ミセスローゼンの道後日記

日本カモシカあらはれて雪を掻く

ニホンカモシカを見た!
ゴンドラで山頂へ向かう途中、雪渓のふちの枯れ枝の中に、黒い獣が立ってた。
でかいタヌキか、小さい牛?と思ったら、スキーの先生がおっしゃった。
「天然記念物ニホンカモシカだよ。」
わあ!これが!
道理でかわいい顔だよ。タヌキや牛なんか(牛飼いの人、ごめんなさい。)比べ物にならんくらいキュートよ。グレンクローズとマリリンモンローくらい違う。あどけない顔で、こちらを見上げてる。
私も色々(食べ物探しとか)あって大変だけど、あなたも高所恐怖症に負けないでスキーがんばってね、と言われたみたいな気がした。
お互いに今日一日を微笑んで、サバイブしましょうね、みたいな。
すっかり、ニホンカモシカのファンになりました。
頂上に一つだけあるグリーン(初級)コースは、なんというか、騙し?になっている。チェアーリフト乗り場までは楽々滑っていける。で、そのチェアーリフトに乗ると、(高所恐怖症の人には)地獄の頂点へ連れてかれるのである。
だ、だまされた、と叫ぶ。五竜岳が目の前、スキー場全山の真の頂上。そこにリフトが喘ぎ喘ぎよじ登り、仕方なしにリフト降りると絶壁。(みたいに見える。)本当はそうでもない。斜度はあまりない。周囲の山の高さがリアルで怖いのである。狭いカーブギリギリ踏み止まり、思わず下をのぞくと、私の周りを雪が谷へ向かってすうすう落ちて行く。去年これに乗せられ、泣く泣くハノ字でずり降りたことを、リフトに乗った瞬間思い出した。
あっまた同じ過ちを繰り返してしまった、と一瞬手が冷たくなりかけたが、いやいや、今年はカモシカの応援もある、気を取り直し、ニックの後について、ややパラレルターンしながら滑って降りた。

もし願い事が一つ叶うなら、高所恐怖症をなくしてもらうか、なんぼ食べても太らん体質にしてもらうか、どっちかだなー。

コメント一覧

朗善
閉所恐怖もです
飛行機超つらいす。2時間限度す。長い時は薬に頼るきゃないす。
更紗
ローゼンさんが高所恐怖症とは信じがたかったけど、ホントなんですね~。
それでなくてもリフトで運ばれて下を見ると怖いですもんね~。あの恐怖感思い出しました。
何度も行かれるでしょうから、慣れて快感に変わるのもすぐかも。そちらの生活楽しんでください!
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