でないのかの判断に絶対的な基準がないというのであれば、普通でない事が変な事というのも、絶対的なものではなく、個々の判断で決定されるもの。思い込みによって決められると言っても過言ではないでしょうね。
とうまは、両親が手を繋いでダンスする事が当たり前だったり、しょっちゅうホームパーティーをする事を普通じゃないと嫌っていました。確かに、両方とも世間一般では珍しい事であり、普通ではないと思います。
けど、両親が手を繋いでダンスする事が多いというのは、それだけお互い深く愛し合っているという証拠でしょう。お出かけ前のキスみたいなものでしょうか。深く愛し合っているこそ、子どもが6人もいる訳であって、素晴らしい事だと思いますね。
それに、しょっちゅうホームパーティーをするのは、父の故郷・メキシコの習慣に基づくもの。メキシコ人はパーティーが大好きなようで、週末は庭でよくパーティーをしているらしく、人付き合いの良さがうかがえるでしょう。(一方、遅くまで騒いで近所迷惑になっている事もあるようですが)
他にも、6人もきょうだいがいる事と、両親が国際結婚というのも、合計特殊出生率を大きく上回っている事や、国際結婚の割合の低さを考えれば、普通ではないと思いますが、すごい事だとも思いますね。
周りと比べれば普通ではないけど、変な事ではなく、むしろ、すごい事。こういうのも、よくある話です。
とうまは、両親が手を繋いでダンスしている事を友達から指摘されて、珍しいように感じられましたが、友達は決してバカにした訳ではなく、感心していたのでしょう。だけど、とうまは変に気にし過ぎて、ネガティブに捉えてしまったのでしょうね。とうまは繊細な性格なのかもしれません。
ただ、周りと比べて普通じゃなかろうが、大事なのは自分の心。普通じゃない事を変じゃないと受け止めて誇りにできれば、周りも、変な事ではなくすごい事だと認めてくれるでしょう。
普通じゃない家庭に嫌気をさしていたとうまでしたが、周りのフォローで、最後は、大好きと言えたのは良かったと思いますね。
みんな違うけど、みんな変じゃない。ララは、とうまに良いフォローをしていたと思います。
ララ自身も、この地球では珍しい存在。ひかると出会ってからは、多くの普通ではないものを見たり感じたりし、前話でも、周りとの違いに苦労していました。
それでも、ララは、周りと比べて普通じゃない自分を受け入れて、これまでには体験しなかった物事に感心し、ひかる達と絆を深めて成長しています。そんなララだからこそ、とうまへのあのフォローはすごく説得力があると思いました。
また、「オラ」=「こんにちは」など、所々でスペイン語の和訳を出していたのも、メイン視聴層の女の子達に良い配慮だと思いました。
女の子達は将来外国語を学びますが、英語しか学ばないという子は少なくないでしょう。そう思うと、ここで簡単なスペイン語を出したのは良い勉強の場になりそうですし、特に、「オラ」や「グラシアス」は、女の子達に年齢の近いえれなの弟妹4人も言っていた事から、ついマネしたくなるようなところがあったと思いますね。
他にも、通訳は、異なる言語をお互いが分かるように訳して伝えるのが仕事だと説明していたのも良かったと思います。
訪日外国人が増加している今日、通訳の需要は大きいでしょう。ここで通訳の仕事を説明した事で、外国語に興味を持ってほしい、通訳を将来なりたい職業にしてほしいと促していたように思いました。
という訳で、今話も結構面白く、元号が「令和」になっての「プリキュア」の出だしは上々だったと感じています。元号が変わっても、これまで通り「プリキュア」の視聴を存分に楽しみたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。
そういえば、今話放映前に、劇場版の感想を投稿しました。かなり今更ではありますが、興味のある方は、こちらからどうぞ。
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