余命宣告

2014-07-07 09:47:54 | 日記

父は昨年の11月に余命宣告を受けた。肺癌だった。年に一度肺の検査で昨年までは何も異常は無かっ

た。長くても桜が咲く頃迄だと言われ、一体何を言ってるのか! 主治医を疑った。咳き込むこともないし

食欲もあるし、何一つ変わったことは無い。今思い出しても、その時のことを思い出せない。結局父は医

師の言うとおり3月に亡くなった。でも、2月くらいから段々食欲が無くなり殆どソファーで気持ち良く寝て

いた。亡くなる4~5日前からオムツをしていて、寝る前に取り換えようと、父におむつを取り替えてやるか

ら、と言ったら頷いた。そして私がおむつを取りに行き、父の所に戻って来て言葉をかけても何の反応も

なかった。この時悲しい気持ちは余りなかったような気がする。何も苦しまず、94年間生きて本当に永眠

したから凄い事で、むしろ感動の方が大きかったかもしれない。亡くなってから4ヶ月が経つけどまだまだ

ショックを引きずっている。父の死は私にとって大きすぎた。