ミセスローゼンの道後日記

霜の道足を汚して犬歩く



菌類に生まれ変わるなら、私がなりたい白舞茸。

書きたい事がありすぎ、紙に箇条書きにメモしといて暇な日に書こう、と思うが、書いた試しが無い。

「新春会談」
ニックの車にオイルを入れに行き、車社長手ずから入れる旨い緑茶を頂きながら、車社長とニックの会話を通訳する。お互いに相手の言う事はあまり聞いてない。言いたいことだけ言う。なのに意気投合する二人。会話というより会談。日米の代表者会談のパロディ見てるみたい。私は通訳者気分で楽しむ。

「師の音を継ぐ」
上海の弟子も相当頑張って粘って成長しているが、スカイプでニックの音を聞くしかないハンディが気の毒だ。日本でニックの音を直接聞ける日本の弟子達の上達はめざましい。先日理さんとニックのリハを聞いたら、ビブラートとボウイングが(最初に聞いた頃に比べ)劇的に変わってた。ほんの短いスライドやピアニシモの音色がニックになって来てる。ああ。これぞ私が苦労して日本にニックを連れ帰って以来、最も聞きたかった音。この前聞いたアンジーのラロも、まさに小ニックであった! ピアティゴルスキー先生が彼らを聴いたらどんなに喜ばれるか。今回のポッパー組曲の共演は、ピアティゴルスキー直伝の奏法を師弟で、兄弟チェロで聞ける、という醍醐味がある。



「ポッパーとクンマー」
今回ポッパーデュオを本番に、クンマーデュオをアンコール(時間の都合で無かったらごめん。)に弾く予定だが、私は断然クンマーが好き。
私「クンマーをなぜ本番に弾かないの?クンマーの方が名曲なのに!」
ニック「お前がクンマーを好きなのは知ってる。娘達のどちらとも毎回クンマーを弾いたからな。どちらも名曲だが、ポッパーデュオの欠点は曲が難し過ぎる事で、クンマーデュオの欠点は曲が難しくなさ過ぎる事さ。プロならどっちをコンサートで弾きたいか、初歩的な事だよ。」
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