のんびりゆかいな暮らし

春夏秋は里山を歩き、自然の恵みをおすそ分けしてもらい、生き物を観察。時に街角探検。夜は和紙を使った物作り、絵や書道を。

東日本大震災で釜石の奇跡!石巻の悲劇!高裁で石巻市の過失を認める…

2018-04-28 21:15:45 | 日記
社会のことば

教育専門家として
「児童の安全は教職員が
守るから安心してください」
と述べませんか


🐨 東日本大震災では津波が大きな被害をもたらしました。
😺 今でも津波が住宅などを飲み込んでいく映像
   を忘れることができません。
🐨 津波に対する避難の仕方で明暗が分かれたのが、
   釜石の奇跡と石巻の悲劇です。
   釜石市では津波に対する避難教育が徹底していたので、
   小学生の被害がありませんでした。
   対して、石巻市の大川小学校では、
   教師が避難の仕方が分からずぐずぐずして時間が経過、
   その結果児童108人のうち70人が死亡し、
   4人が行方不明になっています。
😺 大川小学校の校長が裏山に逃げる現実的なマニュアル
   を定めていなかったんですね。
🐨 初めから説明しますると、大川小学校は北上川河口から約4キロ、
   川べりから約200メートルのところにありました。
   2011年3月11日、地震発生から約50分後に津波が襲来し、
   長時間校庭で迷ったのち低地へ避難し、悲劇が怒りました。
😺 先生たちもどこへ避難したいいか決めかねていたんですね。
   すぐ後ろに山があるのに。
🐨 1審判決は、津波襲来の約7分前に高台避難を呼びかける
   広報車が通り、教諭らは大津波襲来を予見できたのに、
   標高の高い裏山への避難を怠ったとして、地震後の教職員らの
   「判断ミス」を過失と認定しました。
   遺族、市・県の双方が控訴していました。
😺 教職員の判断ミスの原因は教育委員会にあるのに、
   ということですね。
🐨 控訴審では、学校や市教委の震災前の対応に不備
   がなかったかどうかが主に審理されました。
   判決は、校長らは児童の安全を確保する上で
   「地域住民よりはるかに高いレベルの知識と経験が必要
   でありました」と指摘しています。
   校舎は津波浸水予測区域外でしたが、
   立地を考えれば津波被害は予見できたと認定しました。
😺 校長は通り一遍のことしか考えなかったということですか。
🐨 そうですよ。校長は、10年4月に改定し市へ提出した
   危機管理マニュアルに、具体的な津波避難場所として
   標高20メートルの高台「バットの森」を明記し、
   避難経路や避難方法を具体的に定めておく義務があった
   のに怠り、児童らの被災を招いたと結論付けました。
   市教委も「地域の実情に応じてマニュアルの是正
   を指導すべき義務を怠たりましたよ」
   と組織的過失があった認めました。
😺 誰が考えたってそうなんです。
   当時高飛車な教育委員会の態度に
   腹が立ちましたです。
🐨 学校には児童を守るためのアニュアルを幾重
   にも考えておかなければいけないといくことです。
😺 大川小学校は廃校になりましたが、
   モニュメントとして残すことになりましたね。
🐨 父兄の中には忘れたいという方達と、
   忘れてはいけないという二つの意見がありました。
   それはそれぞれ理解できます。
😺 教育委員会は忘れたいんでしょうね。失策だったから。
🐨 石巻市教育委員会は、釜市の奇跡、石巻の悲劇
   をどう考えているんでしょうか。
😺 明らかに、石巻の津波対策教育やマニュアル
   が劣っていたのは明白なのに。