#99 Shinyo SANO Official website

レーシングライダー #99 佐野 新世 のオフィシャルウェブサイト

ルマン博物館

2005-05-20 | フランス日記
家のすぐ近くにある、ルマン博物館へ。
なんてったって家の近くの一般道にはゼブラゾーンがあったりシケインがあったりして、ルマン24時間耐久レースの時のサーキットなのです。やっぱり博物館に行って歴史を見るのは大事です。
この日は、どこかの学校の生徒達が勉強で来ていました。

ここには、1900年の車などもあります。1880年代位の4輪蒸気機関車もありけっこう楽しめます。
はっきり言って100年前のでも基本的な車の構造は変わっていませんね。
いつになったらレシプロエンジンに変わるものが出るのかと・・・
環境やいろんな面の事を考えると、電気自動車系で安く手に入る時代が来てほしいです。
ちなみにフランスでは、ディーゼルエンジンのレーシングカーのレースがあります。意外に格好が良いんだな。

ルマン24時間の歴代のレーシングカーも置いてあります。マツダのロータリーエンジンのものもあった。
フォードGT40もかなり大好き。(復刻版のフォードGTもいい)この1967年のマシンの形は未だに通用しますね。
故ガストン・ライエ氏も1970年代付近で日本の静岡で乗っていたんだって。(写真を見せてもらった事がある)

やはり耐久レースに欠かせないのは、ポルシェシリーズ。写真一番下のGT1も置いてありました。

そんなこんなんで、4輪の勉強をした1日でありました。
もし、ルマンに来た際には寄ってみて下さい。お土産コーナーもありました。

たまには子供に戻るのもイイかも

2005-05-18 | フランス日記
近くにある「カルフール』というお店は大きなデパートみたいな物。
電化製品、食料品、自転車・・・なんでもあります。
今、こちらは「スターウォーズ エピソード3」で大盛り上がり。

「ホーーー パーーー ホーーー パーーー」(ごめんダースベーダーの息の音です)
「フォースを使うんだ・・・ ホーーー パーーー ホーーー パーーー・・・」
と、いろんなスターウォーズアイテムが売っているので思わず商品棚の物で遊んでしまう。

そんな事をしていたら、こうちゃんがヘリコプターのラジコンを発見!「あ、これほしいなぁー」と。
WRCやラリーが好きな磯海さんは、プジョーのラジコンを手に取り、「あ、これいいな」ボソッ
僕はフランスに来ているにもかかわらず、磯海さんにプジョーを取られたので日本車のスバルのインプレッサを買う始末。チッ
けど、これでルマンガレージサーキットでバトルが出来るぞー。

こうちゃんは、早速ヘリを飛ばすもののうまく飛ばない。かなりコツが必要だ。何回かプロペラよりも車体が廻っていたw
うちら2人は、プジョー(グロンホルム選手)とスバル(ソルベルグ選手)になりきってサイドバイサイドのレースをする。
かなり、はしゃいじゃっています。「うぉー、曲がれー俺のプジョー!」と叫ぶ彼・・・w

おいおい、これを読んでいる人たち!引かないように。たまにハメを外したっていいじゃないか。たまには楽しいぞー

今度は、本物のWRC世界戦を見に行かなくては。9月か10月に北海道で今年もやるだろうから見に行こうかな。
磯海さんは、軽自動車の4輪のラリーが9月にあるんだっけな?出場予定らしいぞ。
俺も今年は4輪デビューかな。グランツーリスモで

ニューマシンShercoって知ってる?

2005-05-16 | スーパーモタード
えー 私はこのバイクの事よくわかりません。とりあえず、原付のメーカーである事は間違いないのですが・・・
まだ、モタードを始めたばかりらしく、レースの成績も今のところ、そんなに良くありません。
それから、エンジンはKTMベースっぽいです。

それから、BETAの方は、なかなか色も形もなかなかカッコイイ。
写真はオフ車ですが、モタードのマシンは、9,793euro
フロントサスは○俗気・・・・・・マルゾッキでした。 リヤサスはザックス。
車重118kg、出力53.3hp。
確かスペインで作っているとか、少しプラスチック部品が安っぽいのと、バリがけっこう出ていて危ないかも。(要メンテ)
このマシンのメリットは、リヤサスがリンク付きで、KTM525EXC-Rとエンジンが一緒な事かな。

最近はKTMのエンジンをベースにした物が多いようですね。

Villars open650A final1,2

2005-05-15 | スーパーモタード
今日は怪しい雲行きの中、現場に8時入り。1本目のレースのファイナル1は9:45AMから。
ゆっくり出来て楽です。しかし、メカニック2人とも準備に追われています。
コースを見るとあんまり綺麗になってなくて、アスファルトはみんな茶色のままです。
けど、この路面は日本では体験出来ない位よく滑るので凄く楽しい。0カウンタースライドが決めれるようになったら一人前だとか!?
#94 LES 2 ROUSEのジュリアン(写真2)は、去年も一緒に予選を走った仲。去年、彼は一番上のSM650クラスを走っていた。今年は、一番上のクラス(名前は変わってプレステージ650)の人数が増えてしまったのもあり、一つ下のクラスで走る。とりあえず、この人に追いつけるようがんばりたいと思っている。普段乗っているKTMなら前よりはいい成績を残せるだろうと私は思っているのだが・・・。

<第1ファイナルオープン650A>9:45~
私のグリッドは、敗者復活戦でやっと通ったレベルなので、最後尾8列目の右から2番目の30番手。(写真1参照)
とりあえず、レースの内容よりも完走を目指す。それからスタート直後の1コーナー走り方を考える。
いよいよスタート。1コーナーはイン側にみんな突っ込んでいく。怖いのでアウト側から避け前に出る試みをする。
なんとあっさり、10台以上抜いてしまったようだ。何番手だったか私は知らん。
しかーし、なんとダートのバンクを使ったターンでエンジンストップ。エンジンが掛かるまでちょっと時間がかかってしまった。なんとかいつも通りにたんたんと走り、その後は抜かれずに8周してゴール。11台抜きの19位でした。
とりあえず、まあまあでしょう。

<第2ファイナルオープン650A>13:30~
朝の曇りとはうってかわって、天候はよく、日差しが強い。路面は乾いているのだが、あいかわらずダートラ状態でスリッピー。むしろ、ダートの部分の方が粘土質なので固く締まっていてグリップする感じだ。(ブラックマークが付くほど)
グリッドは、最初のグリッド決めのままなので、30番手スタート。今度こそエンジンを止めずに最後まで完走したいのと、15位くらいに入れるように、がんばりまっせ。

シグナル赤が消えてスタート!!まあまあのスタート。5台位は抜けたようだ。今度は1コーナー(左)でイン側から差す。
2コーナー(右)3コーナー(逆バンク左)4コーナー(登り左)とじりじり1台ずつ抜いていく。どうやら、日本のレースの時と、こっちの人は走り方がだいぶ違うようだ。今度はダートでのバンクを使ったコーナーでは少しクラッチワークに気をつけながら、クイックにターンしていく。ダートは苦手だが、私のパッシングポイントは、ダート部に集中した。
意外と、ダートは苦手な人もいる。
固く締まったダートなので、昨日のヌタヌタとは比べ物にならないほど楽に速く走れる。しかし、体力が消耗して来て、腕の抑えがきかなくなってきて油断していると、土の中から岩の角などが出ているため、ハンドルが左右に取られる危険がある。何回か吹っ飛びそうになった。(ホイールが駄目になるほどの出っ張りではない)コワーイ

最後の3周目あたりで、他のライダーの体力の消耗が見られ、ミスも多くなってくる。これはチャンス。
自分も体力をだいぶ消耗しているが、ここのジャンプは飛んでいる時間が長いのとバックストレートがあるので、少し休憩が出来る。なんとか、体力を持たせながら抜いていく。
なんと、今まで目標にしていた、#94のジュリアンが目の前にいる。
これは、抜かなくてはと気合いが入る。何回かジャンプの部分で横に並ぶもなかなか抜けない(写真7枚目)
バックストレートに入る立ち上がりで、ジュリアン痛恨のシフトミス。
やっほー!と叫びながら一気に抜いていく。次のテーブルトップで私の後ろについて来ているが、(写真8枚目)だいぶ体力が落ちていたようで、どんどん離れていった。そのままゴール。8周をして結果は・・・

9位!これは、目標よりかなり上。
観客で見ていた人、チームブースの人が声をかけてくれる。親指立てながら「ビアン!」と。
見ていた子供達も寄って来てステッカーが欲しいと急に言ってくる。フランスヤマハのワークスのマネジャーも話しかけて来た。地元の新聞のジャーナリストも寄ってくるは、何かフランス人の対応が変わった。やはりこの国は、実力主義の国なんだなと。

とにかく、去年はさんざんやられたので今回の9位はかなり嬉しい。
みんなの協力があったからこそなし得る内容だった。マンセー
メカニックの磯海さん、こうちゃん、サンキューデス。

オープン650クラスA/Bの結果
OPEN650A : Final1 - Final 2 - 総合
OPEN650B : Final B

参考までに同じコースでのプレステージ650の結果です。
ヴァンデンボッシュは世界選手権の時とは全然速さが違い、フランス選手権ではリラックスしてジャンプの時もお客さんにアピールしていました。それでもタイムが違い過ぎで別次元の走りです。
Prestige650 : Final1 - Final2


次回のレースは、1ヶ月ほど空き、6月12日のエッセイサーキットです。
皆さん今後とも応援よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

あ、ここだけの話、モタードソールの灰色のパッド(レーシング用)けっこう良かったですよ。

Villars 予選・敗者復活戦

2005-05-14 | スーパーモタード
いよいよ、今日は本番。
昨日は晴れていたのに、今日は雨。前後レインタイヤに換え
まずは練習走行から。
4月16日のマルチプレックスから一度もバイクに乗っていなかったので、少し違和感がありました。
1ヶ月バイクに触れられたのは一回だけ・・・

こちらのダートはとにかく長くて楽しい。雨が土砂降りでもダートは使います。
斜面に造られているコースなだけに、アップダウンが激しい。
坂道の途中で転倒やエンジンストップするものなら、もうスリップしてもう登れませんw(押して登るか、一度下まで行って助走を付けるか)
やっぱりこういうのが普通の人たちには、なかなか太刀打ち出来ません。
そう、KX500を乗っているライダーが私と同じペースだったので一緒に走っていたのですが、なんとこの雨の中前後スリックタイヤでした(汗 しかも雨の中の予選でこの人に負けてしまった。世の中には変な人が多いものです。(モタード初期の陸奥組みたいw)

写真1 うちのテントとドイツから来ているお隣のテント。とにかく今回の選手権はKTMが多いです。それはKTMカップを同時開催しているのもあるからなのでしょう。

650クラスの台数は114台。計測をするのは72台。トップの13台だけがプレステージ650へ行ける。私は43番手。さすがに一番上のクラスのプレステージ650(V.D.Bなどがいるクラス)に行くにはまだまだ無理です。タイム差は1番手が1分37秒3。僕は1分48秒7。で、ヴァンデンボッシュ(V.D.B)は1分26秒台。俺より22秒速いです。ひぇー(汗

写真2 ヌタヌタのダートで転んでゼッケンも見えなくなっています。15番手グリッドからスタートで何台も抜いたのですが、転んでまた抜き返され、7周してゴールしたら15位でした。OPEN650Aクラスに行けるのは13台までだったので、私はまたもや予選落ち。敗者復活戦に掛ける。

写真3 ふっふっふ。敗者復活戦フロントローの右から2番目。(全31台)
去年も敗者復活戦で2番手を走っていたのですが、エンジンが止まって終わったっけな。

写真4 スタートして1コーナーで微妙なホールショット。放送で何回も「ジャポネ、シンヨ!ジャポネ、シンヨ!」と連呼されていました。走っている自分にも聞こえ興奮気味。2周目まで一番前を走っていたのですが、スロットルのトラブルでジリジリと2番目のライダーに追いつかれる。
放送で「気をつけろ!日本人シンヨ、後ろに迫られているぞ!」と。
7周の間、今のポジションをキープするのがいっぱいいっぱいで、残念ながら2位に落ちてゴール。
しかし、上位4名はOPEN650Aクラスへ行けるので、予選通過。
実はOPEN650Aに行けたのは、初めてなのでありました。
この後、観客に「ビアン!ビアン!(よかったよ)」と褒められ最高~。
1位に入ったライダーとも握手をしてお互いの結果を褒めあったのでありました。

とりあえず、14日のレースは終了。明日の最初の第1ファイナルヒートのグリッド表が出ていました。
前から8列目の右から2番目。(30番グリッド)かなり後ろやなー。
明日こそは晴れて欲しい・・・。

応援に来て下さった日本の方々、メカニック磯海、こうちゃんありがとうございました。明日もよろしくです。

フランス選手権 VILLARS 第3戦 受付・車検日

2005-05-13 | スーパーモタード
朝に出発して、とりあえず来ましたよ、Villars(ビラー)サーキット。
ルマンから700km。結構早く着いて今日の受付・車検の準備に余裕があります。
さっさと終えて、泊まるホテルに行こう!そして飯だ。
そうそう、FFMの2005年のライセンスなんとかなくても受け付けてくれました。そんな馬鹿な・・・けどうれしい。
車検も、スムーズに言ってあっという間に終了。
時間も余ったので、他のテントに遊びに行ってきました。

1番目の写真 うちのテントは今にも吹き飛びそうな安いテント。
メカニックの左が、磯海さん(isogai)、右がこうちゃん。

2番目の写真 スポンサー様のステッカーはこんな感じで貼らさせていただきました。
マンセー

3番目の写真 車検の列。金曜の朝から1日中受付・車検やっています。みんな脊椎(せきつい)パッドは背負っていて
ちょっと笑える。ツナギ、グローブ、ヘルメット、脊椎パッド、マフラーの音量のチェックはしっかり行ないます。
俺のは相当静かでビビられました。94db。確か、去年ハスクで100db近くでも落とされなかったよな。

4番目の写真 去年いろいろとお世話になった、Yamahaのチーム Les 2 Roues(レッドゥ ルース)のお友達
左からライダー #94 ジュリアン(私と同じクラス) 真ん中:メカニック ドミニク、左:ボス ブルーノ。
はっきり言ってこのチーム、色使いといいしゃべり方(ちょっとあっち系)といい怪しい過ぎ。
マシンもYZF450の2輪駆動のバイクや、YZF250インジェクション仕様だったりと素敵過ぎ。怪しい過ぎ。
けど、いろいろ良くしてくれるしフレンドリー。ここのチームのメンバー日本でレースしたくてしょうがないらしい。
レアルエキップさんあたりで、是非Yamahaに載せてあげ・・・ゲフンゲフン。

それはそうと、車検も終わりホテルへと思っていたのですが、この時点でホテルの予約が取れてるか取れていないか分からない状態で来てしまっています。ホテルに着くと、なんか慌ただしい対応。どうやら満室のようだ。はぁ~
なんとかなるでしょ。いつも行き当たりばったりのモトアヴァンティのボスでした。

フランス選手権 ビラーサーキット

2005-05-12 | スーパーモタード
さあどうなる、フランス選手権ビラーサーキット参戦。まだライセンスが来ていません(汗
今週末の金曜日の朝に出発、夕方の受付・車検には間に合うように行く予定。
ル・マンから700km南東のVillar sous Ecotという町で行なわれる。

去年、私は3回ほど走りに行った事があり、唯一得意なコース。去年は一番惜しいところでSM650クラスに出れなかった。
山の斜面に出来ているコースで、アップダウンが激しく、ダートもなかなか難しい。
ダート部は大きなテーブルトップ、小さな2連、急なこう配の登り坂、逆バンクのダートターン、すぐに後に小さな2連、凄く楽しめる。アスファルトもまあまあ舗装されていて、酷くは滑らない。
今年はブツけ合いで飛ばされないように予選を確実に通るのが目標だ。
重いライダーにぶつけられると、あっという間に飛ばされてしまう俺。
去年はそれで飛んで、2回頭打って、足の親指の爪も取れてしまったのだ。痛ーい!

2004年のフランス選手権参戦時のビラーサーキット
http://www.motoavanti.com/shop/france/diary/09/0911.html
http://www.motoavanti.com/shop/france/diary/09/0912.html

フランスのガキンチョ

2005-05-09 | エクストリームスタント
こちらのガキンチョ(13歳以下)は普通にウイリーします。体力が続く限りし続けます。
自転車の国だからこそ自転車の技も進んでいます。
一緒に私とこうちゃん(メカニック)とガキンチョとでBMXなどで遊んでいます。

自転車乗りは、ちゃんと赤信号を守るし、曲がるときは手を出す習慣があります。
小さい子供も手を出して意思表示します。
それが普通なんでしょう。

ただ、4輪の運転は荒くて酷いですが・・・w

リッキーズのステッカーを自転車に貼ってくれています。
どうやらパリダカのカミオンに貼ってあったので、このマーク自体は知っていたようです。

世界選手権ベルギー戦2

2005-05-09 | スーパーモタード
前回のイタリア戦といい、ベルギー戦といい、スズキのRMZ450が多い事多い事。
やはりこちらでは、SUZUKIが大人気です。
町中はスズキがやっぱり多いし、テレビのCMでもスズキのバイクの宣伝は普通にしているし。例えばGSXR1000とかBANDITとか。

そう、RMZ450の評判はとてもいいそうです。みんなあんなに大きいコースでも4速で走っているそうです。
やっぱりライダーの腕ですね。