ミセスローゼンの道後日記

霜柱勝ちて厳しき朝となり


最近のFBの記事。勝ってほくそ笑むな。負けて諦めるな。
アメリカ大統領選がらみで友人と気まずくなるのは大人気ない。家族だとその点、どんなに意見は分かれても縁は切れない。私の最も嫌うのは自分の頭で考えず、かっこいいエリート達がみんな言ってるからと、疑いも無く、月並な意見を持つこと。村上春樹が壁の側には立たないと言うから、壁を作る大統領は駄目なんだ、とは安易に考えたくない。この場合体制側とはどちら側なんだといつも問うていたい。ニックはファッションも生き方も、自分で考えて自分で決める。色んな角度から見て考える。最重要な事と、些細な事を見分ける力がある。ニックを尊敬して信頼しているから、私はニックが選んだ人を認めることから始める。少なくとも些細な欠点をあげつらってはなから除外する事はしない。紙相撲みたいにきちんと土俵に立たせ、公平に叩いてみる。例えば、両候補者の悪い面を見ず、いい面だけ見てみると、新しい視点ができる。立場を変えれば多面的な見方が生まれる。アメリカ人の共和党員として、アメリカ人の民主党寄りとして、アメリカに住むアジア系移民として、アメリカに住む女性として、日本人として、日本に住む外国人として、金持ちとして、貧乏として、投機家として、芸術家として、など様々の視点がある中で何がそれぞれの為になるのか、全体としてはどうなのか、どのバランスが最もよいのか、考えていけば結構面白い。そうすることで自分とは何者かが見えてくるからスリリングだ。投票者数を増やすための政策は受け入れ難い。国民を票田としか見ない政治家は選ばない。自己実現の為に政治を利用しているのは一体どちらなのか。政治の為の政治を楽しんでやる大統領はどちらか。金で動くのはどちらか。真に差別的なのはどちらか。どちらの欠点がより致命的か。国民を信頼している楽天家はどっちか。ユニークなアメリカの成り立ちと法律を信じ、夢と希望を持って取り組んでいるのはどちらか。何故私はそう思うのか。何故それが大事なのか。問うて問うて問い詰める。選挙の結果に不満を言ったり毒づいたりする人の中で、どのくらいの人がそんな風に自分の頭で考えて悩んで真摯に選挙に向き合っただろうか。
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