
今話の名セリフ:「ララはね、もう、このクラスのララなんだよ!」(星奈ひかる)
「スター☆トゥインクルプリキュア」第13話「ララのドキドキ初登校☆」の感想です。
~ オープニング前 ~
しばらく地球にいられる事になったララ。ララには、やってみたい事がありました。それは・・・、
「私、学校に・・・、行ってみたいルン!」

~ Aパート ~
ララが初めて学校に通う日が来ました。


「着けていかないのですか?」
「ルン。学校は、勉強しに行く所ルン!」

そして・・・、

入学手続きはアブラハム監督がやってくれたとか。ララは、ひかると一緒に学校に向かいました。
それから少しして・・・、
「ひかる! ララ!」
「おはよう!」
「ルン!」

「ララ、登校初日だね! ファイト!」
「ルン!」

「じゃあ、後でね!」

「誰? 転校生?」
「登校初日で天宮先輩と会話を?」

「ごきげんよう。ララ、今日から同じ観星中の生徒ですね。」

「困った事があったら言って下さいね。」
「ありがとルン!」


「観星中の太陽と月、両方と既に知り合いの転校生・・・。」
「侮れないわ・・・。」

そうね。でも、私からすれば、本当に侮れないのは、今回も野郎どもをえれなやまどかに近付けさせないよう奮闘しているスタッフ様達だと思う。世間一般は10連休の真っただ中だというのに、本当にお疲れ様です。(笑)
その後、ララは、クラスの皆に紹介されました。これまでは両親の仕事の都合で外国で暮らしていたという事になっています。
そして、あいさつ。
「ララルン! よろしくルン!」

「ルン?」
「ルン?」

ララは後ろの席。席は2つ空いていますが、ララは、ひかるの隣に座りました。
ちょうどその時、1人の男子生徒が遅れて入室してきました。

「誰?」
「羽衣ララルン。」

「そこ、オレの席だけど。ララルン。」
「ララルンじゃないルン! ララ、ルン! 私はここがいいルン!」
「そうなの?」

ですが、先生が、ララの席はここではなく、その隣だと注意。ララは渋々移動します。
「転校生か? オレ、軽部タツノリ! よろよろ、しく36!」

愛称は「カルノリ」。フットワークは軽く、人生はノリが彼の考えですが、年中遅刻で、忘れ物も多いとか。
それから少しして、ララに何人かの生徒が集まって話しかけてきました。
「ねえ、羽衣さん。外国ってどこから来たの?」
「ルンってどこの国の言葉?」
「オ、オヨ・・・。」

「オヨ?」
「あーっと、割と近所!」

「外国で近所って何だよ・・・。」
「あ、えーっと・・・、宇宙に比べれば、外国なんて、みんなご近所さん! ・・・みたいな?」
「おお、そうなの?」
「そうそう!」

「ちょっとよろしくて? 何かあれば、このクラス委員のトップ、姫ノ城桜子にお尋ねになって!」

「オヨ? ここのAIルン?」
「は?」
「ああ・・・、AIのように優秀だねって感心してるの! ね、ララ!」


「オーッホホホホ! そういう事なら良くってよ! オーッホホホホ!」
「あのノリはついていけねー・・・。」

まあ、そうだろうな。隠れ身の術までしてまどかを尾行してたくらいですし。あのノリについていけるのは、「プリンセス」のアレくらいしかいないんじゃないかと思います。(笑)
それからしばらくして、理科の授業。天秤と分銅を使って物の重さを測る実験をしていました。
「15グラム。」
「まだ消しゴムの方が重いね。」

「じゃあ、もう10グラム。これで25グラムっと。」

「オヨ!?」
「え?」

「今・・・、まさか・・・、ひかる・・・、2桁の計算できるルン!?」

「うん・・・。」
「いや・・・、これぐらい、オレでもできるぞ・・・。」
「オヨ!? 地球人すごいルン!」


「ララ?」
「オヨ・・・。尊いルン・・・。」

何・・・、だと・・・? 住んでいる星では大人扱いなのに2桁の計算ができないとかマジか・・・。宇宙船を修理できるくらいだから、結構頭いいと思ってたのに・・・。
初登場早々から酔って吐きそうになったりと、やっぱり、この子侮れんわ。今後もこういうポンコツネタに期待したいですな!(笑)
「学校って不思議ルン・・・。」
「不思議?」
「私の星では、分からない事は全部AIが教えてくれるルン。」
「うん、そうだったね。」


「だから、2桁の計算も分からないルン・・・。」
「まあ、地球ではそれを勉強するのが学校だから。」
「わざわざ同じ場所に来て、みんなが揃って勉強するというのが不思議ルン・・・。」
「不思議、か・・・。」

その直後、トゥインクルブックからフワの声が。お腹が空いたようで、2人は場所を変えます。
しかし、その途中、桜子から、廊下を走るなと注意されます。
「ここは学校です。いくら外国帰りでも、最低限のルールは守っていただかなくては困りますわ。」
「ルン・・・。」


「オヨ・・・。私、ちゃんとできてないルン・・・。」
「ララ?」

「学校の事、何も知らないルン・・・。」

しばらくして、掃除の時間。ララは、どうすればいいのか、いつもの癖でAIに聞こうとしていましたが、例のグローブはロケットに置いてきたため、頼る事はできません。

「掃除・・・。」



「掃除ルン! 綺麗にするルン!」

「ちょっ、ストップ! 何やってんの!」
「オヨ?」

「ララルンってマジ変わってるな。」
「ちょっと、カルノリ!」




その後、ララは1人でロケットに帰ってきました。帰ってからは、ずっと部屋に籠っていて、誰にも会いたくないそうです。
~ Bパート ~
その翌日・・・、
「おはようル・・・、ございます。」
「え・・・。」


「おはよう!」
「おはようございます!」
「おはよう!」
「おはようございます。えれな先輩。まどか先輩。」

「先輩?」
「ございます? ルンは?」
「そこで礼です。」


「おはようル・・・、ございます。」


「おー、羽衣ララルン。あのさ、昨日の事だけど・・・。」
「いいんです。気にしないでル・・・、下さい。」
「おー、そうなの?」
「ララ・・・。」


AIがあるおかげで、ララは何の問題なく学校生活を送りました。






「ねえ、ララ。今日、学校楽しかった?」
「う・・・、うん。AIのおかげで失敗しなくてホッとしてる。」

「別に失敗したっていいじゃん。」
「ルン? そうはいかないルン! いえ、いかないわ!」

「ララ?」
「私が変な事ばかりしてたら、ひかるやえれな、まどかまで変な目で見られるルン! いえ、見られてしまう!」
「ララ・・・。」


その翌日・・・、
「今日はお休みでしょ? どうして学校に来るル・・・、来るの?」
「お休みなのに、言葉づかいは学校仕様ですか?」
「ここは学校だから!」

「その語尾、違和感あるでプルンス・・・。」
「学校に来たならみんなと同じようにしなきゃダメルン! ・・・なのよ。」

「そんなの本当のララじゃないよ。」
「本当の私はサマーン星の異星人ルン。地球人じゃないルン! だから、地球の学校ではちゃんとしないと・・・。」

「ララ。どうして学校に行きたいって思ったの?」
「それは・・・、地球の文明を知るために・・・。」
「本当に?」

「楽しそうだったルン・・・。私も、みんなと楽しく・・・、なりたかった・・・、ルン・・・。」


「ララ。私ね、ララの事、学校で友達って紹介できるの楽しみだったんだ!」

「この学校でララと一緒にこれから色んな事をするのが楽しみなんだよ!」

「学校で・・・、一緒に?」

「あれ見て。」

「ひかるとララの名前が書いてあるよ。」
「私の・・・?」

「みんながね、最初の日直を私と一緒にやれば、ララも安心だと思うって。」

「ララはね、もう、このクラスのララなんだよ!」


「ルン・・・。これが・・・、羽衣ララ・・・、ルン!」



「みんな、ありがとルン!」

その直後、カッパードが出現。ひかる達はグラウンドに出て、プリキュアに変身します。
プリキュアがカッパードやノットレイ達と戦っている中、タツノリは学校に来ていました。
そして、プリキュアが戦っている現場を目撃。カッパードに目を付けられました。
「感じるぞ・・・。いい具合に歪んだイマジネーションの力・・・。」

「ダークネスト様のお力でパワーアップしたマイウエポン。その力を見せてやろう・・・。」


「我が刃よ! とくとすえ!」

「歪んだイマジネーション!」



「おお! ノレる! ノリノリだ!」


「ハハハハハ! まさに今、勝利のビッグウエーブに乗ったようだ!」

ハイハイ、フラグ乙(笑)。それにしても、武器のパワーアップ前は頭を光らせるのか。カッパードのこだわりなんでしょうかね。カッコ良さを求めるなら、いらない気がするんだけどなあ。あ、もちろん、ギャグ的には大歓迎です!(笑)
「やめるルン!」
「ミルキー!」

「学校を傷付けるのは許さないルン!」

「フッ。こんなプリミティブな建物が何だというのだ?」
「ここには、私の知らない世界が沢山あるルン! とっても面白いルン・・・。もっと知りたいルン・・・。」

「私は、まだ日直をやってないルン! だから、この学校を守るルン!」

そして、反撃開始。ソレイユシュートとセレーネアローでカッパードの勢いを止め、しし座ミルキーショックでカッパードとボートを分離させました。
その後、ボートにサザンクロスショット。カッパードの武器は元に戻り、カッパードは撤退しました。
それから少しして・・・、
「大丈夫ルン?」
「ルン? ハハハハ!」

「カルノリ!」
「大丈夫ですか?」

「いやいや、ルンって言ってくれよ!」
「え?」
「オレさ、そっちのノリの方が断然好きなんだよな!」
「オヨ? そうなのルン?」
「おう、そんなんだルン!」

ちなみに、タツノリが学校に来たのは、今日が休みだと知らなかったためでした。
そして、後日・・・、
「おはよう、ルンちゃん!」
「ルンちゃん、おはー!」

「ルンちゃん?」
「オヨ?」

「語尾に『ルン』を付けるのが可愛いからルンちゃん!」
「いいでしょ?」
「オヨ・・・。」
「いい! ルンちゃん、いいね!」

「じゃ、教室でね! ルンちゃん!」

「ひかる、ララじゃなくて、ルンちゃんになってるルン・・・。」
「まあ、それもいいんじゃない?」


「行こ! 日直だよ!」
「ルン!」

今回は、これで終了です。
次回:「笑顔 de パーティ! 家族のソンリッサ☆」
えれなの父はメキシコ人で、商店街のお花屋さん。とても明るい人です。えれなの母は通訳の仕事をしていて、やはり、太陽みたく明るいです。
そんな中、お休みの日に、えれなのお家でホームパーティが開かれました。ひかる達も呼ばれましたが、えれなの弟・とうまが、普通の家族が良かったと言って出て行ってしまい・・・。
今回のラッキー星座
【まとめ】
初めて学校に通う事になったララは、初めての事に戸惑い、クラスメイトのタツノリから「変わってる」と言われた事を気にして、AIに頼った学校生活を送りましたが、ひかる達のフォローにより、AIに頼らずに心から楽しく学校生活を送ろうと思うようになりました。
黒板に書かれたひかるとララの名前の間に相合傘描きたい・・・。
今話の感想を一言でまとめろと言われたら、こうですね(笑)。だって、ララはひかるの隣の席に座りたがってましたし、クラスの皆がララの最初の日直をひかると一緒にやればララも安心と思ってたって事は、そういう事やろ? クラス全体が、ひかララ推してるって事でしょ?
となれば、相合傘入れたって違和感ないですよね!? ララの投稿初日にして、ひかララの尊さを理解できるとか、このクラスすごい! ひかララ、万歳!
さてと、ふざけた妄想はこのくらいにしておきますか(笑)。今回のポイントは「失敗しても自分らしく」ですかね。
ララの出身・惑星サマーンでは、分からない事はすべてAIが教えてくれるもの。となれば、分からない事を他人に聞く事は無意味であり、誰かと話し合う機会もそう多くはないし、求められていないでしょう。
むしろ、自分達よりも圧倒的に知能が優れているAI同士の会話の方が多いんじゃないのでしょうか。対人コミニュケーションの必要性は低いように思います。
ララの登校初日の掃除の時間で、ララは掃除の仕方が分からず、水を床に広げてしまいましたが、誰かに聞いていれば、そうなる事はなかったはずです。
だけど、それをしなかったのは、上述のAI強依存からくるコミュニケーション力の低さが影響しているでしょう。それに、自分が大人であるという自覚も関係しているでしょうね。
「大人」と聞くと、「一人前」「何でもできる」といった印象が強く、分からない事を誰かに聞く事には抵抗を感じるものでしょう。それに、ララは、責任感が強く真面目な子ゆえ、その抵抗感はより強く、何とかして自己解決したいと思いがちだと思います。
ですが、個々の能力には限界があり、「何でもできる」なんて事は絶対にありえません。
特に、ララは13歳でありながら2桁の計算ができないあたり、サマーンの者達は、AIがなければ知能はからっきしでしょう。そもそも、分からない事はAIが何でもかんでも解決してくれるのですから、個々が成長しなくなったって何ら問題はないと思います。
それでも、万能のAIが身近にあれば、孤立しようが、成長しなかろうが、どうって事ない話であり、それが普通という事を考えると、ある意味、惑星サマーンは地球よりも先進的なのかもしれません。
そう思うと、AI技術がそれほど発達していない地球が他の星々よりプリミティブなのも分からなくもないですが、プリミティブだからこそ、自分達で力を合わせて頑張ろうとか、他人の失敗をフォローしようといった気持ちは強いように思いますね。
AIに頼る事は決して悪い事ではありませんが、メイン視聴層の女児達は機械の扱いに疎く、分からない事は周りに聞くのが当たり前でしょう。それに、人との繋がりを重視するプリキュアシリーズでは、誰かに聞く方が尚更良いように思いますね。(かといって、聞き過ぎるのは逆効果でしょうけど)
また、AIへの強依存は、意思決定力を弱めてしまい、個性を埋没させるおそれもあります。「個性」はプリキュアシリーズの重要ワードの1つである事からも、分からない事は誰かに聞くのが良いのでしょう。
そして、コミュニケーション力を高めたり、他者との縁や絆を強めつつ、自分らしく色んな事を学んで、成長していくのが大事なんでしょうね。
今話で、ララは、分からなかった事や失敗した事は色々ありますが、その分、学んだ事も多くあるでしょう。それを今後のストーリーでどう活かすのか、注目したいもの。
それに、これからも、サマーンと地球との違いに戸惑う事も多々あるでしょう。そのたびに、周りのフォローで絆を深めつつ、大切な事を学んで、少しずつ成長していってほしいと期待しています。
さて、次回は、えれなメイン回。両親が登場するという事で、4話を見終えて気になった、笑顔が大切だと思うようになったいきさつが少しでも明かされるのかな、と期待しています。
また、次回は、新元号になってからの最初の「プリキュア」! ストーリーの大きな進展はない日常回ではありますが、気合を入れて視聴しますぞー!(前話感想と同じ締めとか、手を抜くな(笑))
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「スター☆トゥインクルプリキュア」第13話「ララのドキドキ初登校☆」の感想です。
~ オープニング前 ~
しばらく地球にいられる事になったララ。ララには、やってみたい事がありました。それは・・・、
「私、学校に・・・、行ってみたいルン!」

~ Aパート ~
ララが初めて学校に通う日が来ました。




「着けていかないのですか?」
「ルン。学校は、勉強しに行く所ルン!」

そして・・・、

入学手続きはアブラハム監督がやってくれたとか。ララは、ひかると一緒に学校に向かいました。
それから少しして・・・、
「ひかる! ララ!」
「おはよう!」
「ルン!」


「ララ、登校初日だね! ファイト!」
「ルン!」


「じゃあ、後でね!」

「誰? 転校生?」
「登校初日で天宮先輩と会話を?」


「ごきげんよう。ララ、今日から同じ観星中の生徒ですね。」

「困った事があったら言って下さいね。」
「ありがとルン!」



「観星中の太陽と月、両方と既に知り合いの転校生・・・。」
「侮れないわ・・・。」

そうね。でも、私からすれば、本当に侮れないのは、今回も野郎どもをえれなやまどかに近付けさせないよう奮闘しているスタッフ様達だと思う。世間一般は10連休の真っただ中だというのに、本当にお疲れ様です。(笑)
その後、ララは、クラスの皆に紹介されました。これまでは両親の仕事の都合で外国で暮らしていたという事になっています。
そして、あいさつ。
「ララルン! よろしくルン!」

「ルン?」
「ルン?」

ララは後ろの席。席は2つ空いていますが、ララは、ひかるの隣に座りました。
ちょうどその時、1人の男子生徒が遅れて入室してきました。

「誰?」
「羽衣ララルン。」

「そこ、オレの席だけど。ララルン。」
「ララルンじゃないルン! ララ、ルン! 私はここがいいルン!」
「そうなの?」

ですが、先生が、ララの席はここではなく、その隣だと注意。ララは渋々移動します。
「転校生か? オレ、軽部タツノリ! よろよろ、しく36!」

愛称は「カルノリ」。フットワークは軽く、人生はノリが彼の考えですが、年中遅刻で、忘れ物も多いとか。
それから少しして、ララに何人かの生徒が集まって話しかけてきました。
「ねえ、羽衣さん。外国ってどこから来たの?」
「ルンってどこの国の言葉?」
「オ、オヨ・・・。」

「オヨ?」
「あーっと、割と近所!」

「外国で近所って何だよ・・・。」
「あ、えーっと・・・、宇宙に比べれば、外国なんて、みんなご近所さん! ・・・みたいな?」
「おお、そうなの?」
「そうそう!」


「ちょっとよろしくて? 何かあれば、このクラス委員のトップ、姫ノ城桜子にお尋ねになって!」

「オヨ? ここのAIルン?」
「は?」
「ああ・・・、AIのように優秀だねって感心してるの! ね、ララ!」



「オーッホホホホ! そういう事なら良くってよ! オーッホホホホ!」
「あのノリはついていけねー・・・。」


まあ、そうだろうな。隠れ身の術までしてまどかを尾行してたくらいですし。あのノリについていけるのは、「プリンセス」のアレくらいしかいないんじゃないかと思います。(笑)
それからしばらくして、理科の授業。天秤と分銅を使って物の重さを測る実験をしていました。
「15グラム。」
「まだ消しゴムの方が重いね。」

「じゃあ、もう10グラム。これで25グラムっと。」


「オヨ!?」
「え?」

「今・・・、まさか・・・、ひかる・・・、2桁の計算できるルン!?」


「うん・・・。」
「いや・・・、これぐらい、オレでもできるぞ・・・。」
「オヨ!? 地球人すごいルン!」



「ララ?」
「オヨ・・・。尊いルン・・・。」

何・・・、だと・・・? 住んでいる星では大人扱いなのに2桁の計算ができないとかマジか・・・。宇宙船を修理できるくらいだから、結構頭いいと思ってたのに・・・。
初登場早々から酔って吐きそうになったりと、やっぱり、この子侮れんわ。今後もこういうポンコツネタに期待したいですな!(笑)
「学校って不思議ルン・・・。」
「不思議?」
「私の星では、分からない事は全部AIが教えてくれるルン。」
「うん、そうだったね。」



「だから、2桁の計算も分からないルン・・・。」
「まあ、地球ではそれを勉強するのが学校だから。」
「わざわざ同じ場所に来て、みんなが揃って勉強するというのが不思議ルン・・・。」
「不思議、か・・・。」


その直後、トゥインクルブックからフワの声が。お腹が空いたようで、2人は場所を変えます。
しかし、その途中、桜子から、廊下を走るなと注意されます。
「ここは学校です。いくら外国帰りでも、最低限のルールは守っていただかなくては困りますわ。」
「ルン・・・。」



「オヨ・・・。私、ちゃんとできてないルン・・・。」
「ララ?」

「学校の事、何も知らないルン・・・。」

しばらくして、掃除の時間。ララは、どうすればいいのか、いつもの癖でAIに聞こうとしていましたが、例のグローブはロケットに置いてきたため、頼る事はできません。

「掃除・・・。」






「掃除ルン! 綺麗にするルン!」

「ちょっ、ストップ! 何やってんの!」
「オヨ?」


「ララルンってマジ変わってるな。」
「ちょっと、カルノリ!」






その後、ララは1人でロケットに帰ってきました。帰ってからは、ずっと部屋に籠っていて、誰にも会いたくないそうです。
~ Bパート ~
その翌日・・・、
「おはようル・・・、ございます。」
「え・・・。」



「おはよう!」
「おはようございます!」
「おはよう!」
「おはようございます。えれな先輩。まどか先輩。」


「先輩?」
「ございます? ルンは?」
「そこで礼です。」



「おはようル・・・、ございます。」


「おー、羽衣ララルン。あのさ、昨日の事だけど・・・。」
「いいんです。気にしないでル・・・、下さい。」
「おー、そうなの?」
「ララ・・・。」



AIがあるおかげで、ララは何の問題なく学校生活を送りました。










「ねえ、ララ。今日、学校楽しかった?」
「う・・・、うん。AIのおかげで失敗しなくてホッとしてる。」

「別に失敗したっていいじゃん。」
「ルン? そうはいかないルン! いえ、いかないわ!」


「ララ?」
「私が変な事ばかりしてたら、ひかるやえれな、まどかまで変な目で見られるルン! いえ、見られてしまう!」
「ララ・・・。」



その翌日・・・、
「今日はお休みでしょ? どうして学校に来るル・・・、来るの?」
「お休みなのに、言葉づかいは学校仕様ですか?」
「ここは学校だから!」

「その語尾、違和感あるでプルンス・・・。」
「学校に来たならみんなと同じようにしなきゃダメルン! ・・・なのよ。」

「そんなの本当のララじゃないよ。」
「本当の私はサマーン星の異星人ルン。地球人じゃないルン! だから、地球の学校ではちゃんとしないと・・・。」

「ララ。どうして学校に行きたいって思ったの?」
「それは・・・、地球の文明を知るために・・・。」
「本当に?」


「楽しそうだったルン・・・。私も、みんなと楽しく・・・、なりたかった・・・、ルン・・・。」




「ララ。私ね、ララの事、学校で友達って紹介できるの楽しみだったんだ!」


「この学校でララと一緒にこれから色んな事をするのが楽しみなんだよ!」

「学校で・・・、一緒に?」

「あれ見て。」

「ひかるとララの名前が書いてあるよ。」
「私の・・・?」

「みんながね、最初の日直を私と一緒にやれば、ララも安心だと思うって。」

「ララはね、もう、このクラスのララなんだよ!」


「ルン・・・。これが・・・、羽衣ララ・・・、ルン!」




「みんな、ありがとルン!」


その直後、カッパードが出現。ひかる達はグラウンドに出て、プリキュアに変身します。
プリキュアがカッパードやノットレイ達と戦っている中、タツノリは学校に来ていました。
そして、プリキュアが戦っている現場を目撃。カッパードに目を付けられました。
「感じるぞ・・・。いい具合に歪んだイマジネーションの力・・・。」


「ダークネスト様のお力でパワーアップしたマイウエポン。その力を見せてやろう・・・。」



「我が刃よ! とくとすえ!」


「歪んだイマジネーション!」





「おお! ノレる! ノリノリだ!」




「ハハハハハ! まさに今、勝利のビッグウエーブに乗ったようだ!」

ハイハイ、フラグ乙(笑)。それにしても、武器のパワーアップ前は頭を光らせるのか。カッパードのこだわりなんでしょうかね。カッコ良さを求めるなら、いらない気がするんだけどなあ。あ、もちろん、ギャグ的には大歓迎です!(笑)
「やめるルン!」
「ミルキー!」


「学校を傷付けるのは許さないルン!」

「フッ。こんなプリミティブな建物が何だというのだ?」
「ここには、私の知らない世界が沢山あるルン! とっても面白いルン・・・。もっと知りたいルン・・・。」


「私は、まだ日直をやってないルン! だから、この学校を守るルン!」

そして、反撃開始。ソレイユシュートとセレーネアローでカッパードの勢いを止め、しし座ミルキーショックでカッパードとボートを分離させました。
その後、ボートにサザンクロスショット。カッパードの武器は元に戻り、カッパードは撤退しました。
それから少しして・・・、
「大丈夫ルン?」
「ルン? ハハハハ!」


「カルノリ!」
「大丈夫ですか?」

「いやいや、ルンって言ってくれよ!」
「え?」
「オレさ、そっちのノリの方が断然好きなんだよな!」
「オヨ? そうなのルン?」
「おう、そんなんだルン!」


ちなみに、タツノリが学校に来たのは、今日が休みだと知らなかったためでした。
そして、後日・・・、
「おはよう、ルンちゃん!」
「ルンちゃん、おはー!」

「ルンちゃん?」
「オヨ?」

「語尾に『ルン』を付けるのが可愛いからルンちゃん!」
「いいでしょ?」
「オヨ・・・。」
「いい! ルンちゃん、いいね!」


「じゃ、教室でね! ルンちゃん!」


「ひかる、ララじゃなくて、ルンちゃんになってるルン・・・。」
「まあ、それもいいんじゃない?」


「行こ! 日直だよ!」
「ルン!」


今回は、これで終了です。
次回:「笑顔 de パーティ! 家族のソンリッサ☆」
えれなの父はメキシコ人で、商店街のお花屋さん。とても明るい人です。えれなの母は通訳の仕事をしていて、やはり、太陽みたく明るいです。
そんな中、お休みの日に、えれなのお家でホームパーティが開かれました。ひかる達も呼ばれましたが、えれなの弟・とうまが、普通の家族が良かったと言って出て行ってしまい・・・。

【まとめ】
初めて学校に通う事になったララは、初めての事に戸惑い、クラスメイトのタツノリから「変わってる」と言われた事を気にして、AIに頼った学校生活を送りましたが、ひかる達のフォローにより、AIに頼らずに心から楽しく学校生活を送ろうと思うようになりました。
黒板に書かれたひかるとララの名前の間に相合傘描きたい・・・。
今話の感想を一言でまとめろと言われたら、こうですね(笑)。だって、ララはひかるの隣の席に座りたがってましたし、クラスの皆がララの最初の日直をひかると一緒にやればララも安心と思ってたって事は、そういう事やろ? クラス全体が、ひかララ推してるって事でしょ?
となれば、相合傘入れたって違和感ないですよね!? ララの投稿初日にして、ひかララの尊さを理解できるとか、このクラスすごい! ひかララ、万歳!
さてと、ふざけた妄想はこのくらいにしておきますか(笑)。今回のポイントは「失敗しても自分らしく」ですかね。
ララの出身・惑星サマーンでは、分からない事はすべてAIが教えてくれるもの。となれば、分からない事を他人に聞く事は無意味であり、誰かと話し合う機会もそう多くはないし、求められていないでしょう。
むしろ、自分達よりも圧倒的に知能が優れているAI同士の会話の方が多いんじゃないのでしょうか。対人コミニュケーションの必要性は低いように思います。
ララの登校初日の掃除の時間で、ララは掃除の仕方が分からず、水を床に広げてしまいましたが、誰かに聞いていれば、そうなる事はなかったはずです。
だけど、それをしなかったのは、上述のAI強依存からくるコミュニケーション力の低さが影響しているでしょう。それに、自分が大人であるという自覚も関係しているでしょうね。
「大人」と聞くと、「一人前」「何でもできる」といった印象が強く、分からない事を誰かに聞く事には抵抗を感じるものでしょう。それに、ララは、責任感が強く真面目な子ゆえ、その抵抗感はより強く、何とかして自己解決したいと思いがちだと思います。
ですが、個々の能力には限界があり、「何でもできる」なんて事は絶対にありえません。
特に、ララは13歳でありながら2桁の計算ができないあたり、サマーンの者達は、AIがなければ知能はからっきしでしょう。そもそも、分からない事はAIが何でもかんでも解決してくれるのですから、個々が成長しなくなったって何ら問題はないと思います。
それでも、万能のAIが身近にあれば、孤立しようが、成長しなかろうが、どうって事ない話であり、それが普通という事を考えると、ある意味、惑星サマーンは地球よりも先進的なのかもしれません。
そう思うと、AI技術がそれほど発達していない地球が他の星々よりプリミティブなのも分からなくもないですが、プリミティブだからこそ、自分達で力を合わせて頑張ろうとか、他人の失敗をフォローしようといった気持ちは強いように思いますね。
AIに頼る事は決して悪い事ではありませんが、メイン視聴層の女児達は機械の扱いに疎く、分からない事は周りに聞くのが当たり前でしょう。それに、人との繋がりを重視するプリキュアシリーズでは、誰かに聞く方が尚更良いように思いますね。(かといって、聞き過ぎるのは逆効果でしょうけど)
また、AIへの強依存は、意思決定力を弱めてしまい、個性を埋没させるおそれもあります。「個性」はプリキュアシリーズの重要ワードの1つである事からも、分からない事は誰かに聞くのが良いのでしょう。
そして、コミュニケーション力を高めたり、他者との縁や絆を強めつつ、自分らしく色んな事を学んで、成長していくのが大事なんでしょうね。
今話で、ララは、分からなかった事や失敗した事は色々ありますが、その分、学んだ事も多くあるでしょう。それを今後のストーリーでどう活かすのか、注目したいもの。
それに、これからも、サマーンと地球との違いに戸惑う事も多々あるでしょう。そのたびに、周りのフォローで絆を深めつつ、大切な事を学んで、少しずつ成長していってほしいと期待しています。
さて、次回は、えれなメイン回。両親が登場するという事で、4話を見終えて気になった、笑顔が大切だと思うようになったいきさつが少しでも明かされるのかな、と期待しています。
また、次回は、新元号になってからの最初の「プリキュア」! ストーリーの大きな進展はない日常回ではありますが、気合を入れて視聴しますぞー!(前話感想と同じ締めとか、手を抜くな(笑))
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。