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モーニングサテライト・ウォッチ

2016.3.29 wbs・ワールドビジネスサテライト

2016年03月29日 23時59分59秒 | WBS
■マーケット

消費税引き上げに逆風 弱い個人消費
総務省が29日に発表した2月の家計調査では、1世帯当たりの消費支出が1年前と比べてプラス1.2%と6ヵ月ぶりの上昇となりました。この上昇には、今年が「うるう年」だったことが強く影響しています。うるう年の影響を除くと、1年前と比べて1.5%の減少となります。このため、総務省は基調判断を「弱い動き」と据え置きました。経済同友会の小林喜光代表幹事は「今年に入り金融的不安定性によって経営者のマインドが敏感になっている」と話しました。こうした状況によって、1-3月期のGDPや来年に控えた消費税増税に対する懸念が広がっています。



日本の対米投資 高水準続く
2015年の対米投資は前年の3.6倍に急増し、ITバブルの2000年を上回りました。日本からの投資も高水準が続いています。日本からの投資額は360億ドル(約4兆円)で、国別では前の年に続いて2位となりました。去年、日本は保険会社による大規模な買収がありました。米国は各国と比べ経済が堅調で人口が増えている先進国なので、これからも高水準の投資が続くと見られています。しかし、課題もあります。投資の方法に企業買収が多い点です。アメリカ経済に対する恩恵は企業買収よりも工場の新設など新しい事業を始める投資の方が雇用の増加などに結び付きやすい。また、租税回避を目的に税率の低い第3国から米企業を買収する場合も米経済にプラスにならないため、批判が高まっています。 
中継担当:大和総研NYリサーチセンター 土屋貴裕氏
《日本の投資額》
 ・ 15年 360億ドル(約4兆円)
 ・ 14・15年 国別で2位
《米保険会社の買収額》
 ・ 東京海上ホールディングス 約9400億円
 ・ 第一生命保険       約5800億円
 ・ NTTデータ デルのITサービス部門の買収合意
 ・ トランスカナダ 米パイプライン会社の買収発表



■ニュース特集

食品は「捨てない」 ヨーロッパの取り組み
廃棄食品がスーパーなどに横流しされていた問題は、私たちがいかに大量の食品を普段捨てているかを改めて考えるきっかけとなりました。食品廃棄は世界でも大きな問題となっていてヨーロッパでは新たな法律の整備やスーパーで廃棄直前の食品を利用する取り組みなども始まっています。番組ではフランス・オランダの取り組みを報告します。
《2016年03月28日 ニュース・モーニング・サテライトの再放送、下記URL参照》
http://creampan.seesaa.net/article/435791087.html



業界3位の逆襲・・・キーマンは“昨日の敵”
コンビニエンスストア3位のファミリーマートは1年前から、弁当や総菜など「中食(なかしょく)」をリニューアルしています。中食の好調で、既存店売上高は11ヵ月連続で前年を上回りました。その仕掛け人が商品本部長を務める本多利範取締役。実はセブン―イレブン出身で、am/pm社長を経てファミマに入った「コンビニのプロ」です。新商品に厳しい指摘をする一方で、本多さんは商品開発に手応えを感じ始めています。本多さんを起用したファミマの上田準二会長は、サークルKサンクスとの統合を控え、商品を「抜本的に変える」と話しています。ネット通販3位のヤフー。「Yahoo!ショッピング」を率いる小澤さんは楽天でオークション事業などに携わり、2012年にヤフーに入社。2年半で北海道から沖縄まで1,000回のセミナーを開きました。出店無料化でネットに縁遠かった店を取り込んだことで、ヤフーの店舗数は現在38万に急増しています。 取材先 ・トオカツフーズ ・ファミリーマート ・ヤフー ・ドゥオール
★(キーマンは“昨日の敵” その1 )【ファミマ中食で打倒セブンイレブン】
ファミリーマートとYAHOO!ショッピングジャパンの共通点は業界第3位ということ。コンビニでいうとセブンイレブンとローソン、ネット通販ではアマゾンと楽天という上位2社に追い付き追い越すための戦略。逆襲のキーマンは、かつてライバル企業に在籍していた昨日の敵でした。
コンビニエンスストア業界3位のファミリーマート。2強のセブンイレブンとローソンを追い上げるべく、1年前から弁当や総菜など中食を抜本的にリニューアルしている。中でも力を入れる戦略商品が、先週発売した炙り焼牛カルビ重530円。本格的な焼き色や香ばしい香りが特徴です。
いったいどうのように作られているのか、工場を訪ねました。牛肉をオーブンの上で直火で焼いている。炙り焼シリーズ専用の機械を新たに製造。コンビニでは初めての調理法です。
《トオカツフーズ野田工場・上村剛工場長》
「売れ行きのいい商品が多いので工場の稼働率も上がっている」
中食の好調でファミリーマートの1日あたりの既存店売上高は11カ月連続で前年超え、経常利益(2016年2月期)は過去最高を更新見込みです。その仕掛け人が商品本部長を務めるファミリーマート・本多利範取締役で、元々はセブンイレブンの食品本部長だった。韓国のセブンイレブンに転じておにぎりブームを起こしたこともあります。その後am/pmの社長を経て2010年にファミリーマート入社。業界を知り尽くすコンビニのプロです。
《ファミリーマート・本多利範取締役》
「いま工場も変えてしますし機械もどんどん変える3年計画です。セブンに勝つとか勝たないとかではない。我々の仕事の結果というのはお客さんが判断すること。その結果とういうのはお客さんが物を買ってくれて本部も店のオーナーも利益が出る、しかもお客さんも喜んでいる。この姿が勝つ勝たないではなく我々の最終の姿です。」
ファミマの上田準二会長が1年前に上田さんを商品本部長に起用しました。サークルKサンクスとの統合を控え、商品力強化を急いでいます。
《上田準二会長》
「彼を商品本部長にするときに、まず商品本部の担当者を一から教育、育成してくれ、と頼んだ。延長線上で考えていたら手直しで終わってしまう。抜本的に変える。」
★(キーマンは“昨日の敵” その2 )【ヤフー38万店で2強追撃】
ネット通販3位のヤフー。小澤隆生執行役員は元々楽天でオークション事業などに携わっていたが、2012年にヤフーに入社。現在ショッピングカンパニー長を務める。アマゾンと楽天におされるなか、2013年に出店料を無料化したヤフー。安定した利益を捨て、広告を収入の柱にするという賭けに出た。そこで抜てきされたのが、小澤隆生執行役員。まず目指したのが出店数の拡大。2年半で北海道から沖縄まで2年半で1000回の出店セミナーを開催した。もう1つの戦略が営業先への手厚いサービスです。この日、ヤフーの営業担当・小柳彩が訪れたのは、ナッツやドライフルーツを販売するナッツファーム荻窪。ドゥオール・高木真人社長はネット通販やパソコンの知識はなかったが、ヤフーのセミナーを受講し、去年11月にサイトを開設。担当者によるサポート体制も安心感につながっている。
《ドゥオール・高木真人社長》
「うちのような小さな会社でも、非常に参加しやすいシステムを作ってもらい非常に感謝している」
出店無料化でネットに縁遠かった店を取り込み、ヤフーの店舗数は無料化前の2万店から現在38万店に急増、商品数は2億商品に達している。
《ヤフー・小澤隆生執行役員》
「客にどういう商品を薦めるのかというのは、ヤフーが培った広告や検索の技術がものすごく生きる。あながちずっとアマゾンや楽天との差が埋まらないこともないだろう」
かつてのライバルを味方につけ追い上げる業界3位。王者を倒す日は遠くないかもしれません。



■【コメンテーター】梅澤高明氏(A.T.カーニー 日本法人会長)

カーナビ業界…劇的に変わる可能性
--現状では何とかスマホと競り合って勝負していますが、今後のカーナビの進化の方向性をどう見ていますか。
1つは低価格帯の部分はスマートフォンがどんどん入ってくる。アップルカープレイというアップルの新しいプラットフォームがあるが、これはiPhoneとつないでSiriで指示を出すと車載のディスプレイにナビゲーションが出る。ヘッドアップディスプレイ・HUDは、ディスプレイ不要でフロントガラスに色んな情報が映る。最近はARを組み合わせて、情報を複雑だけど見やすく、かつ安全に映すような技術も出てきている。もう1つ気になるのが、中長期の話になるが自動運転車が普及した時に、今のようなカーナビはいらなくなる可能性もある。いくつかの要因が絡み合って、これからの10年ぐらいでカーナビ業界は世界で大きく変わっていくだろうと思います。イノベーションを先んじて取り込んでいくような会社が生き残ると思います。


・洗濯物折り畳みロボ・今後はさらに家事を短縮できるかも
--共同出資会社まで造るということは、あながち夢ではないということですね。
洗濯物折り畳みロボはAI画像認識とロボットの制御を組み合わせた技術的にも難易度が高いがいいところまで来ているように見えます。画像認識について言うと、ランダムに丸まった洗濯物を認識するのも難しいし、複数のロボットが広げたり畳んだり形状に応じてやるのも難易度が高いと思います。機械学習の進化は相当早いので、デモでは5分ほどかかっていたが実際には2~3分に短縮もかなり早期にできると思います。
--実際の実用化はもっと早くなった方がいいですね。
家事労働はそもそもイノベーションのネタが満載で、大ヒットしたルンバ、今後お掃除ロボットルンバを使う前に部屋を片付けることができるロボットなどが出来れば、部屋は片付き、掃除ができ、洗濯物は畳まれていると、ほとんど家事から解放される。日本得意のAI+ロボット技術で色々な商品開発をしてほしい。


・“敵”の視点で強みを生かす
--ヤフーとファミリーマートがライバル企業から人材を引っ張ってくるという話を取り上げましたが、ライバルにいたからこそ見えてくる企業の実態があるんですか。
その会社がもっている一番の強みがわかります。元いた会社の弱みもわかります。だから競争戦略を組み立てるには競合から来た人はかなり役に立つ資産になると思います。
--ヤフーで言うと外の人が見つけている強みは何ですか。
ヤフー検索が国内ナンバー1であること。その検索のトップページからヤフーショッピングに誘導しているわけです。商品検索するとヤフーショッピングの検索結果が表示されます。これは楽天もアマゾンもできないことです。下位企業になればなおさら自社の強みを生かす。



■ニュース

コーヒー×和菓子 一体なぜ?
全国和菓子協会と味の素ゼネラルフーヅ(AGF)が組み、和菓子とコーヒーの組み合わせを提案する新たなプロジェクトを立ち上げました。和菓子と組み合わせるコーヒーは、去年8月にAGFが発売した「煎」です。香りの強い和菓子には「薄口」。味の濃い和菓子には「濃口」の相性がいいと言います。和菓子の売り上げは1993年をピークに落ち込んでいます。さらに、和菓子を買う主な層は60代以上になっていて、コーヒーとの組み合わせで若い世代を取り込む狙いです。都内の老舗和菓子店「船橋屋」ではSNSを積極的に活用して、若い客層を取り込んでいます。11年からフェイスブックを通じて商品のアピールを始めたところ、30代の男性を中心に、通信販売の売り上げが以前の2倍に増えました。また、SNS上でイベントを開催したところ客同士のコミュニケーションが生まれ、口コミ効果も出てきています。
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【和菓子の逆襲・コーヒーとコラボで新提案】
今日、コーヒーと一番合う和菓子の金賞というのが都道府県ごとに発表された。
今日都内で開かれた発表会。和菓子2.JPG
《味の素ゼネラルフーヅ・横山敬一社長》
「和菓子の新しい魅力を発見できるものと確信している。素晴らしい和菓子がたくさんあるので、地域の活性化につながる取り組みにつなげていきたい。」
全国和菓子協会と味の素ゼネラルフーヅはタッグを組み、和菓子とコーヒーの組み合わせを提案するプロジェクトを立ち上げた。和菓子と組み合わせるコーヒーは、去年8月に発売した17年ぶりの新ブランドで日本の軟水に合う「煎」。香りの強い和菓子には薄口、味の濃い和菓子には濃口が相性が良いといいます。
《全国和菓子協会・細田治会長》
「和菓子とコーヒーは合わないわけがないと強く信じている」
和菓子の売り上げはは1993年の5984億円をピークに2014年は4700億円と落ち込んでいる(全日本和菓子協会調べ)。さらに和菓子を買う主な層は60代以上になっている。和菓子とコーヒーとの組み合わせで、取りこぼしている若い世代を取り込む狙い。
和菓子とコーヒーは本当に合うのでしょうか。
広島で金賞に選ばれた銘菓・にしき堂のもみじ饅頭は濃口のコーヒーに合う。練り切りという白あんを練って作った和菓子は、薄口のコーヒーに合う。
《菓匠京山・佐々木勝社長》
「どうしても若いお母さんはケーキになる。おばあちゃんとかがいるとお彼岸だからおはぎとかあるけど。でも珈琲と合わせると変わっていくかもしれません。是非そうなってもらいたいと思います。」
和菓子には緑茶という既成概念を取り払うことで、和菓子の新たな楽しみ方が広がると期待します。
【和菓子の逆襲・SNSでファン獲得】
都内の老舗和菓子店「船橋屋」。江戸時代から210年続くこの店の看板商品が「元祖くず餅」。年間で500万食以上売り上げる。若い客層を取り込むために船橋屋が仕掛けたのがSNSの積極活用です。船橋屋では2011年からフェイスブックを通じて商品のアピールを始めた。記事は毎日更新し、文章の最後には自社の通販サイトのURLを必ず入れる。30代の男性などを取り込み、通信販売の売り上げは導入前の2倍に増えた。SNSをきっかけに来店客も伸びているといいます。また自社商品を使った写真投稿のコンテストを開催。イベントを通じて客同士のコミュニケーションもSNS上で生まれたといいます。
《船橋屋・佐藤恭子さん》
「フェイスブックの利用者は20~40代。働いている人が多い属性を持っている。そこにアプローチをしていくためにフェイスブックを選んだ。今SNSの中で言われているのがインスタグラムがあり、若年層にアプローチするツールとして合っていると思っているので、インスタグラムもいろいろな取り組みをしていきたい。」



専用機器 冬の時代・・・カーナビ販売が堅調なワケデジカメ.JPG
スマートフォンが急速に普及する一方、売り上げが落ちている製品があります。例えば、デジタルオーディオプレーヤーの2008年の国内出荷台数は665万台でしたが、わずか数年後には、6分の1以下まで落ち込みました。そんななか、気を吐いている製品がカーナビゲーションシステムです。パナソニックが29日に発表したカーナビの新製品は大きな画面を採用することで、操作性を高めました。カー用品専門店のイエローハットによりますと、スマホをカーナビ代わりに使う人はいるものの、センサーの精度などでまだカーナビに分があるといいます。カーナビ各社はスマホの台頭を受けて、高付加価値の商品開発に力を入れています。パナソニックは業界で唯一、ブルーレイディスクの再生機能を搭載しています。また、パイオニアは音楽配信会社と組んで、去年から車内専用の音楽配信を始めました。

スマートフォンはたくさんの機能が入っているので便利で急速に普及しているカーナビ.JPGが、その一方でスマートフォンに機能を奪われた専用機器は軒並み市場が縮小している。コンパクトデジタルカメラは急激に出荷台数が減少。デジタルオーディオプレーヤーの出荷台数は2008年が665万台だったのに対し、2015年は102万台に減少。こうした中、唯一気を吐いている専用機器がカーナビゲーションシステムです。その背景を追いました。
今日、パナソニックが発表したカーナビの新商品「ストラーダ(6月発売予定・実勢価格17万円前後税込)」は、従来のフロント部分にはめ込むカーナビと違い、ディスプレーを前面に浮き出す形にした。それによりディスプレーサイズを、通常の7インチから9インチに拡大することに成功。ナビ画面を簡単に確認できるようになり、捜査もしやすくなったのが特徴の1つです。
《パナソニック・インフォテインメントシステム事業部/木村真人》
「カーナビは運転しながら触る。大きい画面にし大きいアイコンを使い、簡単に使ってもらうのが車の部品としては重要。客がカーナビに求めたいものをどんどん入れていく。」
これまで9インチのディスプレーを設置できなかった車種も装着が可能になった。設置車種を広げ、販売の拡大を狙う。実はカーナビはスマートフォンの登場にもかかわらず、市場が底堅く推移している数少ない専用機器なのです。
《イエローハット用賀店/由井憲一郎さん》
「スマホやiPadは自分の車の位置精度が悪い。(カナービは)自分の車の傾きを検知できるセンサーと車が何キロ走っているという情報をナビゲーションに入れることができる。よってナビゲーションの精度が上がります。」
多くの専用機器が低迷する中、カーナビは専用機器ならではの高機能を維持できているため、今も根強く支持されているのです。しかし車の販売が伸び悩む中、大きな市場の成長は見込めません。さらにスマホのカーナビ役も存在感を増しています。IT大手ヤフーの「ヤフーカーナビ」は無料で使用できることから既に600万ダウンロードを超えている。位置情報など精度にはまだ弱点が残るものの、克服のための開発が進んでいるといいます。そんな中、パナソニックは2年前からカーナビ業界で唯一ブルーレイディスク再生機能を搭載しています。振動が多い車の中では難しいと誰てきましたが、独自技術で克服しました。パイオニア.JPG
一方ライバルのパイオニアは、売りにしているのは社内専用の音楽配信です。130万曲を聴き放題で聴けるといいます。音楽配信会社の「レコチョク」と組んで去年5月に始めたミュージッククルーズチャンネル(年3240円)です。特徴は楽曲データをスマホやカーナビに保存するのではなくサーバー上に保存していることです。従来は録音する作業が必要だったがそういうことが要らなくなった。このサービスを利用できるカロッツェリアの「サイバーナビ」の「ミュージッククルーズチャンネル」対応は現在8機種で、1台14万円~25万円程度です。運転中にスマホを手に取るのは危険なため、選曲などすべての操作はカーナビ側に集約しています。パイオイアは安全と娯楽の両立がスマホに市場を奪われない鍵だといいます。



シャープ髙橋社長が退任へ
経営再建中のシャープの髙橋社長が、6月の株主総会をめどに退任する意向を固めたことがわかりました。中国での液晶パネルの販売不振などが響き、2016年3月期の連結最終損益は2,000億円規模の赤字になる見通しで、業績悪化の責任をとります。一方、シャープ買収を目指す台湾の鴻海精密工業は30日、取締役会を開き、具体的な買収条件などを協議する予定です。鴻海は買収が実現すれば、後任社長を送り込む見通しです。



過去最大96兆円超の予算成立
一般会計の総額が過去最大の96兆7,218億円にのぼる2016年度予算が29日、成立しました。成立した予算は、年金などの社会保障費が、31兆9,738億円と過去最大を更新したほか、安倍政権が掲げる「1億総活躍社会」の実現に向けて待機児童を解消するために、保育所などの、受け皿拡大のための予算も計上しました。



集団的自衛権の行使可能に
歴代内閣が禁じてきた集団的自衛権の行使を一部容認することなどを含む安全保障関連法が29日、施行されました。安倍総理大臣は国会で「安保法で日米同盟は強化された」と意義を強調したうえで、一部野党が安保法の廃止法案を提出しているのに対し「廃止すれば日米同盟の絆は大きく毀損する」とけん制しました。一方、政府は自衛隊が武器を使って国連職員などを守る「駆けつけ警護」など、安保法で新たに可能になる任務の実施時期を参院選後の秋以降に先送りする方針です。一方、国会前には、安保法は憲法違反だなどと抗議する大勢の市民らが集まり、廃止を求めて声をあげました。



“洗濯物折り畳みロボ”で新会社
パナソニックや大和ハウス工業などは、「全自動洗濯物折り畳み機」=ランドロイドを量産化するための共同出資会社を4月に設立すると発表しました。世界初の折り畳み技術はベンチャー企業の「セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ」が開発したもので、3社が出資する新会社の名前は「セブン・ドリーマーズ・ランドロイド」となります。2016年度中の先行販売に向け技術開発を加速する狙いで、洗濯・乾燥・折り畳みの一体型の家電や、部屋や棚に自動で衣類を仕分ける住宅組み込み型も今後、開発していきます。



KDDI 気持ち伝える縫いぐるみ
KDDIは29日、動かすだけで相手に気持ちを伝えられる縫いぐるみ「コミクマ」を開発したと発表しました。コミクマには、通信モジュールと、12個のセンサーを内蔵しています。なでたり、抱いたり、コミクマに触れる動きに応じて、11種類の中から「なかよし」「大好き」などの思いを表現したスタンプが、相手側のコミクマの胸の画面に表示されます。高齢者や子供でも簡単に操作が可能で、60代以上の祖父母とその孫を対象にした実証実験では、1日の平均スタンプ交換数はおよそ200にも上りました。離れて暮らす家族が一体ずつ持つ利用スタイルなどを想定し、来年の発売を目指します。
《KDDI宣伝部担当部長/塚本陽一氏》
「入院しているなど電話を使ったコミュニケーションがしづらい環境、広いターゲット層を狙える」



■【トレたま】靴に履かせる消臭スプレー

従来の消臭スプレーはつま先まで届かない、靴を手で持つなど厄介なものが多い。“シューデオスプレー”は靴を履かせるように入れスタンプを押すようにすると靴にスプレーが行き渡るため、片手でできて靴を持つ必要もない。グラフィコ・岩重杏子が用意してくれた足の臭いの“もと”イソ吉草酸、お父さんの足のにおいの1000倍のイソ吉草酸、これにスプレーするとさわやかな香りに変わる。靴に履かせるスプレー“シューデオスプレー”780円30日発売

【商品名】シューデオスプレー
【商品の特徴】靴に履かせて使う消臭・除菌スプレー。履かせることで靴を持たず、片手で簡単に操作できる。
【企業名】グラフィコ
【住所】 東京都品川区大崎1-6-1 TOC大崎16F
【価格】 780円(税別)
【発売日】3月30日
【トレたまキャスター】大澤亜季子





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