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ミセスローゼンの上人坂日記

金木犀踏み留まれば香りくる



「洗濯物の幸福」
山中湖村の山荘は洗濯機が裏の小屋にあったので、一夜大雪が降ると行けなくなったが、そんな不便が帳消しになるぐらい見事な雪世界だった。松山の離れ(と私は呼ぶ)は洗濯機が風呂場にある。お勝手口から屋根付きの物干場につっかけはいて出られる。雨の日も濡れない。裏のお家の金木犀の香に包まれて乾く下着やシャツたちは幸福である。








初孫ではありません。よその孫を抱いてじーじばあば練習をしています。あまりにも可愛くて、ちょっとお顔を塗って掲載させてもらいます。











YouTube「夏井いつき俳句チャンネル」の読書対決で出していい本と、それはズルいやろうという本がある。たとえばこれ。村上春樹さんの雑文集。まだ組長が読んでいなければ、勝つに決まっている。それとか、選ばなければ社会的に許されないような立派な本。苦海浄土とか。(今半分まで読んでいる。)





この本は詩の言葉と真実の言葉と真心で書かれてあり、読むほどに悲しみや怒りよりも、弱者としての自分が慰められ励まされる。村上春樹さんのイスラエル賞あいさつ「壁と卵」もそうだ。私のバイブルである。その分野のカリスマと呼ばれる人は、こうであって欲しい。読者を慰め、励まし、前へ進む勇気や、踏み留まる智慧、を与えて欲しい。
















コメント一覧

ミセスローゼン
天野いく子さん
コメントありがとうございました。わたしは、あの作品が詩の言葉で書かれている事に驚きました。普通のドキュメンタリーには成し得ない、普遍の真実をありのままに伝えるという偉業を作者は成し遂げた。それは、俳句が出来ると私が思っていた事を大幅に押し広げたのです。
天野いく子
石牟礼道子さんの苦海浄土を紹介していただきありがとうございます。
水俣病が解明されない時代は子どもを産んだ
母親が責められたと聞きました。
石牟礼道子さんの弱者に対する深い思いを感じます。
じっくり本を読みたいと思います。
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