THE NIKKEI MAGAZINE 11月号(No.25)の特集
“ドイツと言う生き方”は読みごたえがありました。また、大変参考に
なりました。
前書きには・・・・
『 人口減少と自然破壊―
日本をはじめとする先進諸国が
抱える今世紀の二大問題を、
柔軟な発想で解決しようとしている国、ドイツ。
その背景には、ロマン主義と学生運動という
異なる時代に起こった二つの潮流の
幸福な出合いがあった。 』
とありました。どんどん読み進みたくなる前書きです!
内容は、街を小さくすること、これを名付けて“シュリンキング・ポリシー”
日本語訳で“縮合政策”と呼び、実践している様子が書かれています。
“縮合”の名が示すように、思い切って都市を縮小するという「人口減を好機
ととらえ、持続可能な街づくりを目指す」試みです。
機能を中心部に集約するだけでなく、不要と思われる部分は壊し、自然を
再生する。建物でふさがった土地を減らし、住まいの近隣に緑を取り戻す
ことになります。
夕張市に見習ってもらいたい施策です。
そして、この様な施策を受け入れることができるドイツ人の環境意識の根底
にあるものが、ひとつには「ロマン主義時代から続く、人間は大地に根ざし
ている、自然の一部であるという思想」です。日本人が殆どといっていいほど
亡くしてしまった考え方でもあります。
そして、もうひとつが学生運動の系譜です。1960年代末に広がった学生運動が
ドイツでは日本のように雲散しなかったことです。つまり、「経済成長が生み
出したひずみや、社会的矛盾を見直すと言う行為が脈々と受け継がれていた」
と言うことです。
まとめると、ドイツでは環境意識の根底に、“森は文化であり、国を代表する
自然である”との意識が変わらずに脈々と民族の中に引き継がれてきたと言う
ことです。
人口減と自然破壊で見せたドイツの独自の『解』には、一見硬そうに見える
ものの、それだけではない叩き上げの地に足のついたしたたかさを見ました。
日本が見習わなくてはならないところが沢山沢山あります。
一方で、『解』すら求めようとしない日本人の多いことに危機感を強く強く
感じます。
ドイツの森は、日本の里山です。里山を中心とした街づくりを考えなくては
いけない気がします。
日本でも持続可能な社会作りに向けて、ドイツのような幸福な出会いがないか
模索します!
(Mr.削減)
“ドイツと言う生き方”は読みごたえがありました。また、大変参考に
なりました。
前書きには・・・・
『 人口減少と自然破壊―
日本をはじめとする先進諸国が
抱える今世紀の二大問題を、
柔軟な発想で解決しようとしている国、ドイツ。
その背景には、ロマン主義と学生運動という
異なる時代に起こった二つの潮流の
幸福な出合いがあった。 』
とありました。どんどん読み進みたくなる前書きです!
内容は、街を小さくすること、これを名付けて“シュリンキング・ポリシー”
日本語訳で“縮合政策”と呼び、実践している様子が書かれています。
“縮合”の名が示すように、思い切って都市を縮小するという「人口減を好機
ととらえ、持続可能な街づくりを目指す」試みです。
機能を中心部に集約するだけでなく、不要と思われる部分は壊し、自然を
再生する。建物でふさがった土地を減らし、住まいの近隣に緑を取り戻す
ことになります。
夕張市に見習ってもらいたい施策です。
そして、この様な施策を受け入れることができるドイツ人の環境意識の根底
にあるものが、ひとつには「ロマン主義時代から続く、人間は大地に根ざし
ている、自然の一部であるという思想」です。日本人が殆どといっていいほど
亡くしてしまった考え方でもあります。
そして、もうひとつが学生運動の系譜です。1960年代末に広がった学生運動が
ドイツでは日本のように雲散しなかったことです。つまり、「経済成長が生み
出したひずみや、社会的矛盾を見直すと言う行為が脈々と受け継がれていた」
と言うことです。
まとめると、ドイツでは環境意識の根底に、“森は文化であり、国を代表する
自然である”との意識が変わらずに脈々と民族の中に引き継がれてきたと言う
ことです。
人口減と自然破壊で見せたドイツの独自の『解』には、一見硬そうに見える
ものの、それだけではない叩き上げの地に足のついたしたたかさを見ました。
日本が見習わなくてはならないところが沢山沢山あります。
一方で、『解』すら求めようとしない日本人の多いことに危機感を強く強く
感じます。
ドイツの森は、日本の里山です。里山を中心とした街づくりを考えなくては
いけない気がします。
日本でも持続可能な社会作りに向けて、ドイツのような幸福な出会いがないか
模索します!
(Mr.削減)