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ミセスローゼンの道後日記

夏蝶のしばらくゐたる傘の中

 レストランウィークシリーズ第二弾、カフェ・ブールにてランチ。21クラブより料理は美味しい。(これは当たり前。あっちはアメリカ料理、こっちはフレンチだもんね。)
禁酒法時代の話。紳士たちはこぞって21クラブのドアをノックした。すると小さなのぞき窓がひらいて、合言葉を言うと中に入れてもらえて、ウィスキーやワインにありつけた。その時代の雰囲気を残すホテル・カーライルのロビーにて休憩ののち、ダウンタウンのおもちゃ屋さんみたいなギャラリーにて、友達の作品を見る。

一番好きなプリントは、「Rainy Day」。青梅雨。大粒の雨にひらいた大きな傘。その中に学校帰りの姉妹が長靴はいて立ってる。昔懐かしいスタイル画のふんいき。でもそれだけならそれだけなんだけど、普通じゃないのは、そこに一頭の蝶がいること。どこにでもいるような蝶。雨の日のちょうちょ。日本人にしか思いつけない感覚だ。
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