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ヒーリングっど♡プリキュア 総評

2021年02月27日 | ヒーリングっど♡プリキュア
 「ヒーリングっど♡プリキュア」全45話を見終えての感想です。

 今作も、総評を2つの記事に分けました。こちらは、その後半です。感想字数&画像枚数、大きく思った事について、語っていきます。
 前半の記事をご覧になりたい方は、ここからどうぞ。なお、こちらは、前半を飛ばして読んでも差し支えない内容にしていますので、こちらを先に読んでから、前半を読んでいただいても構いません。


1.感想字数&画像枚数

 このブログの感想は、他の感想レビューサイトと比べると、字数と掲載画像数がかなり多く、どの程度なのか気になりましたので、全45話の感想について、字数と画像枚数を調べてみました。

 まず、今作1話あたりの平均感想字数は6,437字。前作と比べると、150字程度減りました。
 メインキャラが前作より1人少なかったのが影響してますかね。他にも、ちゆ以外の最後のメイン回は、敵との戦いが本格化しており、メインキャラについてそれほど語っていなかったのも、字数減少にかかわっているかも。
 また、敵側も、これといったドラマがなく、それほど語る事がなかったのも、字数減少の要因でしたかね。と言っても、ギャグ感想は多めになるほど愉快なヤツばかりでしたけどね。結局誰一人分かり合う事なく終了という、近年のプリキュアシリーズを振り返ると異例ではありましたが、これはこれで悪くなかったと思います。

 次に、今作1話あたりの平均キャプチャー画像数は133枚。なんと、前作より20枚以上も減少しました。そんなにキャプチャーしてなかったのか、今作は・・・。
 まあ、考えてみれば、前作は「宇宙」をテーマにしていた事から様々な星を訪れていたのに対し、今作は物語の大部分がすこやか市内での展開。行動範囲の狭さが、この減少の主要因になってるのかな、と思いますね。
 夏祭り、ハロウイン、クリスマスといった季節のイベントが描かれなかったのも、影響してそうな気がします。


 さて、ここからは、感想字数と画像枚数ランキング。
 なお、今回は、画像枚数は、キャプチャー数にしています。過去感想記事に載せたものはカウントしておらず、同一記事に同じ画像を複数載せていても、その枚数分カウントはしておらず、1枚としています。

 まずは、感想字数が少なかった回5つと、画像枚数が少なかった回5つを挙げます(つまり、45位から41位までです)。なお、ワースト5に入ったからといっても、決してつまらない話だったという訳ではありませんので、誤解しないで下さい。
 
【感想字数 ワースト5】
45位  第40話「ひなたの後悔・・・ 誕生! キンググアイワル」               4,644字
44位  第19話「ラテを守って・・・! 祈りの風と奇跡の少女」                4,645字
43位  第11話「力を一つに! ミラクルヒーリング!」                    4,919字
42位  第24話「いま行きます! お手当てを風に乗せて」                   4,986字
41位  第31話「ビョーゲンズの進化! お手当てはヒーリングっど♡アロー!」         5,069字

【画像枚数 ワースト5】
45位  第26話「びっくり! アスミのラテ日記」              61枚
43位  第10話「緊急お手当て! メガビョーゲンがいっぱい!?」      63枚
     第43話「キングの進化・・・! 蝕まれたすこやか市」
42位  第38話「女将? ハイジャン? 揺れるちゆの心!」         65枚
41位  第40話「ひなたの後悔・・・ 誕生! キンググアイワル」      73枚

 感想字数ワースト5を見てみると、11話、19話、31話と、プリキュアのパワーアップや追加プリキュア登場といったイベントが起きた回が入っています。
 こういう話だと、シリアス度が高く、ストーリー解説中に感想を入れにくくなり、字数が少なめになったと思いますね。

 画像枚数が最も少なかったのは26話。総集編的な話で、真新しい映像がそれほど多くなかったと思うと、まあ分からなくもないですかね。
 2番目に少なかったのは、10話と43話。いずれもバトル主体の回で、バトルの流れの多くは文章で解説していた分、この少なさになったのでしょう。
 38話、40話と、ちゆ、ひなたの最後のメイン回もワースト5入り。意外ですね。感想を見直してみると、ストーリー解説を文章で表現している部分がやや多く、印象に残ったセリフが少なかったように思いますね。


 次は、感想字数が多かった回5つと、画像枚数が多かった回5つを挙げます。

【感想字数 ベスト5】
1位  第7話「大スクープ!? のどかの秘密」             9,069字
2位  第36話「ナターシャのゆううつ お勉強大作戦!」        8,264字
3位  第5話「気まずい水族館! チグハグなわたしたち」        7,848字
4位  第4話「カワイイ! なりたい! キュアスパークル誕生」     7,736字
5位  第2話「パートナー解消!? わたしじゃダメなの?」       7,611字

【画像枚数 ベスト5】
1位  第44話「みんなでお手当て!! すこやかな未来のために」        227枚
2位  第4話「カワイイ! なりたい! キュアスパークル誕生」         208枚
    第35話「手と手でトス! ボールつないで青春お手当て!」
4位  第36話「ナターシャのゆううつ お勉強大作戦!」            194枚
5位  第34話「わたしがライバル!? ちゆの求めたツバサ」          189枚

 感想字数1位は7話。春映画の告知オープニングの感想を含めてこの字数ですが、それがなくても、7話が最多です。益子道男とグワイアルがギャグ感想を多くさせてくれたのが要因ですね。(笑)
 2位は36話。この回もギャグが多めでしたね。前の回もギャグが濃かったため、2週連続のツッコミ過多で疲れてました。(笑)
 3位から5位は2話、4話、5話と、いずれも序盤。ちなみに、6位は1話と6話です。物語が始まったばかりでキャラの知らない事が多かった分、語る事が多かったんじゃないかと思いますね。

 画像枚数最多は、最終回前の回である44話。最終話でもおかしくないくらいの濃い内容でしたので、当然の1位でしょう。
 4話と36話は、感想字数に引き続き、画像枚数でもベスト5入り。いずれもひなたメイン回であり、ひなたの騒がしさが話を面白くしてくれたように思いますね。



2.大きく思った事

 今作を見終えて主に思った事をあれこれ語ります。

 今作は、コロナウイルスの影響を大きく受けた作品だったでしょう。
 まず、放映期間が変わりました。4月から6月に放送休止期間が入り、1月の最終日曜日終了予定が2月終了にずれこみ、話数も減少し、全作品中最も少ない45話に。本来であれば秋に公開予定の映画も、今作終了後に公開される事になりました。
 また、ストーリー展開がずれこんだ事により、アースウインディハープ、ヒーリングっど♡アローといった関連商品は本編登場1か月以上前の発売に。発売元の方は例年に合わせただけなのでしょうけど、本編登場とかなり時間が離れての発売は異例ではありますね。
 さらに、夏祭り、ハロウイン、クリスマスといった季節のイベントも描かれず。イベント自粛のご時世を考えれば仕方のない事なのかもしれませんが、普段描かれているイベントが軒並み描かれなかったのは寂しいところ。次回作は描いてほしいですね。

 今作のストーリーは、「地球のお医者さん」をモチーフとして、地球をお手当てしながら、地球を蝕む敵・ビョーゲンズと戦うといったものでした。
 医者をモチーフにしているところは、様々な要素に練り込まれ、変身シーン途中で白衣が出たり、アイテムも、心の声を聞くための聴診器や、注射器を模したヒーリングっど♡アローがありましたし、敵をやっつけた時には「お大事に!」と言葉をかけたりしていました。
 そして、コロナウイルスで苦しむこのご時世において、医者は、これまで以上に欠かせない存在。そのため、今作は、今の世の中を強く反映した物語になったと思います。と言っても、コロナ禍を意識してストーリーを作った訳ではないんでしょうけどね。
 作中には、今を力強く生きるためのポイントが所々で説かれていて、私達に、病気や災いなどに立ち向かう勇気を与えてくれたんじゃないかと思います。最終回でも、ビョーゲンズの脅威を退けても人間が地球を滅ぼしかねないという、現実における課題を突き付けてきたりと、なかなか考えさせる作品になったんじゃないかと思いますね。

 医者は患者を「救う」事が使命なのだから、プリキュアも、敵の被害に遭った人達だけでなく、敵をも救う。そう思われましたが、今作は、誰一人として敵キャラが救済される事がありませんでした。
 特に、のどかがダルイゼンからの助けを拒否した事は、多くの視聴者達にとって衝撃だったようで、これを高評価に受け止めた人もいれば、「敵からの助けを拒否するとか、プリキュアとしてどうなんだ」といった批評も多かった模様。
 まあ確かに、ここ近年は、敵キャラを救済している作品ばかりですし、のどかの心優しい性格も考えると、批判が多いのも分からなくはないでしょう。年明け最初の放送である39話でも、オープニング前のひなたの夢で、ダルイゼン達が改心して、すこやか市民達と共存していたシーンがあった事も考えると、和解せずの消滅はショックではあるでしょうね。

 ですが、今回の敵のモチーフは病原体。人間とは相いれないものだと思うと、和解しないのもアリなのかな、と思いますね。
 また、この路線については、コロナ禍とは関係なく、今作開始時点の決定稿だったとの事。この点は、シリーズ構成の香村純子さんがアニメ誌で語っています。

 それに、敵を救わないのは、「プリキュア5」までの5年間では、よくある話なんですよね。ここ近年からプリキュアシリーズを見始めた人達にとっては信じられない事かもしれませんが。
 最後は死力を尽くして、全力でプリキュアと戦い、華々しく散る。今振り返ると、これは、古いプリキュアシリーズの魅力だと感じており、これが当たり前の時代からプリキュアシリーズを見始めた私からすれば、今作の敵側の処遇については、普通に受け入れていました。まあ、今作の敵が死力を尽くして戦ったようには見えないですが。
 もし、今作が「プリキュア5」の次の作品だったら、敵を救わない展開を当たり前のように受け入れ、ダルイゼンの結末についても批判は少なかったかもしれませんね。

 そんな訳で、今作は異例づくしの作品で、不遇の作品だったという声もありますが、のどかの声役・悠木碧さんは、不遇だったと言わせるつもりはないと力強く語っており、私もそうだと思っています。放送休止や話数削減には見舞われたものの、描きたいものは描き切ったと思いますし。
 コロナウイルスに振り回されたものの、物語を途中で打ち切らず、最後まで面白い話を描き切ったのは、すごいと感じましたし、そんな作品を最後まで見る事ができて、そして、感想を書く事ができて、すごく満足しています!

 今作の制作に携わった皆様、本当に、ありがとうございました!! そして、お疲れ様でした!!
 次回作「トロピカル~ジュ!プリキュア」も、すごく面白い作品になると期待しています! 健康には気を付けて、これからも頑張って下さい!!




 総評記事は、これにて終了です。
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