スポーツに人生を学ぼう!

格闘技、野球、サッカー等の試合、選手から
人生の術を学び、生かすことを目的とします。

バレンタイ監督の人望

2009-01-29 00:54:30 | スポーツ
先日、バレンタイ監督が日本に帰国した際、成田空港でロッテは群れを作り、今年限りで辞めないでくれ、といったエールを送るシーンがあった。

そして、あの陽気なバレンタイン監督が涙を流して感動されていた。

人生最大の感動の日、とすら言われていた。

バレンタイ監督は球団と揉め、異例の今年限りと宣言されてしまった。

球団からは煙たがられたが、ファンからは愛されている。

誰かに嫌われても、合わなくても、

一生懸命に誠実にモノに、人に取り組んでいれば、絶対に誰かが見てくれている。

一生懸命に誠実にモノに、人に取り組んでいれば、神様は見てくれている。


例え、今が報われなくても一生懸命、誠実に生きていれば報われる日が必ず来る。

バレンタイン監督に生きる姿勢を学ぶ。

ヒョードル勝利(Affliction・アフリクション2)

2009-01-28 00:51:32 | スポーツ
2009年1月24日(土曜日)、アメリカ国カリフォルニア州アナハイムのホンダセンターで、『Affliction(アフリクション)』の第2回大会『Day of Reckoning』が開かれた。

何と言っても一番の注目は、メインイベントのWAMMAヘビー級選手権試合、王者エメリヤーエンコ・ヒョードル対元UFCヘビー級王者のアンドレイ・アルロフスキーの対決だ。

ヒョードルは言わずもがなリングス、プライドから無敗を誇り、の世界最強と言われ続けている。

一方アルロフスキーは、プライドの双璧と言われ、また現在ではダントツの規模を誇る最強団体UFCの元王者である。

ヒョードルはズールやシュルト、シルビアなど巨体系には意外にも危なげなく勝って来ている。

一方、藤田やランデルマンなどヘビー級では比較的小柄な選手に苦戦している。

ヒョードルの強みは何か?

ヒョードルはヘビー級では最も小さい部類に入る182cmという小さい体だ。

しかし、自分よりも大きい選手に難なく勝つことが多い。

なぜか?

ヒョードルの最大の武器は、スピードと反射神経だと思う。

打撃、寝技ともに意外にも総合の中でトップとは思えない。

しかし、スピードと反射神経は誰にも負けないだろう。

そこで、今回の対戦相手である。

アルロフスキーは193cmと身長は高いが、体付きはシャープで、素早く、打撃の技術はヒョードルよりも上と言われている。

そして、サンボ出身で寝技もそこそこ出来る。

まさしくヒョードルにとって過去最大の敵と言えるだろう。

いざ、試合だ。

リングでのヒョードルは例によって、気負った所がなくうつむき加減で気弱さすら感じる表情である。

この力の抜けた表情がヒョードルのリラックスを引き出しているのだろうか。

アルロフスキーは、やる気満々である。

この試合に勝てば世界最強と言われる。

モチベーションは高いだろう。

試合の展開は、アルロフスキーが打撃で押していた。

ヒョードルも圧力を掛けていくが、アルロフスキーは怯まない。

アルロフスキーのパンチがヒットして、ヒョードルを押し込み、チャンスと見たかアルロフスキーが飛び膝蹴りを放ったと同時にヒョードルの左フックが炸裂し、アルロフスキーは失神した。

ヒョードルの強さが爆発した。

試合全体で見ればヒョードルが押されていた。

しかし、ヒョードルは勝つ事を諦めなかった。

常に相手の隙を見計らっていた。

一瞬の隙を見逃さなかった。

弱者の勝利の鉄則である。

隙を逃さない!!

そして、よくチャンピオンになってモチベーションが落ちる選手が多い。

例えば、五味選手はプライドでは手の付けられない選手だった。

めちゃくちゃ強かった。

しかし、先日の戦極で北岡選手に何の見せ場も作れず負けた。

明らかにモチベーション低下による弱体振りだった。

残念ながら魅力を感じない。

なぜヒョードルはチャンピオンとなり、世界最強と世界から認められたにも関らず戦う事、強くある事にモチベーションを高く保っていられるのだろうか?

まず、純粋に格闘技を愛している。

ロシアという国故にハングリー精神に富んでいる。

俺が一番強いんだ、という意地を持っている。

小さい事に一喜一憂をしない。

いつも冷静である。

穏やかである。

そして、格闘技を目標にしていないことではないだろうか?

イチローは野球を通して、自身の人間性、魂を高めている、という。

ヒョードルも同じだろう。

とにかくこのモチベーションを維持出来ている事がすごい。

なぜか、を突き止める事が出来れば、私たちの人生を生きる上でとても参考になると思う。

考察し続けたい。

ヒョードルにモチベーションを高く保つ事の大切さを学ぶ。