懐かしき声や落葉松落ち葉踏み
山荘仲間の奥様がフェイスブックに、中村汀女の山荘の辺りを散歩した。以前売りに出されてて...
爪立てて柘榴を剥くや冬の水
柘榴はニューヨークにいる間に好きになった。プラスチックカップに実を詰めたやつがどこでも...
霜柱悪夢忘れる為に踏む
今日18日は、まあちゃん19歳のバースデー。何かめでたい事を書きたいが、また今ホラー小説の...
小春日や莞爾ともせぬブルドック
松山暖かい。21度もある。今日は山中湖も暖かいが、11度くらい。常に10度は差がある。空港...
冬ぬくし娘のやうなセロを抱く
2010年。最後のクラスコンサート。 昔のミコは、自分の為にチェロを弾いていた。内側に向か...
八十と六つ無花果紅葉かな
15日はママの86歳の誕生日だった。ぐるうぷほうむでもお祝いして下さったそうだ。ありがたい...
初雪の降る頃痛む傷一つ
今朝は初雪。昨日は成田からの帰り、銀座に寄る。まず銀座の時計屋さんで、時計のベルトを直...
湯気に眼の澄みゆく崑崙胎菊茶
ハオジェ君はラッキーである。来るたびに、富士山が見える。たとえ晴れていても、完全に雲...
青き葉のまま氷たる豆桜
一夜にして、ナサニエル・ローゼン広場も、テニスコート横の魔の坂もすっかり雪が解けた。 ...
毛糸玉転がるほどに笑ひけり
日本一シブい俳号を持つ男。星空の牛飼い俳人鈴木牛後さんが私の句に選評を書いてくだすっ...