着物で小劇場

2010-03-23 00:41:31 | Weblog


今日は高2のクラスメイト(前出、幅君も同じく)の石田氏が主催する劇団「fuzzy m.Arts」のお芝居「曇天」を見に行ってきました。

最近たまにしかのぞかなくなってる「Mixi」を久々にのぞくと、
石田氏を発見。
ブログをのぞくと、今日の公演のお知らせがあり、突然行ってみました。

石田氏のお芝居は2回目。

fuzzy のお芝居は、旗揚げ公演っていうのかしら。。
No,1を見て、今日のがNo,15。

ずっとお芝居のお知らせをいただいていたのですが、
高校を卒業してから約13年実家からは慣れた生活をしていたので、
実家に帰ったときいつも母からすでに終わったお芝居のお知らせをもらっていたというわけで。。。

1年ぶりの公演だったということで、
たまたまこのタイミングで見られたことは、本当に偶然であり必然だったような気がする。

芝居小屋は池下のシアタムーン。

愛知では、七つ寺共同スタジオ以外小劇場には行ったことがなくて、
どんな感じかな。。と思っていたけど、
こじんまりしてて、いい大きさだったかなと思います。

最近週に2~3日は着物で名古屋へ出かける生活をしているので、
今日も着物で出かけました。

最近では目線を感じるのも慣れました。

お芝居は、
石田氏の世界だな。。。と。。。思いました。。といっても、
高校時代の石田氏の周りに流れている空気。。という感じしかわからないけど。。

内容は、ラストシーンでウルウルしちゃいました。
家族の形の話で、
ちょうど家族って・・・とか考えるようなお年頃の私たち(だとおもう)にとって
心にぐっときちゃいました。

千秋楽を迎えたお芝居なので、
ネタをばらしちゃってもいいのかもしれないけど、
やっぱり書かないことにします。

最後の挨拶のときに、
石田氏が挨拶したんだけどね、
石田氏は60手前のお父さん役だったんだけど、
挨拶の最初は、自分の声ではじめたのに・・・・
なんかどんどんお父さん役の声(しゃべり方)になっていったのが、
個人的に面白くて。。

終わった後に石田氏とも少しはなしができて、
うれしかったです。
前回見たのが9年前ということは、
9年ぶりだったわけですね~

ずっとお芝居を続けていることに本当に脱帽だし、誇りだなぁ~と思いました。

石田氏とは高2の合唱コンクールで指揮者と伴奏者という関係でもあり、
今回久々に再会できて、今日見に行ってよかったなぁ~思いました。

実家に帰ってきても、なかなか地元の友達や高校の友達と会う時間ができなくて、
連絡しなきゃな~という人の顔が浮かびました。

やっぱり同級生には影響を受ける。

私ももうちょっとだけちゃんとした人になりたい。。と思いました。


そうそう、石田氏とは修学旅行の班も同じだったような気がします。笑





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組みひもと落語と尺八

2010-03-14 00:26:52 | Weblog
今日は盛りだくさんな一日。

まあ組みひもはいつものことで、午前・午後と帯締めを組んで、
夜は大府市で柳家花緑さんと藤山道三さんの音楽会があったので、行って来ました。


http://www.city.obu.aichi.jp/contents_detail.php?frmId=6939

いわゆる、地方自治体が公民館とかを、箱を作ったのに、何もやらないと・・・文句言われちゃうし。。みたいな感じでやってるイベントじゃないか・・・・

といやらしい私が顔を出す箱ではあったのだけれど。
名古屋に隣接する大府市にはこんな箱や、こんな大物(私にとっては)を呼べるお金があるのがうらやましいだけなのだ。

うちの町は貧乏だから、図書館は隣町に借りに行くし~~

花緑さんは昨年から立て続けに3本見させてもらってます。

初めて生で見た花緑さんは、もしかしたらもう書いたことがあるかもしれないけど、
NHK「トップランナー」がまだたぶん益子直美さんと大江千里さんが司会をしていた初期の頃、大学院生でテレビ業界を目指す暇な生活をしていたので、よく番組観覧に募集していた。
その中で、とりあえず誰でもいいからということで、トップランナーの観覧に応募して、当たったのが花緑さんの回だった。
もちろん花緑さんのことは知らなかったし、同じように知らない妹と2人で出かけた。

そこで聞いた花緑さんの落語がおなかを抱えるくらい面白くて、
落語をたまに聞きに行く珍しい20代前半な女子だったのです。

そこから去年の11月までまったく出会うことなく、
鶴瓶さんの落語全国ツアーの大阪でのゲストがその日は花緑さんで、
花緑さんがゲストだからその日を購入する決め手となったわけで。。

久々に聞いた花緑さんの落語はやっぱり面白くて、
花緑さんの書かれた落語の本を読んで、
その中に書かれている、昭和の名人といわれた人たちの落語CDを図書館で借りてきたり、
有名な噺のあらすじを読んだり。。
本当に影響を受けた。

で、今年になって、名古屋のアートピアホールで独演会があるということで、もちろんチケットを購入して、たまたま手に取ったフリーペーパーに今日の大府のイベントが載っていたので、張り切ってチケットを購入し、毎週土曜日は必ず着物で組紐に行っているので、その流れでお着物で出かけたのです。

さて、前回の独演会と今回の2人のコラボレーションは明らかに違っていた面白かった。

独演会というのは、やっぱり花緑さんが好きだったり、落語が好きだったり、結構コアな人たちが集まっていたと思う。
私以外にも何人か着物の方もいらしたし。

さて、今日はというと、
たまたま自治体でやるから~というようなテンションの人たちが多くて、
もちろん着物は私だけだし、なんとなく見に来たという感じの人が多かったみたい。

子供もいて、噺の途中でアニメの内容が出てきたら、異常にウケてて、
それを噺に取り込みつつ話す花緑節がまた好きでねぇ~

きっと独演会とは違う雰囲気だから、
寄席とかに行っちゃうようなコアな落語ファンからすると、今日の会場や客層は「はぁ~」とため息をついちゃうようないつもと違う感じだったかもしれないけど、私としてはこのバージョンも面白かった。

花緑さんの話しばかりになっちゃったけど、
藤山さんは、今回初めて知ることになった。

イケメンなのに、のんびり、やわらかい話し方で、花緑さんからは天然ボケだといわれていた。
尺八という楽器を生で聴くのももしかしたら初めてかもしれない。
思っていたより、きれいな音色で、
ぼぉ~~~っとブルブル響くような音ではなくて、
透き通った音にびっくりした。

花緑さんの落語・藤山さんの尺八と進んだ後、休憩があって、2部は2人でトークとセッション。
まさか、花緑さんの楽器演奏が聴けるとは思ってなかったからちょっとびっくり。

尺八と朗読(かぐや姫~花緑バージョン)・尺八とピアノ・尺八とウクレレ・尺八とウクレレと花緑さんの歌。

2人のコラボレーションは本当に稀少な機会で、
今回花緑さんもいるのに、タイトルに「音楽会」とついていてびっくりしたという出演者2人と同じ様に思っていた私も、花緑さんの多彩ぶりにびっくり。
音楽会になりました。


最後に、今日の花緑さんの話しは「初天神」。
今まで花緑さんの落語を何回か聞いた中で、まだ同じ話しを聞いたことはありません。

これからも花緑さんの落語は機会があるたびに聞きに行きたい。

それに、藤山さんの尺八が想像を絶する気持ちよさ・心地よさだったのでまた今度名古屋であるみたいなので、ぜひ行ってみたい。

盛りだくさんないい1日でした。

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空虚

2010-03-04 22:55:20 | Weblog


「牛の鈴音」というドキュメンタリーを見に行った。

たった78分の韓国映画。

寿命を遙かにこえて、おじいさんと共に生きる牛。
おじいさんは牛をすごくかわいがっているような感じではないのに、
牛のために悪い足をひきずって自然に生えている草を取りに行ったり、
おじいさんの心の中の多くの部分に牛がいるのがわかる。

無口なおじいさんとは対照的に、
おばあさんはおじいさんや牛にたいして愚痴ばかり。

苦労をし続けてきた恨み辛みで台詞(台本ではなくて、自然な言葉だけど)が構成
されているかのような勢いでその言葉たちが出てくる。

でも。。。。

おじいさんが病気になったとき、出た本音が心にぐっときた。

おじいさんが死ねば牛の世話からも解放されるし。。と言っていたのに、
おじいさんが頭痛に悩まされて、病院で診てもらったり、
体調が悪いのに牛のために草を取りに行ったり、畑仕事をする様子に、
あなたが死んだら私はどうやって生きていけばいいのよ。。
後を追って死んでしまおうかしら。。

なんて。。。

それが本音だよね。。。

表面は文句ばかりだけど、
やっぱりお互いに必要としあってるんだよね。

最後、牛は老衰で亡くなってしまった。

業者が来て、牛を裏の山に埋めるところから、
埋めた後のちょっとだけふくらんだ山に二人、微妙な距離で呆然と座っているところとか、
涙が止まらなかった。

近い人がが自分の中から現実世界でぽこっといなくなってしまうことは、
誰にでもある。

ぽかっと抜けてしまった穴はじょじょに埋まっていく物なのだけど、
その空虚感はいつも人を苦しくさせる。

でも楽しかったことやうれしかったことでその穴を埋めていって、
一回り大きくなれるような気がする。

空虚

心に<空虚>が来たときは、
時間が経つのをを待とう。

無理しないように。



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