M's PanPanの小さなシアワセ

日常のちょっとした「シアワセ」を写真とともにご紹介します

糊こぼし、春。

2008-03-14 01:38:58 | 食べるシアワセ
春を告げる美しい花の1つ、椿。
今日、そんな麗しい花をかたどったお菓子が届きました。
奈良にはこんなゆかしいお菓子があるのね。
萬々堂通則さんの「糊こぼし」。
あー、春だなあ。






奈良には社会人になってから1度だけ行きました。
そのときに初めて食べた関西のうどんにすごい衝撃を受けたのを覚えています(笑)。
しかし今回の衝撃はそれ以上。
なんて鮮やかな、なんて優美な。

東大寺の開山後、天平勝宝4年(752年)から一度も絶えることなく続けられているというお水取り。
この東大寺二月堂のお水取りが終わると奈良にも春がやってくるといわれているのだそうです。
そのお水取りの期間、東大寺開山堂に植えられている名椿「糊こぼし」を模った造花が作られるのだそうですが、これをさらに形どったのがこのお菓子版「糊こぼし」(わかりにくい説明でゴメンナサイ)。
名前の由来は「お水取りに使われる造花の椿を作る時に糊をこぼしてしまったかのような斑点があるため、ということのようです。ああ、実際に見てみたい。

残念ながら現在は苔の保護のためこの「糊こぼし」がある開山堂は基本、非公開だとか。
1年に1日だけ遠くから?拝椿することができる日があるようなので、これはいつかの楽しみに。

ちなみに伝香寺の「散椿」、白毫寺の「五色椿(七福椿)」(1本の木に赤、白、桃色、斑入りと色とりどりの花が咲くのだとか!我が家にも1本!!)と合わせてに奈良の三名椿(さんめいちん)と言われています。
三名椿を巡る旅。。これまたいいねえ(笑)。









「今、奈良に来ているの。住所これで良かったよね?」
そんなメールが携帯に入ったのが昨日のお昼。
そう、この「糊こぼし」、奈良を旅行中という友人Mちゃんからの嬉しいプレゼントでした。
Mちゃん、いつもいつもありがとうー。
(Mちゃんにはお節句にお手製のひし餅もいただいてしまった。優しい緑色と桃色が嬉しかったよー)

「すごくやわらかいそうなので届く頃には崩れてしまうかも・・・」との予想は見事的中でしたが、私も小人さんも2号チャンも!箱を開けたときには大歓声。
味も優しく口の中でほろりととろける椿たち。「やわらかいねー。おいしいねー。」と小人さん、2つも食べてしまいマシタ(ついでに緑茶デビュー!)。
いやあ、ママも2つ目いっていい?
2号ちゃん!この箱は大きくなるときまでママがとっておいてあげますからね




また一歩春の訪れを感じることができたシアワセものPanPan。
Mちゃん、ほんとにありがとう!!
今度は是非一緒に奈良を旅しましょう!
良い春を


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