南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

マツキボシゾウムシ

2021-03-31 20:39:38 | ゾウムシの仲間
桜の開花は例年より早いようだが、昆虫の出も早いのだろうか?
ゾウムシの仲間も次々と現れてきた。

ツツジの花が咲いていて、そこに比較的大きな7mmほどのゾウムシがいた。
この白いまだらのところは、汚れがついているのか、こういう模様なのか??

見たことあると思ったのだが、どうしても名前が出てこない。

落ちていた枯れ枝に乗せて撮影してみた。





帰宅後調べると、5年ほど前に撮影したマツキボシゾウムシだった。






確かにこのそばに何本も松がある。
そこから落ちて下のツツジにいたのだろうか?

こういう色合いのようで、この白いまだら模様も汚れではなかった。
2~3mmのゾウムシばかり撮っていたので、このくらい大きいと撮りやすいのがいい。




ファウストハマキチョッキリ 2021

2021-03-28 16:53:23 | ゾウムシの仲間
数年前に我が家の近くでファウストハマキチョッキリを見つけびっくりしたのですが、今年も出てきました。




何ともこの色がいいです。
ただ、かなり小さく3-4mmくらいでしょうか。

カエデの花が咲くころいち早く出てきます。






成虫で越冬するようです。
産卵を見たいのですが、これが難しい。

もっと大きな、イタヤハマキチョッキリも見られるのですが、今年はどうだろう。

以前の記事はこちらです。 → クリック




タカオマルクチカクシゾウムシ

2021-03-27 18:54:10 | ゾウムシの仲間
3月下旬となり、気温も上がり樹々も芽生えてきた。

前回のイボタロウヒゲナガゾウムシは、近所のカエデにどういうわけか今年は多い。
そして今日はタカオマルクチカクシゾウムシがいた。
2015年5月に違う場所で初めて見つけて、それ以来出会えていなかった。





似たのが何種かいるようだが、たぶんタカオマルクチカクシゾウムシでしょう。

横から見ると胸の横がウロコのように逆立って見える。




正面も。




いつもは弱くフラッシュを当てて絞り込むのだが、今日は天気も良いので自然光で撮ってみた。

次々と今年初お目見えのものが出てきた。



イボタロウヒゲナガゾウムシ

2021-03-25 21:10:18 | ゾウムシの仲間
昨年より少し早めだが、カエデが芽吹いてきた。
わずかに葉が開き蕾が出てきた程度だが、マルムネチョッキリがいて、早くもイボタロウヒゲナガゾウムシが出てきた。





顔は、やはりヒゲナガゾウムシっぽい顔だ。




昨年初めて見て、これは何だろうと思ったが、イボタロウヒゲナガゾウムシで合っていると思う。
この幼虫は、イボタロウムシというイボタカイガラムシの幼虫に寄生するということだ。
これから4月いっぱいくらいは、このカエデではいろいろな虫が見られるようになるので楽しみだ。



ルリタテハ

2021-03-19 17:08:19 | チョウ
いよいよ蝶が飛び始めた。

遊歩道で、ルリタテハが舞っている。
一カ所でグルグルと飛び回り、地面にとまった。




また、飛び上がり、こんなところにとまる。





次には、こんなところにも。




だんだん近寄って撮れるようになり、真上から。





かなり接写できたのをトリミングしたら、複眼がこんな風に見えた。





ここまで近寄れるのならと、手をゆっくり近づけると、触れるくらいでも平気だが、ちょっと触れると逃げた。

でも、3回目に指をすごくゆっくり近づけると・・・






乗った!!!
こうなると少しぐらい動かしても平気だった。

羽化したての蝶は手乗りになるが、冬前に羽化したのでも乗ってくるのですね???





南大沢で観察された蝶リスト

2021-03-18 11:27:40 | チョウ

いよいよ暖かくなり越冬から覚めた昆虫も出始めた。


キタテハが公園の隅の地面でずっとじっとして日向ぼっこ。




そのほかにも、ヒオドシチョウも飛んでいた。




「南大沢の自然」トップページに載せてある「南大沢 蝶リスト」を9年ぶりに見直しましたが、チョウを積極的には見ていなかったので、リストは増えませんでした。
この9年で、見られなくなったチョウや、逆に以前は見つけることが少なかったのに容易に見られるようになったチョウもいます。


見つけにくくなり、見やすさの記号が△から×になったのは以下のチョウです。

ウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)
メスグロヒョウモン
ミドリヒョウモン
スミナガシ
ミヤマチャバネセセリ



×から△になったのは以下のチョウです。

ナガサキアゲハ
オナガアゲハ
ムラサキツバメ
コムラサキ
アオバセセリ


これらはあくまでも個人の判断なので参考にして下さい。



このブログではJpeg画像しか載せられないので見にくいですが、PDFは「南大沢の自然」トップページの「南大沢 蝶リスト」からご覧ください。


ちなみに、そのトップページからは「南大沢 野鳥リスト」も開くことができます。
ここには最近見られたトモエガモやアオバトなど7種追加し115種となりました。
ヒレンジャクも先日観察されましたが、リストには次回追加いたします。



テングチョウ

2021-03-11 16:15:15 | チョウ
長池公園の8羽のトモエガモは4羽減ってしまったが、オス3羽メス1羽がまだ残っている。
このカモたちが北へ帰ったら、昆虫写真に移行しようとしているが、まだ残っているので鳥の写真撮影が多く、こちらのブログ更新が滞っています。

このブログを訪問される方は、野鳥撮影している方も多いと思いますが、「南大沢季節便り」で野鳥写真も見ていただけると嬉しいです。



今日大平公園の池のところにいると、一瞬チョウが飛んで地面にとまったように見えた。

確かこのあたりと思って撮影したのがこの写真。
どこにいるかわかりますか??





肉眼でよく見ても、見えの悪い私の目では全くよくわからない。
枯葉に紛れてしまっている。
カメラでこの画像を拡大しても良くわからない。

あとで分かったのですが、ここにいました。





真ん中に右上を見ているテングチョウがいた。
一枚目の写真はこのあたりと撮影したのですが、はるか下の方にいて少しピンボケでした。

本当は下の写真のように、翅を若干広げてオレンジ色が見えたので、わかりました。




成虫越冬していたのが、眼が覚めてこれから繁殖時期です。

これからいろいろな蝶がますます増えてきますね。

テングチョウが見にくいというのは、以前にも記事にしていました。