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ミセスローゼンの道後日記

エイプリルフールの町の人混みに


店の移転作業が快調に進み、ここんとこ早朝出勤で気分がいい。昨夜からまだ続いてる人々が道の真ん中で煙草をのんでたり、吉貝の男性が静かにわめいてたりする大通りを、サングラスかけてコートの襟を立てて早足に、朝飯とランチを買い、下半分開いたシャッターをくぐって出勤する。
仕事帰り、同じ通りにあるアイリッシュパブにて詩友のバースデーを祝う。彼女はフリーダカーロの絵から抜けだしてきたみたい、月のような引力を持っている。甘い香りのアイリッシュビールとアイリッシュウイスキーを、ぽちゃぽちゃ太った女バーテンダーに注いでもらう。ハッピー・イースターの文句がバーカウンターの後ろに見える。本屋の仕事に慣れたら、週一回夜、バーテンダー学校に通おうと思っている。すすめてくれる人がいて、自分でも意外とやれそうな気がする。まずは有名な女バーテンダー(六十代)の振るバーを見学に行こうと思う。
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